『第2回:webライティングのポイント7つ』の続きです。
ここからお読みの方は第1回に戻っていただくと、より理解が深まると思います。
第1回:Webの記事ライティング【初心者向け】書き方の教科書
第2回:webライティングのポイント7つ
それでは第3回目は「16:やってはいけないライティング方法 ~ 18:文章力を上げる5つ方法」までをお送りします。
目次
16: やってはいけないライティング方法
ライティングを行う上で、やってはいけない方法というものがあります。
知らず知らずのうちにやっていたり、ネットで仕入れた情報が正しくなかったりして、実はあなたのライティングを阻害している可能性があります。
それでは順に見ていきます。
(1)リサーチしながらライティングする
これをやってはいけません。書き出しや本文を書くときは、ライティングだけに意識を集中しないといけません。
人はリサーチして調べながら、頭の中で整理して考え、指からキーボードを叩いて文章にすることはできません。
出来ている気がしても、頭の中で整理できていないことが多いため、調べた内容がそのままコピペのようにキーボードから流れ出ていることがあります。
これでは集客するためのツールとして、集客するための情報資産としての価値が無くなります。
(2)自慢話
ライティングするときは「読者目線」を忘れないようにしてください。人によっては自慢話に終始する方もいらっしゃいます。
これは少し考えるとわかりますが、他人の自慢話を率先して聞きたい人なんていません。自慢話をする人からお金を頂いている状態(キャバクラのお姉さんたち)なら別ですが、自分が何かに悩んでいて解決方法を探している時に
「オレさぁ(わたしね)、○○得意なんだよ(なんですよ)。」
なんて聞かされても、ちっとも心が動きませんね。
文章もこれを全く同じ。話をする「相手」のことを考えてライティングしてください。
(3)行き当たりばったりはNG
今回の話の中でも登場しました「アウトライン」。
これはライティングに取りかかるまでに、必ず作り上げておきましょう。
アウトライン(構成)が無いまま、曖昧なままライティングを進めると、
「次に何を書こうか」
と考える必要が出てくるため、せっかくライティングに集中できてきた頭を元の「考える頭脳」へ引き戻してしまいます。
考える頭脳と書く頭脳は別々です。
二つを同時にフル回転で使える人は、そんなに多くないでしょう。
まずは「考える頭脳」をフル回転させ、アウトラインを作る。
次に「書く頭脳」をフル回転させ、ただただライティングする。
これがおすすめです。
「ライティングが思うように進まない」と悩んでおられる方に話しをお聞きしますと、この3つの理由が圧倒的に多いものです。
すでに分かっている「やってはいけないこと」ですから、気を付けてライティングすることで、これまでよりもスムーズにライティングが進むはずです。
17: 最初は「質より量」を優先
ライティングの勉強を始める。
ネットで情報を集める。
そうすると「質が大事」という言葉を見ることになります。
確かに「質」は大切です。でも、最初から質を追求することはできません。
これは文章だけに限らず、どのようなことも同じです。
・楽器
・陶芸
・フラワーアレンジメント
とにかく最初は「量」をこなすことで、少しずつ「質」が上がっていきます。
最初から「質」を重視して行うと、数をこなすこともできないまま、ただ「どうしてだろう」と悩んで時間を消費するだけ。
ライティングも他のことと同じで、手を動かさないと力は付きません。
最初は「質より量」を重視してライティングを行いましょう。
一つ目よりも二つ目。二つ目よりも三つ目。少しずつ質が向上していきます。
「最初から量より質が大事」という言葉に騙されないでください。これはあなたにライティング能力を付けさせない方法です。
18: 文章力をアップする5つの方法
最後に文章力をアップする方法をお伝えします。意外にこれからお伝えする5つのことを知らなかったために、文章力が向上しなかったという方がいらっしゃいます。
18.1: 場所
文章を書く場所は大切です。
あなたはどのような場所なら文章をスラスラと書けるでしょうか?
