スマートフォンの登場によって、集客パターンが大きく変化しました。
スマートフォン以前なら、メールか電話で連絡し、気に入れば注文や来店。
しかし、スマホが登場してからは、いつでもどこでも簡単にインターネットへ接続できるため、連絡する前に隅々までホームページを閲覧し、口コミを探すというのが「当たり前」になっています。
このようにお客様である消費者は、インターネットを使った選び方に慣れ親しみ、見る目が厳しくなる一方の時代に、ホームページだけで集客している独立6年目の会社が、私のクライアント様にいらっしゃいます。
そこで今回は、この6年目の会社さんが何をやってお客様を掴んでいるのか、少し長くなりますが見ていきたいと思います。
目次
1: ネット時代におけるホームページ集客が必要な理由
1.1: あなたの存在や仕事を知ってもらえる
インターネットを使って選ぶことに慣れている人に、あなたの存在や仕事の内容、どのようなことが解決できるのかを知ってもらうことができます。
1.2: 売上や集客の拡大が見込める
これまでなら出会うことができなかったお客様層の人にアピールすることができます。
また、ホームページの場合は電話の問い合わせとは違い、営業時間や休日などは無関係。そして、扱う商品やサービスによっては地域すら関係なくなります。
1.3: 欲しい人がやってくる
現在の消費者は、10年前よりも買い物をしなくなりました。
10年前ならホームページで良さそうなものを表示しておくだけで売れていったこともあります。
でも、そんなこと、いまは起こりません。現在の消費者は
「自分が本当に欲しいもの」
でないと買い物をしませんし、買い物以前に問い合わせという簡単な行動すら起こしません。
しかし、これが検索からホームページに訪問されるとなると状況が変わってきます。
イメージしてもらいたいのですが、あなたがGoogleでキーワードを入力して検索するとき、どのような感情が溢れているでしょうか。
おそらく「○○について知りたい」という、欲求が沸き上がってきているはずです。そんなとき、検索した結果に自分が欲しいと考えている解決方法があったとしたら、
あなたはクリックして内容を読み、役立つ内容だったなら、そのホームページを覚えていることでしょう。
このように検索からホームページへやってくる人は「欲しい」という欲求を持っている人なのです。
1.4: 訪問者と太い関係性が築ける
ホームページへ訪問した人へプレゼントを渡すことと引き替えに個人情報を手に入れることができるなら、あなたは今後、好きなタイミングで訪問者とやりとりすることができます。
何度も繰り返し、訪問者の悩みが解決できる情報を提供すると、行動心理学で知られている「返報性の法則」により、訪問者はあなたのファンになってくれる可能性が出てきます。
1.5: 比較されるからこそポジショニングできる
ネット時代の問題と言われることもあるのが、簡単にライバルと比較されることです。
家にいながらスマホ一つで、競合の情報を表示して見比べることができますから、誰もがやっていることでしょう。
このように書くと「比較されるのがイヤ」と思ってしまう方もいらっしゃいますが、これは視点を変えると自分にとって大変有利な状態にもなるんです。
というのも、競合には出来ないような「あなただけの強み」を表に出すことで比較に勝つことができます。
これが対面のセールスだったなら、口の上手な人に負けるかもしれません。でも、ホームページなら、じっくりと見て読んで比較してもらえますので勝てる確率が対面セールスよりもアップします。
2: ホームページ集客のメリットデメリット
2.1: メリット
2.1.1: 嫌われにくい
これまでの集客方法を考えてみてください。
・DM
・FAXDM
・テレアポ
・訪問
ぜ~んぶ突然、あなたへアクションを起こしてきます。
あなたの都合や状況は関係なし。夕飯の時間に電話を掛けてくることもあるでしょう(家に居る時間を狙っています)。
仕事で資料を作っているときに、お金の掛かるFAXが「ピーッ」と音を立てることもあります。
どれも共通して「ムカッ」としますよね。そして、ムカッとしたところの集客やセールスには興味を示しません。
しかし、これがホームページならどうでしょうか?
