それでは「3: ライティングに重要なリサーチ方法」から始めます。
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目次
3: ライティングに重要なリサーチ方法
ライティングがスムーズに進まない理由として「リサーチ不足」を紹介しました。
「リサーチ=調査」ですから、これから文章に書き出したい内容を知っていないといけません。
すでに知っていることだったとしても、念のため調査しておくとスムーズに書き進められますし、あまり詳しくないことなら、必ず調査をしておくことが重要となります。
では、どうやってリサーチを行えば良いのか。
ここで覚えておいてもらいたいのは「正しい情報だけを選ぶ」ということです。
いくら時間と手間をかけてリサーチしても、調べた情報が
・ねつ造されている
・間違っている
・曖昧
であったなら、これらのものをライティングで使うことができません。
ですので、投稿されている内容を見極める力が無い限りは
・2ちゃんねる
・煽り系のお金稼ぎ優先ブログ
・広告費で稼ぐ系ブログ
こういうところに掲載されている内容は、冷静に裏どりしながら使えそうかどうかを判断してください。(絶対にウソが書かれている訳ではなく、世の中に出にくい真実もあります。ただ、煽っているだけというのも一定数ありますので注意は必要ということです。)
このような前提を覚えておいていただき、冷静にリサーチを進めるために、最初に安心して使えるものは何かというと「書籍」です。
書籍の場合、校閲と編集が入っていますから、あまりにも現実離れした内容や、ウソで固めた内容を世間に出すことはできません。
この部分で、かなり安心してリサーチに活用することができます。
そして、次の段階。
書籍である程度の基礎知識を身につけた後、ネットや図書館で詳しい専門的な情報を探していきます。
このような流れでリサーチを進めると正しい基礎知識がありますので、専門的な内容や応用的な内容を調べるとき、基礎の部分をあえて見ることで自分の中の基準と照らし合わせ、間違いがないかどうかがわかります。
基礎の部分に間違いがなければ、専門的なことや応用的なことについても、かなりの確率で間違っていないので使える情報となります。
さらに、もっとリサーチを行い、読者の心に響くものを書こうと思うなら、実体験をすることが大切です。
こういうと、
「実体験できないことはどうするんですか?」
という質問がよく出てきます。
確かに世の中には実体験できないことがたくさんあります。
例えば私の経験からお話すると「家の解体工事」について調べたとき、自分で解体工事の現場に入って手伝うことはできません。
これは素人が入ると危険ですし、単純に邪魔になるだけです。
では、どうやって体験するのかというと、住んでいる地域でウロウロ歩いたり、車で移動したり、バイクで走ったりして、解体工事が行われている場所を探します。
そして、近く(邪魔にならない場所)から工事を眺めてみるんです。
そうすると、現場で働いておられる方の動きや解体の手順がわかってきます。
また、見ている視点は素人視点ですので、いろいろと疑問も湧いてきます。
・あれはどうやって壊すんだろう
・どうやって運ぶんだろう
・そんな音がするんだ
こういった現場を見ることで感じたことを記録しておくと、ライティングするときに読者目線での内容を書くこともできるんです。
実体験できない場合でも、実際に
・現場を見る
・現場の音を聴く
・現場の香りを感じる
・現場の体に伝わるものを知る
こんな体験をするだけでも、かなりリサーチが充実し、文章に落とし込んだときリアリティのある内容に変化していきます。
ライティングはリサーチで8割決まります。
家の中からネットだけで調べるのはリサーチではありません。
体を通して感じることがあってこそ、ライティングがスラスラ進むリサーチとなります。
4: Web向けの記事作成5つのポイント
Web向けの記事を作成するときには5つのポイントがあります。
4.1: 文字数に限界がない
紙での記事には紙面という制限がありますから、必ず文字数制限があります。
しかしWebでの記事には文字数の制限がありません。
これはライティングする側からすると大変楽なのですが、一方で必要のない文章まで紛れ込んでしまうことになります。
また、Webの記事には「1500文字以上書きましょう」とか「文字数は多い方がいい」という意見もあるため、不必要な内容まで無理矢理含ませて文字数をとにかく増やそうとする人もいらっしゃいます。
しかし、これは意味のないことですし、読み手の視点から見ると「やめてもらいたい」ことなんです。
ですから、Webの記事を書くときには、必要な内容だけ書くことを意識してもらいたいと思います。
4.2: 余白が大切
Webの記事を書くとき、ほとんど方はパソコンで書かれると思います。
そのため、横長の画面で読むイメージとなりがちなのですが、実際に読まれるときにはスマートフォンが多いという事実を知っておきましょう。
イメージしてくださいね。
パソコンは横長の画面。スマートフォンは縦長の画面(しかも小さい)。
この違いを意識せずに文章を書いてしまうと、スマートフォンで見たとき、文字が洪水のように押し寄せてくる感覚になります。
そうすると、まず、読まないです。
文字がごちゃごちゃいっぱいあるものなんて、誰も読みたくありません。(だから論文や説明書や法律関係のものは読まないのです。)
ですので、文章と文章の間には「広すぎるかな」と感じるくらいの余白を設けておきましょう。
また、余白は「ちょっと心配」という方は、余白の代わりに画像を使うことで、目を休めてもらう&文章の流れを緩やかにすることもできます。
一番いいのは、自分が投稿した記事をスマートフォンで必ず確認することです。
自分が読みづらいものは、誰が見ても読みづらいですからね。
4.3: 次へ誘導しやすい
Webの記事の最大のメリット。
それは、関係のある他の記事へリンクをつけて、一発でジャンプさせることでしょう。
これは紙の書籍では実現できません。
ひとつだけの記事で終わらせるのではなく、関係のある記事を紹介しておくことを忘れないでください。
人は自分で探してはくれません。
こちらが「こういうのもありますよ」と提示してこそ、「あっ、そうか」と納得して選んでくれます。
4.4: パクられる
Webの記事は簡単にパクられます。
コピペすれば完了ですから簡単です。
だからと言って、パクるのは良くありません。
でも、パクられるのを防ぐことはできません。
人によっては、コマメに自分の記事がパクられていないか調査している方もいらっしゃいますが、これは好きずきです。
パクられたとき、どういった対応をするかは人それぞれなので、ここでは言及しません。
ただ「自分はパクらない」ということだけを決めておきましょう。
4.5: 反応が簡単に分かる
反応のない記事を書き続けても残念な結果しか訪れません。
今はGoogleのサービスである
・アナリティクス
・サーチコンソール
これらを活用すると、どの記事が反応されているのかどうかがわかります。
反応されているのなら、関連した記事を書くことができます。
反応されていないのなら、書き換えるか視点を変えてテストすることができます。
どちらにしても、良くなる方向へ改善することができます。
これがWeb向けの記事を作成するとき、最高のポイントになります。
それではここで少し休憩を入れます。
次は「webライティングの外注依頼の相場と料金と注意事項」についてお話しします。
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