ホームページは持っているけれど、思うように集客ができない。
こんな悩みをもっておられる方が多いようです。
この悩みの原因は、成功させるコツを知らないために起こっていることがほとんど。
これから成功へ導くコツと、コツを使った集客アイデアをあなたにお伝えします。
目次
1: なぜホームページは集客ツールに向いているのか
ホームページは「集客に強い」と言われています。
この言葉をただ鵜呑みにしている人もいらっしゃいますが、なぜ強いのかという理由を知っておかないと、成功のコツを知っても上手に使いこなすことができません。
まずは「集客に強い」ツールであることを説明します。
1.1: 検索とはビジネスのスタートラインである
ビジネスのスタートラインは万国共通。
時代さえも無関係。
あなたもご存じの通り、ビジネスの始まりは「悩み」。
インターネットが普及する1995年以前は「悩み」を見つけることはかなり難しいことでした。
一般の人が統計的な悩みを手に入れるためには、大手広告会社がアンケート調査した結果や、ビジネス関係の新聞社、テレビの企画によって集められた情報が発表されることを待つ必要がありました。
だからこそ、大手広告会社は一般市民が影響を受けるピンポイントなキャッチコピーや商品企画を展開し成功できたのだと思います。
しかし、時代が進みインターネットが一般家庭へ入り込み、小学生がスマートフォンでネットへ接続する時代。
「悩み」は、Googleをはじめとする検索サービス会社に集まることになりました。
この意味、わかりますか?
あなたの普段の行動を思い出してください。
これまで耳にしたことのない言葉を聞いたとき。あるいは見たとき。
昔なら辞典を取り出し調べたことでしょう。
しかし今は、スマホをサッとポケットから取り出し、パパッと言葉を入力して検索ボタンをポチッと押すと、、、
ハイ、Google先生が「こういう意味ですよ~」と教えてくれます。
この簡単な行動で、あなたが感じた「知らない言葉に対する悩み」が解決したことになります。
お気づきだと思いますが、インターネットで検索するという行動は、悩みをGoogleへ打ち明けて(親やパートナーすら知らないような、かなり恥ずかしいことを含めて)いることになります。
そして、恥ずかしいほどの悩みも含めて、Googleならキーワードプランナーというツールを使うことで、一般人である私たちも「悩み=キーワード」の情報を手に入れることができるのです。
1.2: 解決方法の伝え方を相手によって変えられる
ビジネスの発展に欠かせない「悩み」。
悩みの情報が簡単に手に入るようになったおかげで、私たちは悩みに対する解決方法を探すために検索した質問者へ直接伝えるという行動が起こせるようになりました。
しかも、解決方法についてホームページを使い返答するなら、24時間365日休むことなく、あなたの代わりに伝えてくれるようになります。
このような時間や場所に縛られることのないサービスがあると、人は誰しも使いたくなります。
あなたが電話に出る時間かどうかを気にして質問する理由がなくなります。
いつでも気が向いたときにホームページを見れば良いのですから。
そして、こういうサービスを繰り返し使用すると、これまであなたのことを何も知らなかった人が「見込み客」に成長してくれ、近い将来「顧客」へと変身してくれる可能性がグンと高くなります。
このような理由から、ホームページが集客ルーツに向いていると言われています。
2: ホームページで集客する仕組みとは
ホームページで集客する仕組みについてお話します。
ホームページは眠ることなくあなたの代わりに解決方法を伝えてくれる営業ツールですが、このツールを多くの人へ知ってもらうためには、これからお話する「仕組み」を知っておくと良いでしょう。
今やホームページは、誰もがもっているツールです。
法人、個人、副業のサラリーマンから主婦や学生。
ホームページを持つのには、何の制限もありません。
そのおかげで誰もが自由に情報を発信できるようになったのですが、同じ理由からホームページそのものが爆発的に増えたため