まず、私たちが意図的にホームページを誰かに見せることはできません。
ホームページは悩みを解決したい人が、自らキーワードを入力して検索し、そこからクリックという行動をすることで見えるようになります。
集客やセールスへの行動が消費者から行われているため、一般的な集客やセールスのように「嫌われる」ことがありません。
2.1.2: 対策すれば安定した集客が実現
ホームページから集客するためには無料で出来る「SEO対策」を行うことで、安定した集客活動を継続することができます。
これはSEO対策を行うことで、検索結果の上位に自分のホームページの内容が表示されるため、選ばれてクリックされる機会が増えるからです。
そして検索結果の上位に表示されるページが増えれば増えるほど、あなたのホームページに訪問する人が増え続け、問い合わせや売上を増やしていくことができます。
もしこれが、お金を使った有料広告だったとすると、費用が準備できなくなった段階で集客も売上も落ち込んでしまいます。
2.2: デメリット
2.2.1: 有料広告でないと効果に時間と労力が必要
ホームページ集客を軌道に乗せるための第一歩に時間と労力が必要となります。
特にSEO対策の効果を実感するためには、半年くらいは覚悟しておきたいところです。
2.2.2: 新しい方法に振り回される
ホームページ集客をはじめると、新しい方法が登場するたびに振り回されてしまう方がいます。
また、新しい方法を売り込む人も出てくるので無意識の間に、必要ではないのに知識の隙間を埋めようとする行動をはじめる人がいます。
具体的に言いますと、お客様候補がいないのにSNSを始めてみたり、お客様候補が動画を見る世代ではないのにYouTubeを始めてみたりするんですね。
3: なぜホームページから集客できるのか
先ほどメリットで少し触れました。思い出してくださいね。
なぜホームページから集客できるのかというと、それはホームページを見る人が自分から
・キーワードを入力し
・検索を行い
・検索結果から選んでクリックするから。
これ、冷静に見るとスゴいことがわかります。
ホームページへ訪問する前に、最低でも3回の行動を起こしているんです。
多くの人が行動することに「面倒」を感じている時代、これだけの行動を起こした結果にたどり着いたホームページが、本当に役立つ情報や、自分の悩みが解決できると感じられるところだとしたら、誰だって選びますよね。
そして、ホームページを用意している私たちにとっては、最高にホットな見込み客を迎えることができるんですから、集客できる確率も高くなることがわかります。
4: ホームページ集客の成功に必要な視点とは
ホームページからの集客を成功させるには知っていないと、いくらがんばっても残念な結果になる視点があります。
まず、大きく分けて2つの視点があることを覚えてください。
4.1: 普通のホームページと集客用のホームページ
普通のホームページとは、1億人が同じことを言える内容が書かれているところです。
どうしてこのような内容になるのかというと、どのような人をホームページに集めたいのかが決まってないからです。
女性も男性も、10代も60代も、会社員も経営者も、すべての人に向けた内容になっているため、炎上は全くしませんが誰の興味も引かないものとなってしまいます。
多くの場合、こういう普通のホームページは、次のような構成だけで出来上がっています。
・トップページ
・商品やサービスの説明
・会社概要
・代表のあいさつ
後は申し訳程度に「問い合わせ」と、1年以上前のことが書かれた「お知らせ」。
おわかりのとおり、これでは集客できません。
私たちに必要なのは、もう一つの方。
集客用のホームページです。
こちらは普通のホームページにプラスして、集めたい人に向けた情報を定期的に発信しています。
また、自社の強みや魅力、商品やサービスを利用したときの未来の状態が紹介されています。
