入塾につながる3ステップ集客方法

入塾につながる3ステップ集客方法

学習塾だけではなく、そろばんや習字、英会話など「塾」と名のつくところは集客への悩みが尽きないと思います。

総務省から発表されている、2018年(平成30年)の4月1日現在の「こどもの数」を見ると分かりますが、前年と比較すると「-17万人」の減少となっています。この減少は37年連続であり、これからも短期に回復する見込みはありません。

総務省統計局(I-1 表1 男女別こどもの数)

出典:総務省統計局(I-1 表1 男女別こどもの数)

総務省統計局(I-1 表1 男女別こどもの数)ここからジャンプできます。

この数字から見ても、お客様となりうる子供が減少しているのですから、集客がつらくなることがわかります。

そこで今回は、このような状況の中、ネット時代に突入した塾がどのように集客することで成功できるのかをお伝えしていきたいと思います。

 

1: 塾の集客がうまくいかない理由

見ていただいた統計情報からもわかるとおり、子供の数が減少していますから集客に苦しむことは理解できます。

そしてもう一つ、集客がうまくいかない理由があります。あなたもすでにご存じのとおり「塾が増えている」という事実です。

それもフランチャイズ展開する塾が増加することで、資金や人材、教材で差が付き、どんどんと苦しくなるばかり。

さらに、もうひとつライバルがいます。それはネットを使った個人講師の存在。

・全くの個人で教えている方
・ココナラなどで教えている方
・簡単にネットから依頼できる家庭教師

集客対象となる子供が減少しているにも関わらず、反対に塾の競合は増えるばかり。

正直なところ、これまでと同じことを続けているだけなら、お客様は大手フランチャイズか、格安オンライン個人講師に奪われていくことは目に見えています。

 

2: 塾がこれから集客に使う方法

では、ただただライバルが打ち勝っていくところを、あなたは横でジッと指をくわえて見ているだけなのかというと、そんなことはありません。

ネット時代の塾が使える集客方法を学び、順に活用していきましょう。

2.1: 看板

物理的に塾がどこにあるのか、これがイメージできないと話は進みません。

まず、塾の前には看板を出しましょう。「ここで学べますよ」という印です。

また、子供さんが通学する場所。親御さんが通勤や買い物で目にする場所にも看板を出せるなら出しましょう。

アナログですが実生活の中で、塾があることをアピールし覚えてもらうことは重要です。

2.2: チラシ

これまたネット時代でもアナログな方法です。
どうしてチラシなのかというと、塾は地域ビジネスだからです。

地域ビジネスには商圏というものがあります。余程有名な塾でない限り、電車やバスを乗り継いで1時間、2時間掛けてやってくる生徒はいません。

お子さんが自分で通える範囲。
親御さんが来るまで送り迎えできる範囲。

こういった商圏がありますから、その中にチラシを出すことは集客方法として有効です。

また、お子さんや親御さんが立ち寄るところにもチラシを置かせてもらいましょう。

・カフェ(ママ友が集まりやすい)
・ケーキ屋さん(バースデーケーキなどを買う方が多い)
・スーパー(ママ世代は必ず買い物に行きます)
・子育てセンター(学習は気になります)

こういったところに置かせてもらえれば、これまで接触できなかった人へアピールすることもできます。

 

あと、これは他の記事に書いていますが(店舗の集客方法が参考になります)、チラシの中で最も目を引く部分には、「何を変えることができるのか」をわかりやすくまとめたキャッチコピーを書いてください。

そして、キャッチコピーの次には、お客様の声。これ大事です。

最後に忘れがちですが「チラシを見た後は、どうしてもらいたいのか」を明確に書きましょう。

2.3: ホームページ

親御さんも、お子さんも、常に持っているのがスマートフォン。
気になる塾があったとき、条件反射的にスマホでササッと調べます。

そのとき、あなたの塾のホームページが

・なかった!
・わかりにくかった!
・ネガティブな印象だった!
・塾長や講師が怖そうだった(または、頼りなさそうだった)
・どうなれるのかわからなかった・・・

というような状態ですと、残念ですがここで終了となります。

これ、もったいないですよね。せっかくの機会を捨てていることになりますから。

ですから今の時代、ホームページはあなたの分身だと考え、いつ見られても「あなたが誠意を持って受け答えしている」ように、しっかりとわかりやすく作っておくことが大切です。

2.4: 口コミ

すでに入塾されている方からの口コミは最強の集客方法です。

でも、口コミが広がらないとお悩みの方もいらっしゃると思います。
これ、口コミの考え方が間違っていることが原因です。

口コミとは、喜んでいる生徒さんや親御さんがいらっしゃると勝手にしてくれると考えていませんか?