「あなたのホームページを見つけてもらうことが難しい」
こういった状態になっています。
いくらすばらしい悩みの解決方法を、ホームページで紹介していたとしても、見てもらえないと何も事が進みません。
人里離れた山奥で、広告も何も出さずにひっそりと隠れ家的なカフェを営業しているようなものです。
ですからあなたに知っておいてもらいたいことは、数あるホームページの中からあなたのホームページを見つけてもらう方法を実践する必要があるということです。
これを実現するためには、力任せに何かをするのではなく、戦略的に物事を進めて行かなくてはなりません。
これを一般的に「マーケティング」と呼ぶことが多いですが、この単語を覚える必要はありません。
あなたに必要なことは「どのような戦略」でホームページを一人でも多くの人の目に触れるようにするのかを考えることなのです。
そして、この戦略が曖昧であったり、何もなかったりすることから、ホームページを持っていても自動集客装置になってくれず、ただの月額費用だけを食い物にする使えない営業マンになってしまっています。
3: ホームページの集客を成功させるコツ5つ
ホームページの集客を成功させるためには、一人でも多くの人の目に触れ、悩みの解決方法を提供しなくてはなりません。
そのために必要な「成功のコツ」を5つ紹介していきます。
あなたのホームページに5つのコツが入っているかどうかチェックしながら読み進めてもらえるとうれしいです。
3.1: 理想の人物像を具体化する
これをマーケティング用語では「ペルソナ」と呼びます。
なぜ理想の人物像を具体化するのかというと、悩みも解決方法も人の暮らしや性格、価値観によって変化するからです。
例えば「お腹が空いている」という悩みがあった場合、
・年収3,000万円の人
・年収120万円の人
お互いに同じ悩みですが、解決方法が違います。
また、解決に求めている内容も違ってきます。
一発屋的に3,000万円という大金を儲けた人なら「叙々苑」に行きたいと言うでしょう。
年収120万円の人の方は、近くのお店でOKかもしれません。
同じように、
・性別が違った場合
・年齢が違った場合
・仕事が違った場合
・ライフスタイルが違った場合
・環境への考えが違った場合
このような要素が変化するなら、同じ悩みであっても解決に求めている内容は必然的に違って当然です。
もし、悩みがわかっていても解決方法を外しているなら、どれだけ素晴らしいサービスや商品を紹介しても、振り向きもしてくれません。
そして、数あるホームページの中から、あなたのホームページを選んでくれる確率はグンと下がってしまうことでしょう。
だからこそ、ペルソナ(理想の人物像)を具体的にし、その人が抱える悩みを知り、その人に向かって解決方法を話すイメージをもつことが大切なのです。
3.2: お客の頭の中へ忍び込め
ペルソナが具体化すると次に行うことは、あなたがペルソナの頭の中へ忍び込むことです。
悩みに対する解決方法を提供するとき、悩みを持っている人が欲しいものではなく、あなたの提供したいものを提供したいように話す人がいます。
これではペルソナが欲しいものではなくなり、あなたのホームページはペルソナにとって興味を引かれない「ただのページ」になります。
私たちにとってこの状態は避けなくてはなりません。
そのためには、あなたが話したいことではなく、ペルソナが頭の中でいつも考えている、悩んでいることを知る努力をしてください。
方法としては、次のようなやり方があります。
・直接インタビューをする
・食事をおごって雑談の中から聞き出す
・ペルソナが集まっているところへ足を運び耳を澄ます
ネット上には「ヤフー知恵袋」などの相談サイトがありますから、こういったところで調べることもできますが、フェイクの相談を見極めるようにしてください。
悩みを書き込んでいる人、回答している人のハンドル名で検索し、他にも似たような悩み相談や回答を短期間にあちこち書いていないかを見てみましょう。
インターネット上にある情報は、簡単便利に見ることができますが、常にフェイクではないのか、炎上目的ではないのかを吟味することが大切です。