この視点からわかることは、集客用のホームページには「誰に向けて」情報を発信するのかが大切だということです。
4.2: 集客用ホームページの準備とアクセスアップ
2つ目の視点は、普通のホームページではなくて集客用のホームページを準備すること。
そして、準備が出来れば役立つ情報を定期的に公開し、最初の頃はアクセスをアップさせることが大切です。
ホームページから集客するためには、この2つがバランス良く成立しないと、いくらがんばっても集めることができません。
5: ホームページから集客できない9つの原因
それでは次に、ホームページから集客できない原因を見ていきましょう。
最初に集められない原因がわかっていると、失敗して残念な思いをすることはありませんね。
5.1: 集客の目的が決まっていない
あなたに質問です。
「ホームページから人を集めて、どうしたいですか?」
・とにかく見てほしい
・見込み客を獲得したい
・メルマガのリストを集めたい
・LINE@に登録してほしい
・商品やサービスを販売したい
人によって目的は違っていると思います。
違っていてOKなのですが、目的は必ず決めておきましょう。
そうしないと、何を基準にして成功かどうかが判断できません。
仮に、いくらアクセスが多くても、目的が販売なら、販売結果が出ないと意味がありませんよね。
メルマガリストを集めたいのに、PV(表示回数)ばかり増えても困ります。
あなたの目的を明確にしておきましょう。
5.2: 誰に対してメッセージを伝えるのか明確でない
いくら集客用のホームページを作ったとしても、誰に対してメッセージを伝えるのか決まっていないと効果は出てきません。
先ほどの「成功に必要な視点」でもお話しましたが、誰に向けているのかは大変重要なポイントです。
というのも、例えば「ノンアルコールビール」ひとつでも
・アウトドア好きな30代男性
・お酒は強くないけれど気分を味わいたい20代女子
・メタボ検診で注意された40代後半男性
全部、興味を引くポイントが違ってきます。だって、それぞれがノンアルコールビールを飲むシーンが違うんですから。
もし、これらすべての人に向けたメッセージを下のように作ったとすると
「おいしいノンアルコールビールができました!」
誰も振り向かないでしょう。自分のためのものとは思わないですからね。
5.3: メッセージを伝える方法が合っていない
伝える相手が明確になり、伝えるメッセージも完成した。
次、3つ目として、どのような方法で伝えるのかを考えてください。
ここで重要なことは、伝える相手が使っているもの、見ているものへ伝えることです。
例えば、
・20代女子ならスマホ
・50代男性ならパソコン
・70代女性なら紙媒体
同じ情報を伝えるにしても、伝え方を合わせないと目にしてもらうことができません。
メッセージは、見てもらいたい人の前に出すことで意味を持ちます。
5.4: デザインばかりで内容が無い
ホームページの見た目、これは大事なことです。
第一印象が変わりますので、ある程度は必要です。
しかし、デザインばかりが充実したホームページだからと言って、集客できるという公式は成り立ちません。
アクセスを集め、しっかりと内容を読んでもらえるものでないと、人は行動を起こしません。
ですから、ホームページに必要なデザインは、次の3つのポイントを守ることからでOKです。
(1)パッと見て知りたいことが、どこにあるのかわかる
(2)スマホとパソコン、両方で見やすい文字の大きさやレイアウトにする
(3)訪問者に役立つ情報を発信する
どうしてもデザインにこだわりたい場合には、シンプルなデザインのものに、プロが撮影した高品質の写真を使うのがおすすめです。
高品質な写真を使うことで、グッと知覚価値がアップします(アップルが典型的な例です)。
5.5: 商品やサービスの魅力が伝わっていない
ネット上にホームページは星の数(約9億あると言われています)ほどあると言われています。
