セールスレターの存在を知り、さぁ書き始めようと思ったとき
「見本がない」
ということに気づき、どうして良いのかわからないというあなたへ。
今回、セールスコピーライターでもある日比野が実践している、見本の探し方と書くだけじゃない別の使い方をご紹介します。
目次
1: セールスレターの見本はどこにあるのか
インターネット上には、
・セールスレターの型
・AIDAやAIDMAの法則
・キャッチコピーの書き方
・クロージングの方法
・追伸の意味、など
セールスレターについて詳しく紹介されているサイトがありますが、正直なところ、このような小難しいことは「どうでもいい」と、私も感じることがあります。
というのも、あなたは勘が良い人なので無意識に気づいておられるからこそ見本を探しているのだと思いますが、セールスレターの見本が手元にあれば、先ほど出てきた小難しいことを勉強しなくても書けてしまいます。
では、セールスレターの見本はどこにあるのでしょうか。
(1)専門書
アマゾンで「セールスコピー」と入力して検索してください。
そうすると、偉大な先人たちが教えてくれるセールスレターの見本とも呼ぶべき辞典的な本があります。
・ザ・コピーライティング/ジョン・ケープルズ
・伝説のコピーライティング/ロバート・コリアー
・10倍売る人の文章術/ジョセフ・シュガーマン
・究極のセールスレター/ダン・S・ケネディ
・禁断のセールスコピーライティング/神田昌典

セールスコピーの見本が載っている5つの代表書籍
全般的に時代背景や言い回しに特徴はありますが、そこは今の時代に合わせて少し単語や語尾を言い直すと十分に使うことができます。
(2)通信販売
通信販売会社が送付しているカタログ。
通信販売会社が運営しているサイト。
こういうところのセールスレターやランディングページも見本になります。
また、30分枠のテレビショッピングのナレーションや映像を録画して書き起こすとセールスレターの見本になります。(強調している部分は画面のテロップをチェックすると非常にわかりやすいです。)
もし短いセールスレターの見本がほしいのなら、ラジオCMを録音して書き起こすのがおすすめです。
(3)広告やチラシ
新聞や雑誌、フリーペーパーを開くと、至る所にセールスレターの見本が存在します。
何十時間、何百時間と掛けて学習し、考え、書き出されたレターの見本がそこにあります。
(4)FAXDM
法人や個人事業主の方で事務所にFAXをお持ちなら、一度くらいはFAXDMが届いたことでしょう。
届いたFAXDMは、どこに行ったでしょうか。おそらくゴミ箱へ行ったと思いますが、これも十分立派なセールスレターの見本になります。
(5)ネット
ネットで商品を販売しているお店。
アフェリエイトで稼いでいるページ。
こういったところの内容もセールスレターの見本になります。
このように見ていくとセールスレターの見本は、私たちの暮らしの中に存在しています。
でも、ここで注意しておくことがあります。
2: 売れているらしき確証を得る方法
先ほどお話しましたように、セールスレターの見本は、ホントそこらじゅうにあります。
だからといって、身近にあるものヒョイと選んで見本にすれば良いのかというと、そんなことはありません。
セールスレターの見本にするものは、売れているものにするべきです。
どれだけ見た目が素晴らしくても、どれだけ凝った言い回しになっていても、売れていないセールスレターでは見本にする意味がありません。
でも、、、他社が世の中に出しているチラシやページですから、実際の成果や成績を私たちが詳しく知る術はありません。
そこで、100%の確証はありませんが、限りなく正解に近づく方法として私が実践しているのは、
『とにかく集める』
という方法です。
自分が気になる業界。
自分が観察したい業界。
自分のクライアントさんの業界。
理由は様々ですが、ある程度業界を絞った中で、とにかく集める。
・ランディングページを印刷する
・チラシを取り置く
・文字に起こす
良い悪いは気にせず、内容が同じかどうかも気にせず、とにかく集めます。
そして、しばらく集め続けると不思議なことが見えてきます。
それは、同じ会社が同じ広告を出していることです。

生姜で有名な「アスリート家族」
ここで考えてください。どうして同じ広告を出しているのかを。

FAXDMから手に入れた広告。女性限定がなくなりました。
どうして同じ会社が、同じ広告を同じフリーペーパーに出しているのか。
どうして新聞の折り込みチラシに入れているのか。
結構お金の掛かる新聞広告を使っているのか。

もう一つ差し上げます!オファーを続けている。
理由は簡単です。「効果があるから」ということです。
すなわち、その広告は「成果が出ている」と判断することができます。
3: 実例を見るとアイデアが湧いてくる
セールスレターの見本は、セールスレターを書くときに使えるだけではありません。
集めたセールスレターの見本をパラパラと見ていると、異業種のやっているビジネスアイデアから新しいアイデアを思いつくことがあります。
また、今回書こうとしているセールスレターの見本を探しているとき、偶然に使えそうなオファーや、これまでにない新しい切り口が見えることも多いです。
セールスレターの見本は、ただ書くためにだけ存在しているのではありません。私たちのビジネスに新しい風を吹き込むきっかけにもなってくれるのです。
4: ダン・ケネディも勧めている見本を集める方法
セールスレターの見本になるものをどうやって集めるのか。
これは米国の高額セールスライター兼マーケターでもあるダン・ケネディさんが良いことを教えてくれています。
(1)とにかく通販に申し込め!
(2)とにかく渡された広告は貰え!
(3)オンラインで成功している会社の商品を買え!
非常にわかりやすいアドバイスです。
例えば、日本なら次のような通販会社の商品を購入すると、簡単にセールスレターの見本が手に入るでしょう。
・やずや
・プロアクティブ
・パーフェクトワン
・青汁関係
・サプリ関係
ダイエットや健康関係は年代性別問わず存在し、お互い熾烈な競争を行っていますので、非常に参考になります。
他には、ビジネス系であれば、
・きこ書房
・フォレスト出版
・ダイレクト出版
こういったところは、ダイレクトレスポンスマーケティングを得意としていますので、かなり多くのランディングページやダイレクトメールなどを受け取ることができます。
さいごに
お金を掛けるのなら、今回お伝えしたような昔からある書籍がおすすめです。
お金を掛けずに時間と労力を使うのなら、自分でいろいろ登録したり購入したり、スクラップブックを作ったりして集めておきましょう。
セールスレターの見本は、身近なところに存在していますので、あなたも今日からすぐに集めることができます。
ぜひ楽しみながら、自分だけの見本を集め続けてください。
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