3.3: わかりやすさが正義
コツの3つ目は「わかりやすさ」です。
人は自分で考えてはくれません。
どうしても情報を発信する側からすると「これくらいは考えてくれるだろう」と思ってしまいますが、残念ながらそんなことは起こりません。
ですから、最初から「考えてくれる」「解釈してくれる」とは思わずに、わかりやすい情報提供を心がけてください。
これはどのような部分にも意識してもらいたいですね。
例えば、
・金額の提示(いくら得なのか)
・期限の提示(いつからいつまでのなのか)
・買い方の提示(どうすれば買えるのか)
・サービスの提示(どういう流れでサービスが行われるのか)
・他店との違い(どこは同じでどこが違うのか)
どうも人は「複雑=難解=難しい=賢い=良い」という、よくわからない自己満足的な方程式を使いたがります。
でも、相手からするとそんなことは「どうてもいい」わけでして、簡単にわかりやすく知りたいのです。
相手を混乱させる流れ。
相手に期待をさせて叶えない流れ。
相手との約束を曖昧にする流れ。
こういうことは、いくらホームページから新規顧客を獲得できたとしても、次の取引に続かないため永久に「集客が苦しい」という結果に落ち着きます。
3.4: 負担を限りなくゼロにする努力
コツの4つ目は、フリー戦略です。
これまで関わりのなかった人と少額であっても取引をするとき、人は誰でも「お金に対する痛み」を感じます。
人が感じる痛みには、他にもありますが社会の中で感じる痛みの代表格は「お金を払うとき」と言っても過言ではありません。
だから、最近では「キャッシュレス」を進めることで、支払うときに「現金をサイフから取り出して渡す」という痛みを軽減し、経済を循環させようとしているのではないかと思います。
キャッシュレスの話は置いておいて、
お金を払うときに痛みが伴うことは、あなたもご存じのことでしょう。
これはあなただけではなく、誰もがこのように感じています。
ですから、ホームページの集客を成功させるときにも、この「痛み」については、いつも考えていただきたいのです。
そこで、この痛みを簡単に解決できるのが「フリー戦略」。
要するに「無料」で何かをお渡しするという事ですね。
無料なら手にする人も「痛み」を感じることが限りなくゼロになりますので、最初の一歩の関係性を構築するのには使えるコツだと思います。
ただし、何でもかんでも無料が良いのかというとそんなこともなく、無料だけを目的にやってくる人は、可能な限り排除しなくてはいけません。(ゼロにはできません。)
そこで、無料でお渡しする代わりに、お金以外のものと「交換する」という方法を考えてもらいたいのです。
例えば、
・名前
・電話番号
・メルアド
こういうのは交換に使いやすいですね。
最近では、LINE@への登録というのもアリです。
3.5: ホームページは育てるものと知る
ホームページの集客を成功させるコツの最後です。
このコツは、誰もがすでに知っていることです。
ですから隠されたコツでも秘密でもありません。
ただ、このコツを実践できる人は、非常に少ないという事実があります。
では、最後のコツとは何でしょうか。
非常に簡単なことでありながら、最高に難しいこと。
「ホームページを定期的に更新して育てる」
ということなんです。
いま、私の耳に聞こえてきた気がします。
・そんなのネタがない
・ブログとか更新しろって言うんだろう
・時間ないし
・誰もやってくれなし
・文章書けないし
・いつまで続ければ良いのかわからないからできない
私もこれまで様々な理由を聞いてきましたが、行き着くところ誰でもホームページを定期的に更新するのは「面倒」なんです。
週に2回更新するにしても、面倒ですよね。
月に1回なら可能かもしれませんが、それでは効果が出にくいですね。
ということで、最後のコツが、成功のコツのポイントになることがわかっていただけたと思います。
そして、このコツが出来れば、あなたのホームページは成功へかなり近づいていることになります。
ホームページからの集客を成功させたいですか?
それとも、今のまま、3ヶ月前のままでいいですか?