そのような状態ですから、あなたが提供している商品やサービスと近いもの、同じモノは必ずどこかに存在しています。
そしてネットでは簡単に比較できるため、あなたのホームページで商品はサービスを見たとしても、当然別のホームページと見比べられることはなくなりません。
そこでホームページに大切なことは、機能や事実を伝えるだけではなく、
・他店との違い(差別化)
・他店にはないウリ(強み)
・あなたにしかわからない体験からくる便利性
こういった「あなただけの魅力」をホームページから伝えることが大切です。
5.6: ホームページの状況を分析していない
ホームページを持っているのに、どのような状況になっているのかを見ていない人がいらっしゃいます。
これは大変もったいないことです。というのも、デジタル世界の場合は数字という事実から次のようなことがわかるからです。
・ホームページへの訪問者数(ユーザー数)
・ホームページのページ閲覧数(PV数)
・どのページが見られているのか
・どのページが読まれているのか
・どんなキーワードでたどり着いているのか
今後のホームページを育てるために必要となる情報が事実として手に入るのです。
Googleアナリティクス、Googleサーチコンソールという無料分析ツールをホームページに導入してください。
すでに導入されているのなら、上の5つだけでも構いませんからチェックしてください。
きっと訪問者の気持ちや喜ぶことが理解できるようになります。
5.7: 最終更新日が半年以上前で滞っている
気持ちはわかります。ホームページが完成するとそれだけで「大満足」してしまうものです。
しかし、ホームページをそのまま放置しておいては、いつまで経っても集客することはできません。
ホームページは作って終わりではなく、作ってからどのように育てるのかが大事なのです。
そもそも、あなたがどこかのホームページへたどり着いたとき、
・最終更新日が半年以上前だったり
・去年の夏期休暇のご案内だったり
・年末年始の営業時間のお知らせだったり
こんな状態だったとしたら、かなりガッカリすると思うんです。
あなたのホームページへ訪問した人も同じです。いつ訪問されてもガッカリさせないように更新を続けて育てていきましょう。
5.8: 伝える内容が自慢日記になっている
ホームページから発信する記事や情報が、知らない間に「自慢日記」になってしまっている方がいらっしゃいます。
・有名な○○さんと一緒です
・○○という有名なレストランに行きました
・○○という高額なスーツをオーダーしました
あなたのキャラやホームページから伝えたい業種にもよりますが、こういった話を見て心から「すごいな~」と感じる人は一握り。
その一握りをターゲットにしているのなら正解ですが、そうでないのなら自慢日記は封印する方が集客につながります。
5.9: 検索されているものを選んでいない
「ホームページ集客にはSEO対策が必要です。」
このような話を聞くと思います。
そこでSEO対策の基本である「キーワード」を見つける行動へと動き出すのですが、ここで面倒だなと感じてしまうと、実際に検索されていないキーワードを自分の頭の中から引き出して使ってしまうことがあります。
自分にとっては「検索していそう」なキーワードなのですが、実際には誰も使っていなかったということもあります。
キーワードを思いつくことは良いことです。しかし、一度は使われているのかどうかを、Googleキーワードプランナーで確かめてみてください。
誰も検索で使っていないキーワードで、すばらしいコンテンツを公開しても、誰の目にも触れることがありません。
6: ホームページ集客を成功させる12のステップ
ホームページ集客を成功させるには、押さえておくべきポイントがあります。
次からポイントを12のステップでお伝えしますので、自分のホームページは満足しているのかどうか。満足していないのなら、どのように使えるのかを考えながら読み進めてみてください。
6.1: 集客する目的を明確にする
