カウンセラーさんで集客に困っている方。
集客できないと嘆いておられるセラピストさん。
ホームページ作成で気をつけることを知りながら制作を依頼したのに、結局は1年経過しても集客できないと悩んでおられる方。
もしかすると、あなたの悩みの原因は、これからお伝えする15の「絶対やってはいけない集客方法」のいくつかが紛れ込んでいるのかもしれません。
すぐに15のポイントをチェックしてもらい、本来あるべき集客状態に回復させていきましょう。
目次
1: 著作権違反
リアル店舗なら、ポスターとかPOPとかチラシとか。
WEBでは、デジタルなので、その気があればどんなものでも。
文章や画像、動画、イラスト、そして、悪質な場合なら「サイトそのもの」を丸パクリというのもあります。
この場合の集客できない原因は何かというと「著作権違反」です。
知っていてやっている人は悪質なので、さらに悪質な集客を行っているはずですから、ここでは話の中には入れません。
ここで取り上げるのは「知らず知らず」の間に「著作権違反」をやっていた。または、著作権違反をされていた。こんな人の集客できない原因です。
まず、著作権違反をやっていた場合。
リアル店舗の場合はわかりにくいので、集客には響きにくいと思います。
WEBの場合も「数」があるのでわかりにくいですが、ネット界の神であるGoogleは見ていたりします。
Googleは丸コピーのような情報を見つけると、ペナルティを設けて検索結果の上位に表示しないようにします。上位に表示されないということは、ネットから集客できません!
反対に、著作権違反をされていた場合。
リアル店舗の場合、同じ性能の商品であれば、じわじわと売上に影響してきます。
WEBの場合、Googleが見落としていたり、Googleのチェックをかいくぐる情報が巧妙に作られていると、著作権違反者の方があなたよりも上位に表示されることで、あなたの分のお客様を横取りされている可能性があります。
どちらにしても、これまでよりも集客が落ちたということなら、著作権違反をやっていないか、されていないかを確認してみてください。
特にWEB(ネット)は多いですから気をつけましょう。
2: 雰囲気がミスマッチ
お店の外観、内装、スタッフさん、接客。
ホームページの第一印象、文章や画像のトーン、ロゴの字体。
興味を持ってもらうところまで進んでも、あと一歩踏み込んでもらえないなら、見込み客とあなたのお店やホームページの雰囲気がミスマッチを起こしている可能性があります。
これは本当に不思議なことなのですが、お客様というものは自分の信じていることと一致しなければ「NG」を出す生き物です。
例えば、エステのお店は「白」という印象を信じている人は、緑を基調とした外観のエステのお店には足を運びません。
これはお客様の信じていることと、目に入ってきた情報が一致しないからです。
ホームページも同じことでして、セラピストは緑の柔らかい雰囲気と信じている見込み客は、青を基調とした清々しいホームページのセラピストには興味を持たないということです。
お客様の信じていることを私たちが100%コントールすることはできません。私たちが出来ることは、あなたの雰囲気や価値観を共有できるターゲットへ集客メッセージを届けることです。
3: わかりにくい
絶対やってはいけない集客で、これは私も買い物へ行ったときに感じるのですが
「わかりにくい!」
のは最悪です。
・何があるのか
・何がないのか
・いくらなのか
・どこにあるのか
・どうすれば買えるのか
お店のレイアウトが原因ということもありますし、陳列が原因の場合もあります。接客上の問題ということもあります。
ホームページでも、どこを押せば良いのかわからない。どうやって商品を探せば良いのかわからない。
リアルもネット、結局は同じことが起こっています。
これは男性に多い気がするのですが
「複雑なこと = 難しいこと = わかるオレ賢い = かっこいい」
よくわかんない公式ですが、こういうのを感じるお店やホームページがあります。
チラッと覗く人は居るのに集客できないなと感じたなら、わかりやすくなっているか、あえて「ベタ」な状態に出来ているかをチェックしましょう。
4: イライラする
お店でもネットでも、見た瞬間にイライラするところがあります。