どちらを選ぶのかはあなた次第です。
4: ホームページを使った集客アイデア20の方法
ここまでホームページの集客を成功させる理由やコツをお伝えしてきました。
ここからは、ホームページを関連付けた具体的な集客アイデアを紹介していきたいと思います。
4.1: オンライン無料集客アイデア
みなさん気になる、インターネットを使ったオンライン無料集客アイデアです。
4.1.1: SEO対策
検索からホームページへ訪問してもらうためのアイデアです。
SEO対策とは「Search Engine Optimization」すなわち「検索エンジン最適化」という意味なのですが、正直なんのことだからわからないと思います。
これは何なのかというと、私たちが公開したホームページの内容や、コンテンツ(この場合、一般的なのはブログ記事です)の内容が、検索エンジンにとって、理解しやすい形になっているかどうかということなんです。
これってちょっと不思議ですよね。
検索して見る人は「人物」なのに、私たちは検索エンジンのことまで考えてあげないといけないのですからね。
でもこれは仕方のないことでもあるんです。
というのも、検索エンジンはプログラムなので、人間が普段行っているようなことは処理できません。
そこで、検索エンジンというプログラムにも理解できる形に整えようね、という方法なんです。
では、わざわざ整えると、どのような良いことがあるのでしょうか。
整えた結果には現在のホームページを使った集客に最大の喜びを与えてくれます。
そうです。検索された結果の順位が上がるんです!
もし、1位に表示されれば、目につきやすいためクリックされる(選ばれる)ことが増えます。
そうするとあなたのホームページへ訪問する人が増え、集客できる可能性がグングンと上がっていきます。
このような喜ばしい結果をもたらせてくれるのが「SEO対策」というアイデアなのです。
4.1.2: コンテンツ提供
上の「SEO対策」とも関わりの深いアイデアが「コンテンツ提供」です。
この場合のコンテンツとは、インターネットを使ったオンライン、従来と同じオフライン、どちらの提供も含んでいます。
ただ、最近の傾向から見るとインターネットを使ったオンラインでのコンテンツ提供が盛んなのは言うまでもありません。
そこで、ここではオンラインでのコンテンツ提供をメインにお伝えします。
まず、オンラインでのコンテンツ提供で現在もっとも盛んなのは「ブログ記事」です。
あなたも一度はお読みになったことがあることでしょう。
そして、まさに今、あなたが呼んでいるこの記事も「ブログ記事」であり、オンラインコンテンツということです。
オンラインコンテンツである「ブログ記事」に先ほどお伝えしたアイデア「SEO対策」を施すことで、検索結果の上位に入り込むことができます。
ここまでお話してきましたように、検索結果の上位に食い込むことは、訪問者数を増やすことになりますから、ブログ記事というコンテンツにSEO対策を施して提供することは、現時点でのホームページ集客のアイデアとして外すことができない方法だと言えます。
また、ブログ記事以外にもコンテンツはあります。
それは、この後にお話する
・メルマガ
・レポート
・ダイレクトメール
こういったものも大きな意味では「コンテンツ」となりますので、あなたのペルソナがどのような媒体でコンテンツを受け取ってくれるのかを分析し、最適なコンテンツを使うことが大切です。
4.1.3: 無料レポート
オンラインで多いのが「無料レポート」です。
オフラインの場合ですと「小冊子」と思ってください。
あなたの専門知識を詰め込んだ無料の情報を、
・PDF(オンライン向け)
・製本(オフライン向け)
・ブログ
・メルマガ
などの形式で、欲しい人だけに提供するアイデアです。
無料レポートの場合、不特定多数の人へお渡しするよりも、あなたのビジネスに興味を持っている人だけにお渡しする方が意味が出てきます。
というのも、かなり専門的な情報を提供しますから、中途半端な人では最後まで見てもらえないですし、内容を吟味するだけの知識をお持ちでない可能性もあります。
「とりあえず無料だからもらっておこう」