ホームページからの集客に必要なのは「目的(ゴール)」です。
と言いますのも、ホームページ集客の目的には様々なことがあるからです。
・とにかくページを見て欲しい(PVを稼ぎたい)
・問い合わせが欲しい(見込み客の獲得)
・メルマガやLINE@、FBなどに登録して欲しい(リストの獲得)
・販売したい(セールス)
どの目的が正解で、どの目的が正解でないのか。そういうことではなく、あなたのホームページにとって(ビジネスにとって)必要な目的は何なのかということです。
そして、目的によってホームページへ訪問した人の誘導方法や、誘導するための文章が変わってきます。
ホームページからの集客に成功したいのなら、まずは目的(ゴール)を明確にしましょう。
6.2: 理想の顧客を3~5人決める
ホームページから集客するためには、目的の次に「理想の顧客」を決めておくことが不可欠です。
しかし、たった一人だけに絞ってしまうと、ホームページから発信する情報を作ることが難しくなるのも事実。
そこで、あなたの会社の営業マンが喜ぶ理想の顧客を3~5名決めてみましょう。
年齢で分けても良いです。ライフスタイルや仕事で分けるのもおすすめです。
誰に対して情報発信を行い、どのような人に集まってもらいたいのかを決めないと、発信する情報がブレてしまいます。
6.3: 悩みを見つける
理想の顧客が決まりましたら、次のステップとして
「悩みや不安」
これを探し出して見つけることです。
・子育てに悩んでいるのか
・子供の成長に関して不安を持っているのか
・仕事の人間関係に悩んでいるのか
・未来の仕事に関して不安を持っているのか
理想の顧客によって悩みや不安は違います。同じようなことでも悩みや不安の本質が違っていることも多々あります。
6.4: 解決できることをピックアップする
悩みや不安が見つかれば、それらを解決できる方法をピックアップしてみましょう。
あなたの商品やサービスで、悩みや不安を軽減できることを集めてください。
完全に解消できなくても構いません。現状より少しでも軽減できるのなら、それは解決方法として使えます。理想の顧客の心が少しでも前向きになり、晴れ晴れした気分を味わってもらえるのなら、それは十分に価値のある解決方法なのです。
6.5: パッと見てスッと入ってくるタイトルを作る
目的、理想の顧客像、悩みや不安、そして解決方法。
これらが具体的になると、次に行うことは情報発信用に
『パッと見てスッと入ってくるタイトルを作る』
これが重要になってきます。
・トイレや浴室のバリアフリー専門のリフォーム
・運動しないで痩せたい36歳女性のためのヨガポーズ
・交換しないで修理できる輸入車専門板金塗装
興味のある人だけを反応させるタイトルが完成します。
6.6: 顧客視点のコンテンツを作成する
タイトルが決まると、次は顧客(読み手)視点のコンテンツ(ブログ記事)を作成していきます。
自分の言いたいことを伝えるのではなく、読み手が知りたいことを伝えて上げましょう。
役立つ情報は、SEO対策としても歓迎される内容です。
質の高いコンテンツを作ることで自然と検索上位にも表示されますので、訪問者も増えていくことでしょう。
6.7: 役立つコンテンツ作成を継続する
役立つ情報、質の高いコンテンツは、1つだけではいけません。
継続して作成し、更新を続けることが大切です。
毎日更新することは大変ですから、理想としては1週間に1度の更新を目指してもらいたいところです。
長くても2週間に1度更新すれば、放置されている印象もありませんので、訪問者から信頼を失うこともありません。
6.8: コンテンツを拡散する
コンテンツはSNSを使って拡散しましょう。
SNSを活用することで、より多くの人の目に止まる可能性があります。
この場合、PVを増やすことを目指すよりも、認知度をアップことを目指した方が良いです。
SNSの投稿は、時間とともに流れていきます。また、投稿頻度が多すぎると「鬱陶しい」と思われ逆効果になることも。
