経営者の方。個人事業主の方。
私もあなたと同じです。
いつも売上を2倍に上げたいと考えています。
そこで、今回は2倍にする方法をお伝えします。
ちなみに、今回は2倍ではありませんが、単価を1.428倍したらどうなるのかを実測で検証しましたので参考になればうれしいです。
1: 売上の公式を確認します
簡単にいきます。
売上とは、下のような公式となります。
売上 = 顧客数 × 単価 × お買い上げ数
または、
売上 = 顧客数 × 1回の購入金額 × 購入回数(来店数)
3つの要素が、それぞれ乗算(かけ算)になっているところがポイントです。
どれか一つでもゼロなら、売上は残念ながらゼロになります。
2: 売上を2倍にする方法
この公式から考えると、売上を2倍にするには、3つの要素のどれかを2倍にすればOKです。
顧客数を今の2倍にする。
単価や購入金額を2倍にする。
点数や回数を2倍にする。
非常に簡単な計算です。
でも、3つの要素のどれかを2倍にするには、かなりの勇気や努力が必要なことは私も理解しています。
顧客数を2倍にするためには、広告費が必要かもしれません。
キャンペーンを計画して実施しないといけないことも多々あります。
単価を上げると、顧客が減るかもしれません。
その結果、点数や回数も減ってしまうということも考えられます。
そこで、次のハードルを下げた方法が生きてきます。
3: ハードルを下げた2倍にする方法
先ほどの公式をもう一度見てみます。
売上 = 顧客数 × 単価 × お買い上げ数
または、
売上 = 顧客数 × 1回の購入金額 × 購入回数(来店数)
この計算式でいくと、最終的には売上が2倍になれば良いのですから、3つの要素は2倍じゃなくても良いわけです。
そこで、3つの要素を一つずつ「1.3倍」にしてみます。
そうすると、2.197倍になりますよね。
顧客数を1.3倍する。これは出来そうな気がします。
単価を1.3倍する。これもギリ大丈夫かなと。
点数や来店回数を1.3倍する。これもクリアできる範囲かと。
ということで、こういう風に考えると、売上2倍も達成できるよね。
こんな考え方があります。
そして、この計算方法は、セミナーでも耳にすることの多い方法です。
で、実際に私、テスト的に自分のビジネスで単価だけを1.428倍してみました。
そうすると・・・
4: 実際にやるとどうなるのかやってみた
テストを行ったお客様は4件。
これまでは合計して毎月16点の取引がありました。
※お客様1件の取引点数は平均して4点となります。
この取引で単価を1.428倍するとどうなったのか。
お客様数 × 単価 × 取引点数 = 売上
に当てはめて見ていきます。
Before
4件 × 仮に単価を1000円 × 4 = 16,000円
After
4件 × 1000円の1.428倍で1428円 × 2.5 = 14,280円
予想通り、1件での取引点数が、4→2.5 に減りました。
で、運もあったのだと思いますが、偶然お客様が1件増えました。(4件から5件なので1.25倍です。)
そこでお客様1件当たりの取引点数の平均を計算すると 2.5 → 2.2 に下がりました。
これを公式に当てはめてみましょう。
5件 × 1428円 × 2.2 = 15,708円
Beforeと比較すると次のようになります。
4件 × 1000円 × 4.0 = 16,000円
5件 × 1428円 × 2.2 = 15,708円
この状態を「売上が下がった」と評価するか、取引点数(僕の場合は仕事量)は減りながらも「売上が上がった」と評価するかは人それぞれです。
ただ、ここでわかることは、よくセミナー講師やコンサルさんがおっしゃるように、3つの要素をすべて1.3倍することは、簡単ではないということです。
単価を1.3倍すると、取引点数や来店数が下がります。
ということは、お客様数を増やさないといけません。
これが「口だけ」「頭だけで考えた理論」ではなく、実際に生きた情報です。
さいごに
今回のような情報は、理論値と実測値では変わることが多いです。
ですので、無責任に理論や計算式だけをお伝えするのは、あまり良くないのではないかと普段から思っています。そこで今回は、自分のビジネスで試してみた訳です。
そうすると、先ほどお話したような結果になりました。
そして、3つの要素を1.3倍することの難しさもわかりました。
あなたが売上を2倍にしようと考えられたとき、今回の生きた情報が何かの役に立ちましたら光栄です。
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