という人ではなく、個人情報などと引き換えにしても手に入れたいと考えている人へ提供すると良いでしょう。
4.1.4: メールマガジン
メールマガジンは手軽に使えるアイデアです。
時間を決めた予約配信や自動配信をするなら、有料のメルマガ配信サービスを契約する必要がありますが、
単にコミュニケーションを太くするためにメールを送るというなら、GmailやYahooメールでも十分に使えます。
要するにメールマガジンを使った集客アイデアとは、メールマガジンを配信するシステムや仕組みが重要なのではなく(将来的には重要になるタイミングがあります)、まずはメールの内容を重視してもらいたいのです。
「集客コンサルタント」を名乗る一部の方のセミナーでは、あたかもメルマガ配信サービスを契約すれば全てが自動的にうまくいくようにおっしゃる方もいらっしゃいます。
しかし、これはどこの配信サービスを使うのかというところに視点をずらしているだけで、一番重要なはずのメールの内容については触れないまま
「さぁ、あなたも今日からがんばってください!」
と締めくくられていることが多いです。
こんなことを言うと良くありませんが、配信サービスなんてどこでも良いのです。
先に必要なのは、メルマガで何を提供するのかということなんです。
メールなんて、ポチポチと一人ずつ送ってもいいじゃないですか。
100人くらいまでなら、Gmailだけでポチポチできます。
メールマガジンを使った集客アイデアで重要なのは「中身」であることを忘れないでください。
4.1.5: ウェビナー開催
ウェビナーをご存じでしょうか。
正確には「ウェブ セミナー」と言いまして、オンラインツール(スカイプやZOOM)を使ってセミナーを行う集客アイデアです。
ブログ記事やメルマガ、無料レポートでも信頼関係やコミュニケーションを行うことは可能ですが、やはり「どんな人なのか」わかった方が、よりお互いの距離が近くなります。
そのためには、どこかの場所へ集まってもらうのが良いのですが、最近の働き方やみなさんのスケジュールを考えると、なかなか電車や飛行機で会場まで移動してもらうのは難しいことがあります。
特に、ビジネスの市場が地域限定ではなく、全国規模だった場合、北海道の人と沖縄の人を大阪や京都に集まってもらうのは交通費や宿泊費という負担を強いることになります。
そこで、オンラインツールのパワーを使い、離れた場所でもネットが使えればどこでも簡単にセミナーへ参加してもらえるのがこのアイデアの利点です。
ウェビナーを開催するには、インターネット回線とパソコンがあれば誰にでも開催することができます。
映像を通して、あなたの人柄や声のトーン、表情や身振り手振りを交えた専門的な情報を、60分~90分という時間を使って対面で伝えてください。
4.1.6: SNSで拡散
SNSは好き嫌いがあります。
ですから、必ず使った方が良いとは言いません。
ただ、SNSは次のような集客アイデアとして覚えておいてもらいたいのです。
SNSは参加している人同士がゆるいつながりの中で存在しています。
ですから、強いセールスは御法度です。
また、強引な勧誘や特定の人だけに向けた言動は控えてください。
では、どのようにSNSを使うのかというと、ここで「ブログ記事」が登場します。
「○○について書いてみました。興味のある方はごらんください。」
くらいのゆる~い感じでSNSにメッセージを投稿し、投稿した内容のジャンプ先をブログ記事にしておきましょう。
こうすることで、興味を持ってくれた人がブログやホームページへ訪問してくれます。
そして、訪問してくれた人が
・本当に役に立った
・知らなかったので為になった
・誰かに教えたい
こんな風に感じてくれれば、
・いいね
・シェア
を押してくれることで、あなたがまだ出会っていない人たちへも拡散されていきます。
SNSは投稿から訪問してもらうことも大事ですが、その先の「拡散」にフォーカスしたアイデアだと考えてもらうといいと思います。
4.2: オンライン有料集客アイデア
集客にお金を使うことができるなら、あなたのホームページ集客の速度は一気にスピードアップします。
4.2.1: リスティング広告