理想の顧客像が使っているSNSへ、2日に1回くらいの割合で投稿してみてください。役立つコンテンツなら、じわじわと拡散していくはずです。
6.9: アクションを起こす仕掛けを用意する
ホームページへ人を集めても、こちらが考えている行動(アクション)を起こしてもらわなくてはいけません。
そうなんです。あなたに知っておいて頂きたいのですが、ホームページ集客での成功とはアクションを生み出すことでもあるんです。
では、どれくらいの確率でアクションが生まれるのかというと、メルマガ登録や無料レポートのためのダウンロード登録で、0.5%~1.0%くらい出れば成功です。
数字で見ると1000人の訪問者で、5人~10人の登録です。意外に少ないように感じると思いますが事実はこんなところです。
このような率ですから、私たちは出来るだけ率をアップさせるために、アクションを起こす仕掛けを用意しなくてはいけません。
そこであなたに考えて頂きたいことは、理想の顧客は何を(どのポイント)突けば動くのかということです。
新築を検討している方なら、新築を手に入れる方法でしょう。フラワーアレンジメントに興味を持った人なら、アレンジでのリボンや針金の巻き方Howtoかもしれません。
理想の顧客によってポイントは違います。だからこそ、普段から接しているあなたにはポイントがわかるはずなんです。
さらに、行動を起こしてもらうためには、あなたの体験や経験を通した事実を、わかりやすく伝えることが重要です。
これは誰もが少しは感じていることですが、「ネットで目にする情報はウソかもしれない」という感覚です。
この不信感をなくすためには、あなたのこれまでの実体験を物語にして伝えることで効果を発揮します。
これは「役立つ情報」ではなく「事例の情報」だと言えます。
ぜひ、最後の一押しには「事例の情報」を用意しておきましょう。
6.10: 魅力的なサービスやオファーへ誘導する
ホームページへ訪問している人が気にしているのは、あなたがどのような商品やサービスを通して、自分にどんな価値を提供してくれるのかということです。
・何が楽になるのか
・どんな良い体験ができるのか
・優越感に浸れるのか
などなど、マーケティングでは「ベネフィット」と表現されることを見せる必要があります。
競合がどう言っているのかを調査し、自分に有利な部分を見つけ、そのポイントを論理的に説明できると差別化につながります。
6.11: コンバージョン率をアップさせる
見落とされがちなのですが、問い合わせや購買のためのフォームを少し改善するだけでコンバージョン率(アクションの結果)が変わります。
一つ目の忘れられることは「具体的に行動を促していない」ということがあります。
常に「○○をクリック」「○○に参加する」というように、次の行動を教えて上げるように、こちらから先導しましょう。
二つ目の忘れられることは「わかりにくい」ということです。
せっかく、問い合わせや購買のフォームへたどり着いたのに、ゴチャゴチャしてわかりにくかったり、どこを入力して、どこを押せば良いのかわかりにくかったりすると、そこで面倒に感じて離れていくのが訪問者です。
このような資本的な部分を改善するだけでも結果は変わります。
ぜひ一度、チェックしておかれることをおすすめします。
6.12: 繰り返し改善し育てる
何度か出てきていますが非常に大切なことなので、もう一度12番目のステップとしてお伝えします。
ホームページは育てるものになっています。昔のように作って終わりの時代ではありません。
PDCAをまわしながら、コンテンツを作り定期的に更新することが大切です。
ここをおろそかにすると、いくらお金と時間と人材を使っても、何の効果を感じられない結果が待っています。
確かに継続することは簡単ではありません。しかし、あなたの会社の情報資産がコツコツと積上がっていき、未来まで安定して集客してくれるのなら、労力を掛ける価値があると思いませんか?
