コンテンツマーケティングの基本

コンテンツマーケティングの基本

これからのWEB集客に欠かせないのが「コンテンツマーケティング」。

言葉は商工会のセミナーなどで聞いたことがあるけれど、自分のビジネスに使えるのかどうかわからないという方もいらっしゃることでしょう。

そこで今回は、コンテンツマーケティングの基本についてお伝えしていきます。

 

1: 買い物は好きだが売り込みは嫌い

コンテンツマーケティングとは何かというと、これまでの広告やアピールの方法では消費者に振り向いてもらえないため、

無料で役立つ情報(これをコンテンツと呼びます)を提供することで信頼関係を構築し、最終的には商品やサービスを購入してもらう仕組みです。

このようにお伝えすると見えてくると思いますが、スーパーやパン屋さんでの「試食」は返報性の法則を使った「コンテンツマーケティング」と言えます。

 

この方法は人間の根源的な心理を仕組みに取り入れた戦略です。
というのも、一部の人を除いて人は

「買い物は大好き、でも売り込まれるのは大嫌い」

なので、最初はハードルを低く設定し無料で体験してもらい、繰り返しコンテンツを通してコミュニケーションを取ることで信頼関係を構築します。

そうすると人は「繰り返しコミュニケーションを取った人」を信頼し始めます。そこでより役立つ情報を提供されると、もう、その人からしか教えてもらいたくなくなるのです。

 

あなたも経験があると思いますが、同じ事柄でもAさんからは素直に聞けるけれど、Bさんからは聞けないということがあります。

これと同じで、私たちはコンテンツを通して「Aさん」になる仕組みをコンテンツマーケティングで作り出すことができるのです。

 

2: あなたは何のプロなのか?

コンテンツマーケティングを行う時に必要なのは、

「あなたは何のプロなのか」

ということです。

多くの人を幸せにすることは非常に高尚で心豊かなことですが、コンテンツマーケティングを行う場合には対象が広すぎて

「この人は何が出来るのか」

という消費者の頭の中にある疑問に答えることができません。

 

ですから、まずはあなたの強みを明確にし「○○のプロ」であることをはっきりしましょう。

 

そこで、強みを見つけるときに役立つ分析方法に「3C分析」というものがあります。

3Cとは

Customer(顧客)
Company(自社)
Competitor(競合)

それぞれの頭文字を取った略称で、3つの「C」ごとの目線で事実を洗い出し分析と比較を行います。

 

3C分析は時間と手間の掛かることですが、是非やってみてください。
また、3Cそれぞれを分析するときに役立つ、さらに細かなことがわかる分析方法がありますのでお伝えしておきます。ご活用頂けると幸いです。

Customer(顧客):パレート分析、ペルソナ、共感マップ

Company(自社):PEST分析、SWOT分析

Competitor(競合):4P分析、バリューチェーン分析

 

3: ゴール設定は出来ているか

コンテンツマーケティングは、他のマーケティングと同じように「ゴール」を設定する必要があります。

ゴールのないマーケティングは、ただ時間と労力とお金を使っているだけなので成果を出すことができません。

そもそもゴールが決まっていないということは、成果を判断する基準もありませんので、本当に「ただやっているだけ」という、非常に残念な状況になってしまいます。

 

こんなことになってもらいたくありませんので、必ずゴールを設定しておきましょう。

では、どのようなゴールが設定できるのかというと、次の4つがわかりやすいゴールではないでしょうか。

・問い合わせ件数
・PV獲得数
・直接販売数
・無料相談申し込み数

どれが正解でそれが不正解という基準はありません。

あなたのビジネスにおけるコンテンツマーケティングによってゴールは変化しますので、あなたが「これが実現できると最高に稼げて豊かになれてうれしい」と思えるものをゴールに設定しておきましょう。

 

4: 3つの「M」を絶対に考えよう

コンテンツマーケティングの基本には「3M」という考え方が使えます。

「3M」とは、米国のセールスコピーライターでありマーケターである「ダン・ケネディ」が考え出した方法です。

3Mとは、次の3つの頭文字「M」を集めたものです。

(1) Market(マーケット)
(2) Media(メディア)
(3) Message(メッセージ)

 