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!で検索したとき、検索結果の上下、または左側のエリアに「広告」という表記とともに表示される「有料広告」です。
リスティング広告は、検索されるキーワード(SEO対策と同じです)に対して広告を出す仕組みなので、最初にお話したように「悩み」を質問している人に向けて広告が表示できます。
これは新聞広告や折り込みチラシでは難しい方式です。
なぜなら、新聞広告や折り込みチラシは、広告の内容に興味がある人もない人も同時に見ています。
ですから、興味のない人には、どのような広告も響きません。
仮に興味のある人とない人が半分半分だったとしても、半分の人には何の効果も行動も生み出さない、タダの邪魔な存在になってしまいます。
しかし、これがリスティング広告になると状況がガラッと変わります。
リスティング広告は「検索」からスタートしているため、悩みが明らかです。
ということは、悩みから解決方法を探している人だけに、あなたの広告を表示することができるんですね。
先ほどの新聞広告や折り込みチラシにくらべると、興味のある人だけに表示することができるため、広告を見てもらえる確率がかなりアップするということになります。
もしあなたがネットを使った広告を初めてスタートされるなら、まずはリスティング広告を月額30,000円(1,000円/日)くらいからテスト的に始めてみるのがおすすめです。
4.2.2: リマーケティング広告
次に有料の集客アイデアとして使われることが多いのが「リマーケティング広告」というものです。
リマーケティング広告とは、あなたが訪問したホームページに関連する広告が、次に訪れたホームページやブログへ後追いするように表示される広告です。
この広告を使った集客アイデアは、人の心理状態を利用しています。
人は一度だけの接触では、なかなか購入することをしません。
ここで言う「接触」とは、直接の接触だけではなく、ホームページへ訪れた回数やメールのやりとりをした回数なども含まれます。
このように人は接触回数が増えるほど、そこを安心し信頼する傾向があります。
この心理状態をリマーケティング広告は利用し、一度訪れたけれど離脱した人を後追いして、何度も目にしてもらうことで再びホームページへ訪問してもらうようにアピールします。
そうすると広告の表示分の接触回数が増えているため安心や信頼が芽生え、次のステップ(成約や問い合わせなど)へ進んでもらうことが簡単になります。
リスティング広告を使った集客アイデアを使い、もう一段階上を目指したいときに使える集客アイデアと言えるでしょう。
4.2.3: ディスプレイ広告
パソコンでYahoo!のトップページを見てもらうとわかりやすいと思います。
サイト上に画像やテキストを使って広告が出ていると思います。
これがディスプレイ広告。
この広告は先ほどお話した、リスティング広告やリマーケティング広告では知ってもらえない人たちに、あなたのホームページを知ってもらいたいときに使えるアイデアです。
ディスプレイ広告は、潜在顧客(まだ、あなたのサービスや商品があることを知らず、必要なことも気づいていない人たち)へアプローチするのに効果的ですが、最大のネックは広告費がかなり高いということでしょう。
優秀な集客アイデアではありますが、まずはテスト的に小さなバナーやテキスト広告からスタートするようにしましょう。
いきなりガツンとお金を使うと、すぐに何もできなくなります。
4.2.4: SNSを使った広告
フェイスブック広告やTwitter、Instagramなどに広告を出すことで、ホームページへ人を集めるアイデアです。
SNSを使った広告のメリットは、広告を表示する相手をかなり細かく絞り込めるところ。
・年齢
・性別
・地域
・趣味
他の広告では攻めきれないようなニッチなターゲットを狙うことができます。
SNSの広告は、絞り込むことで広告がクリックされ、あなたのホームページを見てもらう回数を増やすことができるアイデアです。
4.2.5: WEBメディアでの記事広告
インターネット上のメディアサイトへ、あなたのホームページの「記事広告」を掲載するアイデアもあります。