7: ホームページへ集める方法
それでは無料と有料でホームページへ人を集める方法について紹介していきます。
7.1: 無料でできる方法
まずは誰もが始められる無料の方法から紹介します。
7.1.1: SEO対策
SEO対策は自分で行う分には無料です。外部のSEO対策会社へ依頼すると費用がかかります。
で、無料でSEO対策するためには、まず基本的なことを知っておかないといけません。
SEO対策には歴史があり、その中で改善が行われるたびに対策することが変化しています。
2013年以前は、正直なところ何でもありでした。とにかく検索でひっかけたいキーワードをたくさん入れるとか、あっちこっちからリンクを張って対応するなど、今では「ブラック」と呼ばれるテクニックが横行してました。
しかし、2013年、ネットの検索を握るGoogleは「ブラック」な方法を一掃。怪しげな方法で検索上位に上がっていた内容は、一気に圏外や下落の道をたどりました。
その後も、何度か大きな改善があり、今では
・キーワード
・HTMLと呼ばれるネットの文書構造
・発信している内容
・外部からの評価
こういった部分を含めた、総合的なポイントを評価して検索順位をGoogleは決定しているようです。
で、SEO対策のポイントですが「しているようです」という曖昧な表現の通り、Googleは評価ポイントについて発表していません。
ですからネットで見かける
・必ず検索順位が上がる
・1位に表示される
ということは誰にも言えません。ちなみにGoogle自身もAIなどの導入によって「わからない」というのが答えなんです。
そこで、私たちがSEO対策としてできることは
・検索されているキーワードを見つける → Googleキーワードプランナー
・自分のホームページへ到達したキーワードを見つける → Googleサーチコンソール
・キーワードで使われている候補(サジェスト)を見つける → Googleの検索画面
・キーワードをタイトルに自然な文章で含める
・コンテンツの質を上げる
・HTMLの文書構造を最適化する → ワードプレスなどの「CMS」と呼ばれるシステムなら大丈夫
このような6つのポイントを対策することになります。
7.1.2: Facebookページ
無料で集客できる方法としてはSNSの利用を考えましょう。
ユーザーを多く抱えているFacebookには、個人用のページとビジネス用のFacebookページの2つが存在します。
仕事でホームページへ集めたいなら、Facebookページを作り公開することで、あなたの友達以外にも興味をもってもらえるでしょう。
7.1.3: Instagram
見た目にインパクトのある商品やサービスを提供されているのなら、Instagramは最適です。
カラフルな色彩や、誰もが二度見するようなデザインや景色。
写真というツールを使って人に興味を持ってもらい集める方法です。
ただしInstagramを使うときには、次のような注意することがあります。
・投稿は3日に1度くらいにする(頻繁なのは嫌われます)
・知名度や認知度アップと割り切る(いきなり販売にはつながりにくい)
・テイストを逸脱しない(投稿する写真のテイストがバラバラだと素人っぽくなり、会社としてのイメージが作りにくくなります)
このポイントを理解して使うのなら、インスタ映えは時代に合った方法だと言えるでしょう。
7.1.4: LINE@
今や生活の中の連絡ツールとなっているLINE。
そのLINEのビジネス向けがLINE@です。
LINE@は、今ではメールマガジンよりも反応率良いツールです。
私も実際にプロモーションの仕事で使って比較してみましたが、受け取った人の反応率が全く違います。
メルマガだと20%くらいの反応なのに、LINE@なら40%以上の反応を叩き出しました。
それだけメールよりもチェックしてもらえるツールなのだと思います。
このようにLINE@は、集客ツールとして大変利用価値はあるのですが、困ったポイントは「LINE@に登録してもらうのが大変」ということ。
フィットネスジムなど会員登録を受付でやるところなら、比較的他の業界よりも登録してもらいやすいです。
一方、飲食店などの店舗系では、LINE@に登録してもらうのは一苦労。
よほど魅力的な特典を用意できないと、いつまでも効果が期待できません。
7.1.5: YouTube
スマホをお持ちの方なら、電車やバスなどの移動のすきま時間に動画を見ることがあるでしょう。
こういった文化が根付いたことで、YouTubeに動画をアップすると、そこから人が集まってくることがあります。
この状況の典型はYouTuberです。動画をアップするだけで、何万人もフォロワーを持っている人もいますので、動画の威力は相当なものです。