簡単に説明しますと、

「マーケット=市場」に合った「メディア=媒体」を使って「メッセージ=広告やコンテンツ」を届けないといけない

そんな考え方です。

これは非常に初歩的な事柄なのですが、誰もがつい忘れてしまうことでもあります。

最高のメッセージを最高のメディアで発信しても、マーケットに合っていなければ誰も反応してくれません。

最高のマーケットへ最高のメッセージを届けても、メディアが合っていないと誰も反応してくれません。

これを具体的にお話すると、

70代以上をターゲットとしたマーケットへ、大きな文字と写真で構成した健康向けサプリメントの広告を“ネット”だけで届けた場合を想像するとわかります。

 

5: コンテンツとは

コンテンツマーケティングの中核を成す「コンテンツ」。

そもそもコンテンツとは何なのかというと

・このページのような文章主体の記事
・事例記事
・動画情報
・メール
・レポート

他にも、業種によっては

・音楽
・映像
・画像
・音声
・アプリ

などなど、マーケットに合ったメディアを通して発信する「メッセージ」と言っても良いでしょう。

またコンテンツが成立するためのポイントとして言えるのは、受け取った人とあなたがコミュニケーションを取る手段となり得るかどうかです。

あなたの言いたいことだけでは、コミュニケーションは取れませんのでコンテンツにはなり得ないということです。

 

6: 成果を生むコンテンツのポイント

それでは成果を生みコンテンツのポイントについて紹介していきます。

6.1: タイミングを設計する

相手が「ほしい」と感じるタイミングを設計しましょう。

どのコンテンツの次なら、セールスされたいと感じているのか。
どのくらいのコンテンツを見てもらえると信頼されるのか。

最初からはわかりませんが、これまでのビジネス経験から概算で構いませんので設計しておきましょう。
そして、一旦は設計したタイミングでコンテンツを届けるようにし、反応を確認していきます。そこから少しずつ改善を重ねていくのが正しいやり方です。

マーケティングに関して言うと、いくら頭をひねっても正解はわかりません。

唯一の正解を求める方法は「とにかくすぐに出してみる」こと。
悩む暇があれば、とにかく市場へ出す。そうすると良くも悪くも反応が得られますので改善することができます。これしかありません。

6.2: 事実を集める

コンテンツに取り入れる情報として「事実」を集めることが大切です。

あなたのビジネスで起こったこと。
経験から言えること。

自分はよくわかっていないけれど、まわりが言ってるからとりあえずコンテンツへ盛り込んで公開しておこう。

こういうのは、見てくれ信頼してくれた人を裏切ることになります。

6.3: ストーリーで伝える

できるだけ多くの人へコンテンツを最後まで見てもらいたい。

これは誰もが思うことです。

 

そこで人間の歴史からも分かることですが、ストーリーで伝えることを検討してみましょう。

ただの文章よりも、ストーリーになっているからこそ、2000年前の仏典や聖書は今も伝わっているのです。

6.4: 明るい未来を見せる

コンテンツを最後まで見て実践することで、読み手の問題は解決し「明るい未来」を見せてあげてください。

誰も悩みを悩みのまま置いておきたいとは思っていません。
何とかして解決したい。小さなことでも良いので解決のきっかけがほしい。

そんな気持ちで見ているものです。

6.5: 気づきを与える

役立つ情報の中には「気づきを与える」ということも重要です。

新しい考え方や、これまでと違った見方。

「あっ、そういう考え方もあるんだね」

というような、あなたらしい、プロらしい気づきを与えることも大切です。

6.6: 届ける方法が重要

3Mでもお話しましたが、届ける方法は重要です。

ここを間違えると、どれだけすばらしいコンテンツであっても、こちらが考えている人へ届きません。

SNSを使って届けるにしても、

・Facebookなら40代以上
・Twitterならコマメな関係性がほしい人
・Instagramなら女性ターゲット

届ける方法を分析して使い分けてください。

 

7: 成功に不可欠な5つのこと

コンテンツマーケティングを成功に導くために不可欠な5つのことをお伝えします。

7.1: ネットで探されていること

コンテンツマーケティングはネットを主体にして行う戦略です。

ですので、あなたの商品やサービスを

『ネットで探している人がいること』

これが大変に重要です。

 