僕の場合は静かな空間です。テレビやラジオの音もなく、BGMも鳴っていないところが快適です。
知人はスタバとかタリーズとかが快適だそうです。人によっては新幹線の中が快適という人もいます。
文章を書く場所に良い悪いはありません。
大切なのは、あなたが快適かどうかということ。
自分がライティングするとき、快適な場所を見つけておきましょう。
18.2: 機材
ライティングを行うとき、パソコンで行うことが多いと思います。スマホを使う人もいるかもしれませんが、まだまだパソコンが多いはず。
そこで、ライティングするときに使うパソコンも文章力をアップする方法の一つになります。
まず、あなたのパソコン、フタを開けて電源を入れたとき、どれくらいの時間で使えるようになりますか?
もし、使えるようになるまでに5分、10分と必要なら、その間にライティングしようという気持ちが萎えてしまいます。
やっとパソコンが起動して、ワードを起動したとき、すぐにワードが使えるようになるでしょうか?
ここでも、モサモサとワードが3分、4分かかって使えるようになるのなら、ライティングの意欲は激減していきます。
ワードが起動しました。キーボードから文字を入力すると、漢字変換に時間がかかっています。こんな状態ならスラスラとキーボードから入力して文章を書くことはできません。
「ライティングなんてやめてしまおう!」と思うのが普通です。
ということで、ライティングを行うときには
「すぐ使えてサクサクと文章が書ける機材」
こういうものが必要になります。
ライティングだけを行うノートパソコンを用意してもいいですね。
僕の場合は文章入力だけに特化した、テプラで有名なキングジムの
「ポメラDM100」
を使っています。
※現在の最新機種は「DM200」です。
文章を書くときのツールは、書き手の気分を変えてしまいます。
どれだけ書く気になっていても、スムーズに動かないパソコンでは、一瞬にして書く気力が萎えてしまいます。
ツールの快適さはお金で手に入ります。惜しみなく投資してください。
18.3: 面白さ
ライティングを行うとき、何について書くのかというテーマが存在します。
このテーマに対して「面白がれるか」ということが大事です。
必要だから書くのではなく、本人も面白いと感じていなければ書き続けることはできません。
好きかどうか。
面白がれるかどうか。
趣味が仕事になっている人なら大丈夫でしょう。
儲かるからやっている、という人の場合は少し難しいかもしれません。
好きで面白がれるなら、あなたの文章力は必ずアップします。
18.4: 足を使う
ライティングはリサーチで決まります。
ですからリサーチには足を使いましょう。
・ターゲットが集まる場所へ足を運ぶ
・ペルソナが居る場所へ足を運ぶ
・現場へ足を運ぶ
・同業者の説明会へ足を運ぶ
・書店で流行を見つけに足を運ぶ
・図書館で信頼度の高い情報を見つけに足を運ぶ
ネットだけではリサーチとは言えません。
他の情報源に足を運び、体で感じることが大切です。
体で感じたことは、文章を書くとき「名詞と動詞」に置き換えられます。ネットだけで得た情報から文章を書くとき「形容詞」が登場します。
そして人は「名詞と動詞」に興味を持ち行動しますが、「形容詞」はハナクソみたいなもので興味も持たれなければ行動を起こしてくれることもありません。
18.5: 書き留める
いつもメモとペンを持ち歩きましょう。
スマホではいけません。スマホは電源を入れたり、パスワード解除という動作が必要なので、ここ一番で「面倒だし後にしよう」となりがちです。
その点、メモとペンなら、いつでもサッと取り出し書けます。
ということで、メモとペンをいつも持ち歩き、
・電車の中で聞こえてきた会話
・道ですれ違った人の会話
・店頭のチラシ
気になったことを分類せず、良いか悪いかも気にせず、とにかくメモに残していきましょう。
こういう行動を続けると、言葉の表現方法や、素人さんへの言い回しなどが増えていきます。
また、日常生活の中で、どのような言葉を使っているのかもわかりますから、文章を書くときに(特に書き出し)で興味を引く材料にすることができます。
私も最近、神奈川県の東神奈川駅で女子高生のおもしろい会話を聞くことができました。今すぐ文章に使える会話ではありませんが、その時が来れば絶対に使おうと決めています。
さいごに
3回に渡ってお伝えしました「Webの記事ライティング【初心者向け】書き方の教科書」いかがでしたでしょうか。
「思うように記事がスラスラと書けない。」というお悩みが、今回の教科書で少しでも改善できれば幸いです。
Web記事の書き方で他にもお悩みがある場合は、問い合わせからメッセージを送ってください。
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