内容は抜群に最高なのかもしれませんが、最初はそんなことわかりませんので、イライラしたら入りませんから買いません。
では、どうしてイライラするのかを少し考えてみましょう。
これは意外に簡単な理由でして、集めている自分が発信するメッセージと、集まっている人が合ってないということです。
POPやメニューの文字の大きさ。色や字体。
意味不明な専門用語やマニアウケ用語の羅列。
集めるべきターゲットが合っているとイライラするどころかテンションマックスになってくれるのかもしれませんが、合っていない場合には最悪な状態を招いてしまいます。
お店やホームページへ訪問はしてくれるのに、その先へ進まないのなら、集まっている人に合わない状態になっている可能性があります。
集まっている人へあなたが合わせるのか、あなたに合ったターゲットを探すのか、解決方法はどちらかです。
5: 資格を増やす
講師やセラピストさん、カウンセラーさん達に多い「やってはいけない」集客方法です。
お客様がやってこないので、新しい技術やスキルを取得すると解決するように思うのはわかります。
でも、集客できない理由は、実際は資格のあるなしではありません。資格を増やすと人が集まるのではありません。
資格が理由のように見せているのはスクールの思惑にはまっているからです。
実際に集客できていない理由の多くは「あなたが知られていないから」なのです。
スクールへ通って時間とお金を使うのなら、その時間とお金を広告へ使いましょう。その方が集客できない状態から脱出することができます。
6: 期待から奈落の底へ落とす
最近私に起こった出来事です。
雑誌にも掲載されているアパレルショップがありました。
結構お高い予算設定のお店なので、考えて考えて躊躇しながらも清水の舞台から飛び降りる勢いで来店予約の電話をしました。
そのお店は「初めての方は予約してね。ゆっくり接客やアドバイスができないからね。予約時間は他のお客さんは入れないからね。」そんなことが書いてあったので、その通りにしました。
で、当日、来店すると予約時間にも関わらず先客が。
店主はアパレル業20年以上という経歴を自慢しつつ、スタッフのコーディネート力は抜群なことも紹介し、、、それで接客はおわり。
結局、私が嫌になって帰るまでの1時間、先客はズ~っとコーディネート力抜群のスタッフとおしゃべり。
おわかりのとおり、期待度120%の状態で来店し、入った瞬間、マイナスな状態へたたき落とされました。
本人さん達は意識しているのかどうかわかりませんが、期待させて落とすのはサービス業としては「やってはいけない集客」です。
ここのポイントは、あなたは広告やホームページに書いていることを実現出来ているでしょうか。
「あなたのお話を丁寧に聞いてアドバイスします」と書いていながら、相手の話よりも自分がたくさん話していないでしょうか。
7: 借り物の知識や情報を渡す
「1しか知らんのに、10言わはる。」
これは以前、テレビの街頭インタビューに登場した京都の老舗の職人さんがおっしゃった言葉です。
10言っている本人からすると、お客様にバレる筈がないと考えているのでしょうけれど、理論や理屈はわからなくてもお客様は
「ウソくさいな」
と感じています。
話せば話すほど、伝えれば伝えるほどにお客様が離れていく。そんなことがあるのなら、付け焼き刃の知識や情報を伝えていないかチェックしてみてください。
8: とにかく価格を下げる
集客できないとき、やってしまいがちな「絶対やってはいけない」方法です。
価格を下げるというのは確かに集客数を回復するにはやりやすい。これはわかります。
しかし、一度価格を下げると、元に戻すことは並大抵の努力ではできません。
元に戻そうとすると「高くなった」という理由でお客様の半分くらいは離れます。
そうすると焦ってしまい、また価格を下げて対応してしまいます。
これが永遠と繰り返され、いつまでも適正な取引ができないまま、残念な気持ちだけ高く積もってくのが目に見えています。
また、集客出来ないからと価格を下げ続けると
・タダ好きー
・クレクレタコラ
ばかりがやってきて、数は集まっても利益につながらないという、これまた非常に残念な結果がやってきます。
価格を下げる前に、冷静に考えてみましょう。
その価格が法外なものではなく適正であるなら、適正な価格を払う人がターゲットになっていないということ。すなわち、あなたの価値よりも低い価値観しか持たない人を集めているということです。