あまりにもニッチすぎてネットで探している人がいないのなら、コンテンツを用意してマーケティングを行っても、誰も検索から訪問することがありません。

私も同じですが自分のやっていることは「そこら中で熱いブームが起きている」と錯覚するものです。

冷静になりましょう。

7.2: 継続性がある

コンテンツマーケティングを成功させるためには、必ず継続してコンテンツを作ることが大事です。

最低でも半年から1年。
コンテンツも100以上。

これが最初の目標となります。

7.3: わかりやすさ

コンテンツの内容のわかりやすさ。
コンテンツを置いているサイトのわかりやすさ。

どちらも凝ったデザインではなく、パッと見たらほしいものがわかり、すぐに別のコンテンツを見ることができる。

こういうのが理想的です。

変に複雑になったサイトやコンテンツは、一部のマニアには受けが良いかもしれませんが、大多数の一般の方にはイライラ経験だけを残す最悪な印象になりかねません。

7.4: 相手目線

コンテンツは読み手とのコミュニケーションツールです。

ということは、お分かりのとおり「相手がほしいこと」を提供しなければいけません。

そのためには「相手目線」が大事です。

 

あなたのメガネ(当たり前フィルター)を一度外し、相手のメガネを通して、見て考えて話す様子をイメージしてください。

7.5: 分析と計測と改善

ネットで行うマーケティング全てに言えることです。

デジタルで行われるマーケティングは、数字という確かな値で結果を見ることができます。

感覚で売れたとか、人気があるとか、そういう曖昧な結果ではありません。

 

このような確かな数字が手にはいるのですから、必ず定期的に(2週間単位くらいで)計測と分析を行います。

人気のあるコンテンツはどれか。
人気のないコンテンツはどれか。

どうすれば改善できるのか、何が違うのか。

 

従来のアナログだけではわからなかった細かなことが計測し分析できますので、コンテンツマーケティングだけではなく、あなたのビジネス全体で活用することができます。

 

8: 張り子の虎 vs. 本物の虎

コンテンツマーケティングが2018年の下半期から勢いづいたことで、あちこちで「コンテンツマーケティング」のコンサルタントやホームページ制作会社やセミナー講師が登場していきました。

全てではありませんが、こういった急に登場された方の中には、コンテンツそのものへの価値を求めず、小手先のテクニックでコンテンツマーケティングを成立させようとする方もいらっしゃいます。

これはこれで信じるなら良いと思うのですが、本来のコンテンツマーケティングとは、

・コンテンツを重視した価値の高いものにする
・よりユニークである
・専門分野に集中した内容である

ということを重視するべきだと私は考えています。

小手先のテクニックを選ぶか、コンテンツ重視を選ぶか、それはあなた次第ですが、

忘れないでいただきたいことは、ややこしい理論よりも、どこまでユーザー目線(市場への目線)で継続できるかが、コンテンツマーケティングを成功させるために必要だということです。

 

さいごに

WEB集客に欠かせない「コンテンツマーケティング」の基本についてお届けしていきました。

コンテンツマーケティングは話を聞くだけですと、非常に簡単にスタート出来て、すぐに人が集まるように感じます。

しかし、現実には、そんなことはほとんどありません。
反対にコツコツと続けられたところが、半年後、1年後に大きな成果を出しておられます。

集客SEOレポート』にも書きましたが、こういった事例もありますので、じわじわコツコツとコンテンツマーケティングを継続してもらうといいかなと思います。

 

また、実際にホームページを持っていてコンテンツマーケティングをスタートしてみたいけれど出来るだろうか。

コンテンツマーケティングを売りにしているところでホームページを作ったけれど、今のところ全く効果が感じられないままなのですが。

新しくWEB集客を始めたいがどこから手を出せば良いのか。

このような悩みがありましたら、ぜひ無料相談をご利用ください。

「よくわからないから、また今度にしよう」と先延ばしにすることは簡単ですが、その間にもあなたのライバルは、じわじわコツコツと目立たないところでコンテンツマーケティングを始めているかもしれません。

こんなことに遭遇しないためにも、相談への一歩を踏み出してみてください。
無料集客相談を検討する

 

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