コンテンツやセールスレターを書くとき、リサーチが大切なことをご存じでしょう。
しかし、リサーチが大切だとわかっていながら、実際にはどうやってリサーチすれば良いのか分からないという方もおられます。
そこで、私が執筆する上でいつもやっているリサーチについてお伝えしていきます。
1: 私たちは毎日リサーチしている
リサーチを考えると、何か特別なことのように感じるかもしれません。
特別なことだから、あまりリサーチはやりたくない。そんな人もいることでしょう。
しかし、ここで注意してほしいのは、私たちは毎日何かについて必ずと言っても良いくらいリサーチをしています。
例えば、
- あの女優さんが着ていたヨガウェアはどこで売っているんだろう?
- 気になる同僚のために、誕生日を知る必要がある。
- 今年のオスカー受賞者を知りたい。
こういった問題に対して、私たちはリサーチを行っています。
そして、リサーチ結果を自分でまとめ、誰かに伝えることはほとんどありませんが、誰かがまとめた情報を頼りにすることはあります。
- 女優さんが着ていたヨガウェアを調べてブログに書いた人
- 同僚の誕生日を何らかの会話から知り覚えていた人
- オスカー受賞者を速報として伝えた人
彼ら彼女らは自分でリサーチした結果を、いつか誰かが問題にし、答える必要があると知っているからこそ、情報をまとめていたのだと言えます。
2: リサーチは書くことからはじまる
このように私たちは常にリサーチをしています。
しかし、リサーチした結果を鵜呑みにすることは大変危険でもあります。
というのも、インターネットが発達したことで、信憑性の低い情報が蔓延し、場合によってはフェイクニュースがあたかもFACTのように伝わっていることもあるからです。
そこで、リサーチ結果を冷静に、第三者の目線で捉え、かつ、自分の記憶の奥深くへ焼き付けるためには「書く」という行為を行うことが重要です。
一握りの特殊な能力を持った人物でないと、少し調べただけの内容を瞬時に記憶することはできません。著名人が発表している内容を、見ただけ読んだだけで鮮明に記憶できる人は希な才能の持ち主です。
だから、私たちはまず、不確かな情報にしないため、忘れないためにメモを取ることから始めなくてはいけません。
そして、メモを取ったことで落ち着いて情報を俯瞰することができます。
俯瞰すると、これまでの視点とは別の見え方が出てくることもあります。
気づきにくい関係性や複雑に思える理由がわかってきます。
情報を整理するためには、記憶以外のサポートが必要になります。
さらに、リサーチによって蓄積されたメモと頭の中の記憶によって、あなたの主張(考え)が浮かび上がってくるでしょう。
ここで注意してもらいたいことは、主張や考えを頭の中だけで組立て整理できる人は一部の天才以外ほとんどいないと言うことです。
頭の中をぐるぐると流れ巡る淀んだ情報を、紙という固定された場所へアウトプットすることで、私たちははじめて考えが良いのかそうでないのかを判断することができます。
このような理由があるため、リサーチは書くことから始める必要があるのです。
3: 書くこと=考えること
書くことによって情報が整理され、淀みのない考えが見えてきます。
そして、ここまでリサーチが進むことで、はじめて自分目線ではなく読者目線で考えることができるようになります。
ここ、大事なところです。
コンテンツやセールスレターを書くときには、自分の主張よりも読者に役立つことを伝えなくてはいけません。
読者のために考え、読者の未来のためを考える。
こういった視点は、自分という主語から解き放たれることでしか手に入れることはできません。
書くこととは、読者目線で考えることにも通じているのです。
4: 良いリサーチは問いから
さて、良いリサーチを行うには、どうすれば良いのかを紹介します。
冒頭でもお伝えしましたとおり、リサーチとは問題(問い)から始まるものです。
ということは、良いリサーチとは、良い問いからしか生まれないのです。
そこで良い問いの方法をお伝えしておきます。
もっとも使いやすい良い問いの方法とは、多くの人が興味を持っていることから問いを見つけること。
例えば、
- 関連する書籍のタイトルに使われているワード
- 関連する書籍の目次に頻繁に登場するワード
- 専門家向けなら専門家向けデータベースを図書館で活用
家でリサーチを行うのなら、
- Googleキーワードプランナー
- Amazonでの検索
- お悩み質問サイトに多く出ている質問ワード
このようなところから「良い問い」を見つけることができます。
特に1万部以上売れている書籍、毎月安定して売上を伸ばしている雑誌などは、大変有意義な問いを与えてくれます。
リサーチはネットだけではなく、リアルな書店に足を運ぶことで
『実際に売れているもの = かなり関心のあること = 深い悩み = 良い問い』
という公式から「いま」問うべきことを肌で感じることができます。ライバルよりも真に迫った役立つ情報を提供したいと考えておられるのなら、このひと手間を実施していただきたいところです。
さいごに
リサーチは時間が必要ですので面倒かもしれません。しかし、コンテンツやセールスレターで成果を出したいのなら、リサーチを行わないと読者目線の内容にはなりません。
また、自分の好きなジャンルのことを知ることができるのですから、時間を確保してリサーチを行ってもらいたいと思います。
そうすることでライバルには書けないような、新しい問題や切り口を発見することができるはずです。
この記事へのコメントはありません。