9: 自分目線
商品やサービスは買い手の悩みを解決するものです。
ですから集客出来ていないのなら、買い手の悩みが見えていない可能性があります。
買い手よりも売り手である自分の目線で商品やサービスを紹介しているところはないでしょうか。
例えば、
「この車はカーナビが付いています。」
という自分目線ではなく、カーナビが付いていることで買い手はどのようなシーンで「あってよかった」と感じるのか。
買い手の目線を意識出来ているかチェックしてみましょう。
10: 知人からの一言に従う
偶然会話の中に飛び出した知人から
「○○やってないからお客さん来ないんじゃないの?」
こういう一言は非常に気になります。しかし、この一言はアドバイスではありませんし、あなたに「そのようにやれ」と言っているのでもありません。
ここは少し冷静になりましょう。
まず、一言を言った知人は、あなたのビジネスに詳しいでしょうか。
あなたのビジネスの経営状態や、これまでの施策、集客状況を詳しく知っているでしょうか。
どのようなお客様がリピートしてくださり、どのような商品やサービスが人気なのか知っているでしょうか。
これらの内部情報とも言える内容を知人が理解した上で、今回のように言っているのなら聞いて考える価値はあると思います。
しかし、これら内部情報を知らずに言っているのなら、その話に反応していろいろやってしまうのは危険です。
アドバイスをもらう相手は見極めましょう。
11: 自動化効率化を推進する
自動化や効率化は経営の最終目標です。
だから集客セミナーや経営塾で自動化効率化を勧められて、そのまま最初からやってしまう方がいらっしゃいます。
ビジネスのほぼ80%をネットだけで完結できるような、例えば「マッチングサイト」「ポータルサイト」なら可能でしょう。
しかし、こういったビジネス以外で最初から自動化や効率化を勧め、集客が上手くいくことはあまりありません。
自動化効率化を信じて、SNSやアメブロだけで集客しようとしていませんか?
12: セールスを悪だと考える
「セールス = 悪」
このように信じている人がいます。
この公式を信じている人は集客できません。なぜなら「売ることが出来ない」からです。
集客できない人の中には、潜在意識レベルで「売ることは悪だから売りたくない」という人もいます。
セールスするための集客は、あなたが詐欺師でないのなら「悪」ではありません。セールスはより良い暮らしの実現を手伝う方法なのです。
13: ライバルの悪口を言う
「炎上商法」的な集客ですがやってはいけません。
一時的には集客できるかもしれませんが、結局は最後に
「あんなことを言う人は信じられない。」
ということでお客様は離れていきます。
仮に離れない人は何か問題ありなので、あなたのビジネスに良くない影響を与えてくることでしょう。
14: いつでもいつまでも限定価格
スーツの量販店。
ネットの商品。
で、
「今だけで限定!」
「在庫処分!」
「月に3社限定!」
見かけることがありますよね。
本当にそうなら問題ありませんが、集客するためだけに書いているのなら、これはお客様への裏切りです。そして、お客様は言葉にしないだけで気づいています。
15: 価値のないプレゼントで釣る
これもネットでありますね。
すごい特典やプレゼントを進呈するように言っておきながら、中身は全くのゴミ以下だったというもの。
いくら集客したいからと言って、これではタダの裏切りと残念感を与える方法としか思えません。
ゴミみたいなプレゼントをもらった人が、これからもそんなプレゼントを渡した人と付き合っていこうと考えるでしょうか。
特典、プレゼントは内容をきちんと確認しましょう。
さいごに
「絶対やってはいけない集客方法」を経験から15個出してみました。
今回の15個の中に、あなたのビジネスで
「あっ、やっているかも」
と気になることはあったでしょうか。
気になられたのなら、それは集客成功へスタートを切ったということです。なぜなら、気になるということは改善しようというお客様への気持ちがあるから。
今回の内容があなたの集客への悩みを解決するきっかけになれば、私は大変うれしいです。
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