この方法は、パッと見た感じは取材を受けている印象なのですが、掲載先へ費用を払って取材をしてもらい「記事風の広告」として掲載し、そこからホームページへ人を呼び込むアイデアになっています。
オフラインなら、新聞の中面半分を使った「PR」広告が同じものになります。
4.2.6: アフェリエイトを使う
成功報酬型の広告のことをアフェリエイトと呼びます。
この集客アイデアは、あなたのホームページへ誘導するための広告をアフェリエイトによって収入を得たい人から紹介してもらい、あなたのホームページへ誘導されたときにだけ広告費用を払う仕組みです。
アフェリエイトを集客アイデアとして使用するときは、あなたのホームページへ誘導するための広告を掲載する相手を見極めないといけません。
というのも、紹介してくださる方の人間性に疑問が起こる場合、あなたのホームページも同じように判断されるからです。
また、アフェリエイトという仕組みそのものに善悪はありませんが、いわゆる情報商材系の販売で詐欺的な使い方をされることもあるため、世間の評判を気にされる場合には注意する方が良いでしょう。
4.3: オフライン集客アイデア
ホームページへの集客アイデアとして、オフラインも使用することが可能です。
ホームページへの集客というと、オンラインからのイメージが強いものですが、オフラインと組み合わせることでも成果を上げることができます。
4.3.1: プレスリリース
プレスリリースというと、大手の会社が新商品を販売するときに使うもののように捉えていませんか?
実はプレスリリースとは、こういった大手が使うようなものだけではなく、地域に根付いた会社なら大小を問わず活用することができます。
まず、新聞を取っておられるなら地域版を見てください。
ここに、あなたの会社のことをプレスリリースとして掲載されることを目指します。
間違っても全国版のところではありません。地域版を狙います。
では、どのようにすればプレスリリースの掲載にたどり着くのかというと、最初に必要なのは「地域貢献」していることを探してください。
どんなことでも構いません。
毎月1回、地域の子育て中のママさんを集めてヨガを教えている。
地域のお年寄り向けに、換気扇の取り替えを無償でやっている。
本当に小さなことで構いません。
ポイントは「地域に貢献している」という部分です。
こういった地域貢献の姿勢を示した情報は、新聞社にとってはいつもほしいネタなんですね。
このようなことをA4用紙1枚にわかりやすく要点だけを記入し、新聞社の地域版担当番号へFAXするか封筒で送りましょう。
一度ではプレスリリースにたどり着けないかもしれませんが、何度も行うことで掲載される日がやってきます。
そして、掲載される日がやってきたときには、あなたのホームページのURLを忘れずに掲載してもらいましょう。
こうすることで、普段はあなたのホームページを知らない人にまで、新聞という権威のある媒体を通して知ってもらうことができます。
さらに、プレスリリースが掲載されると、あなたの会社は新聞社にも取り上げられた会社として社会的地位と信頼を手にすることができます。
このような現実を手に入れたなら、ホームページにも「○○新聞に掲載されました!」というコンテンツを発信し、よりあなたのホームページに信頼度を加算していくことができます。
4.3.2: ダイレクトメール
最近減りましたが、ダイレクトメールは今も健在です。
ただ、全く知らない人へ送っても反応は期待できません。
そこで、効果が期待できる方法としては
・リピート客への案内
・休眠客への案内
この2つでしょう。
ダイレクトメールに、新商品や新サービスの概要だけを書いておき、詳しい内容はホームページへ誘導するようにしておきましょう。
簡単にホームページへジャンプできるように「QRコード」と呼ばれる、二次元のバーコードも一緒に印刷しておくといいですね。
4.3.3: チラシ
地域ビジネスの場合なら、チラシは今も集客ツールとして使える方法です。
印刷を配布に費用がかかりますが、あなたのビジネスに必要な顧客がどこにいるのか(スーパーに居るのか病院にいるのかなど)わかっているなら、その場所へチラシを置くことで集客することができます。