実はそんなことはありません。口コミをしてもらいたいのなら、喜んでくださっている生徒さんや親御さんへ

・どういう悩みを持っている方へ伝えてほしいのか(算数が苦手とか)
・塾の特長は何なのか(わかるまでマンツーマンとか)
・どういった理念で塾を運営しているのか(全員に志望校へ入ってほしいとか)

こういったことを、あなたからお伝えすることが必要です。
そうしないと、喜んでくださっている生徒さんや親御さんは、

「誰に、何を、どう言えばいいのか」

わからないために、口コミしたくても上手く言えてないだけなんです。

口コミは「あなたから」広げること。放っておいても広まりません。

 

3: 成功までの3ステップ

塾がこれから集客に使う方法を見てきました。

それでは、これらの方法をより成功させるために準備しておきたい3ステップをお伝えします。

3.1: 足を使ったリサーチこそ勝利のポイント

商圏という話をしました。
ぜひ、自転車で商圏をゆっくりと走ってもらいたいと思います。
車ではいけません。速度が速いので調べにくいのと、住宅街をゆっくり走ったり停まったりを繰り返すと怪しいですからね。

自転車で住宅の状態やお庭の状態、自転車の数などをリサーチすることで、どの地区にあなたの塾を必要としている人が居るのか見えてきます。

あと、これは足を使ったリサーチではありませんが、ライバル塾のチラシは必ず集めて見ておきたいですね。

どんなことをやっているのか、知ることができますから。

3.2: ターゲットは親?それとも子供?

塾への集客を行うとき、誰に向けて伝えているのかを明確にしておきましょう。

親御さんへ塾の必要性をアピールしているのか、お子さんに塾の必要性をアピールしているのか。

ターゲットが変わることで伝える内容や、伝え方が変わります。

3.3: ネット時代の入塾までの流れを知る

ネット時代になってから入塾までの流れが変化しています。

例えば、お子さんが興味を持った場合

従来の流れはこうでした。

看板やチラシを見る → 親御さんに話す → 塾へ電話する → 塾は話を聞きにいく → 体験する → 入塾

 

今の流れはというと、

看板やチラシを見る → スマホから探す → ホームページを見る → ネットで口コミを探す → 親御さんに話す → 親御さんがスマホで探す → ホームページを見る → ネットで口コミを探す → 体験を予約する → 体験する → 入塾

 

ネットの登場によって流れが簡略化されるように感じますが、実際にはこのように、2回ホームページや口コミ情報など評判を探す行動が入ってきます。

この流れを見ると一目ですが、仮に例のように看板やチラシから入って来られたとしても、2度はホームページや口コミをネットで比較されることになりますから、やはりホームページやブログ、口コミ情報は、いつも自分の分身としてきちんとしておきたいところです。

 

さいごに

「入塾につながる3ステップ集客方法」をお伝えしました。

このように、入ってくるところがアナログかデジタルかに関わらず、どちらにしてもネットの世界が絡みます。そして、ネットが絡んだ瞬間、簡単にまわりと比較されることになります。

ですから、これからの塾が集客するためには、ホームページやブログなど、ネットで発信する情報を整えておき、ターゲットに役立つ情報を継続して発信することが必要です。

 

また、いつの時代も変わりませんが、とにかく入塾というよりも、体験してもらうことが最初のゴールになると思います。

そして体験で喜んでもらえる「指導(コンテンツ)」を準備しておくことは塾にとって絶対に必要なことです。しかし集客方法ばかりを気にすると、ついつい忘れがちになるところです。気を引き締めて頂けると何よりです。

今回の内容が、あなたの塾の集客に役立つことができれば幸いです。

 

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