そして、ダイレクトメールと同じようにチラシへ「QRコード」を印刷しておくと、簡単にあなたのホームページへ誘導できます。
従来のように、紙面という制限のあるところへ情報を全て書き出す必要はありません。
詳しいことはホームページで見てもらうようにしておき、チラシには「ホームページへ誘導する」仕事だけをしてもらうようにしましょう。
4.3.4: 専門誌への広告掲載
ニッチな顧客を相手にするなら、専門誌への広告掲載は有効です。
釣り好きな人なら、釣りの月刊誌。
バイク好きな人なら、バイクの月刊誌。
専門誌へ小さな広告でも構いませんから掲載し、そこからホームページへ誘導する方法があります。
このときに注意するポイントは、広告で「売ろう」としないこと。
広告では、ホームページへ誘導することだけを考えましょう。
4.3.5: 名刺
名刺にも忘れずホームページのアドレスを印刷しておきましょう。
ここでも「QRコード」を印刷しておくと、簡単にホームページを見てもらえます。
名刺は対面でお会いしたときに渡します。
あなたと話をしてみて興味をもってもらえたなら、名刺にホームページのアドレスが書かれていれば見てもらえる確率が高くなります。
地味な集客アイデアですが、やっておいて損はありません。
4.3.6: 看板
看板には、電話番号や住所を書いているところが多いです。
これは看板で集めたい人の年齢によりますが、50代よりも下の層を狙うなら、電話番号や住所よりもホームページのアドレスを書いておきましょう。
または、どのようなキーワードで検索すれば、あなたのホームページがすぐにわかるのかを書いておくのもおすすめです。
見かけることが多い方法としては「○○で検索!」というもの。
看板を看板の仕事だけで終わらせてはもったいないです。
目に触れる媒体ですから、ホームページへも誘導するように工夫しておきましょう。
4.3.7: フリーペーパー
フリーペーパーの広告枠は小さいです。
大きくすると費用がかさみますし、大きい枠を2~3ヶ月続けるのはちょっとつらいという方もいらっしゃることでしょう。
そういった場合には、小さな広告枠へホームページのアドレスと、フリーペーパーを手に取る人が「もっとも気になることが解決できますよ」という短いフレーズを記載しておきましょう。(ウソはいけません!)
これなら、小さな広告枠で半年間掲載することもできるはずです。
4.3.8: セミナー開催
今もセミナーは強力な集客アイデアです。
もし、あなたの専門知識を対面で聞いてみたいとおっしゃる方が10名以上いらっしゃるなら、躊躇することなくセミナーを開催してしまいましょう。
セミナー開催時には、ホームページのアドレスをお伝えすることで、今後もホームページへ訪問してもらえる可能性が高まります。
そしてセミナーを開催する人は「先生」「専門家」というポジションを手に入れることができますし、セミナー参加者は「知っている専門家」を口コミで広めたくなるものです。
その結果、あなたのホームページを勝手に広めてくれるかもしれません。
5: さいごに
ホームページは持っているけれど、思うように集客ができない。
このような悩みをお持ちの方へ、成功へのコツとアイデアをお届けしてきました。
かなりのボリュームをお伝えしてきましたが、最初から全てを行う必要はありません。
何度でもこのページをご覧いただいて、あなたがすぐに手をつけて行動できるものから試していってください。
私はセミナー講師やコンサルタントさん達のように
「あなたのやるき次第です!」
と申し上げる気はありません。
すでにあなたはこれまでも試して来られているのですから、十分にやる気のある方だと思います。
気合いも確かに大切ですが、成功への一歩はすぐに行動できるものをチョイスして試し、テストを繰り返すことの方が遙かに重要だと思います。
地味に粛々と、そしてコツコツと、できることから始めましょう。
この積み重ねこそが、ホームページを使った集客で成功する方法だと思います。
あなたの悩みが、この記事によって一つでも、小さくても解消できたのなら幸いです。
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