これまでですと、動画を撮影することは難しかったですし、特殊なスキルが必要でもありました。しかし最近ではスマホを固定できれば誰でも簡単に動画撮影できるようになっています。
少しずつスタートしてみるのがおすすめです。
7.1.6: Twitter
短い文章(つぶやき)をやりとりするSNSです。
Twitterの特徴は「匿名性」そして「拡散性」。
匿名だからこそ拡散もしやすく、反対に拡散しやすいため炎上もしやすいうという両面を持っています。
一気に拡散したい場合に有効な方法です。
7.1.7: オウンドメディア
今や大手企業1社に対して、最低でも1つは運営しているオウンドメディア。
それだけ、自社でコントロールできるメディアが重要になっているのでしょう。
オウンドメディアは人を集める方法として適しています。
基本的にセールスを考えているサイトではなく、認知度や知名度をアップさせる目的のサイトです。
そのため、訪問者も安心して訪れ、知らない間にファンになっているということもあります。
ホームページやECサイト(通販サイト)でセールスを考えておられるなら、オウンドメディアで集めてから、セールス用のサイトへ流すことを考えてみてはいかがでしょうか。
ファンになった人は価格ではなく信頼で購入してくれるようになりますから、利益率が高くなり、クレームや返品率が下がります。
7.1.8: プレスリリース
プレスリリースというと、大手の新聞やメディアから情報を流すイメージが先行しているように感じます。
しかし、それだけがプレスリリースでありません。私たちには私たちのプレスリリースがあります。それは、新聞の地域版から情報を流すことです。
新聞社やメディアには地域の支局というものが存在します。そして支局は常に新しいネタを探しています。特に、
・社会貢献度の高いネタ
・地域貢献度の高いネタ
・誰もが感動するネタ
「これ買ってください!」はダメですが、その商品やサービスを今の状態へ高めるためのストーリーがあれば、プレスリリースでホームページの存在を広めることができます。
これまでだと知ってもらえなかった地域の人たちの目にも止まりますから、新しい顧客獲得の手助けにもなるでしょう。
さらに、新聞という誰もが認める権威性、真実性、信頼性を今後使い続けることができます。これは自社のポジショニングを考えても大変有利なことではないでしょうか。
7.1.9: 名刺
非常に地味な集客方法が名刺です。
名刺には必ずホームページのアドレス(URL)を記載しましょう。
できるなら「QRコード」という二次元バーコードでURLを作成し、名刺に印刷しておけば、携帯のカメラで読み込ますだけでホームページへジャンプしてもらえます。

ITchy BizのQRコードです。
名刺からホームページを見る人は、あなたに対してかなり興味を持っている人です。そうでないと、わざわざ見ようとはしません。
ということは、優良見込み客だということです。
7.2: 有料でできる方法
無料の次は、広告費用が必要な有料の方法を見ていきましょう。
有料の方法は、時間をお金で買っているため反応がすぐにわかります。
広告を出した日から反応が出ることもありますので、無料よりも遙かに時間を節約できます。
7.2.1: リスティング広告
GoogleやYahoo!で検索したとき、検索結果の上や下や右横に[PR]と書かれた広告が表示されます。
この広告、検索キーワードに関連した広告を出すことから「リスティング広告」と呼ばれています。
検索キーワードに関連した広告を出すことで、興味を持っている人の目に広告を届けることができますから、不特定多数へ広告を出すよりも成約率が高くなります。
気になる費用ですが、広告料として月額5万円~10万円は準備しておきましょう。広告運用を外注すると運用費用が必要になります。広告料と合わせると、月々15万円~20万円は最低必要となるでしょう。
7.2.2: SNS広告
Facebook、Instagram、Twitter、YouTube、LINE@。
それぞれに広告を出すことができます。
SNS広告のメリットは、SNSを使っている人たちの属性(性別、年齢、仕事や趣味など)を見定めて、ぴったり合った広告をピンポイントで出せることです。
興味を引かれるであろう人たちだけに絞って少なく広告を出しますから、広告費用もリスティング広告よりも安く済ませられることが多いです。
7.2.3: ディスプレイ広告
わかりやすい例としては、Yahoo!のトップ画面に出てくる広告です。
パソコンで見た場合、右上の大きな広告枠や、ニュースライン横の広告枠などです。
こういった広告枠を期間や表示回数で買い取る方法をディスプレイ広告と呼びます。
ご想像のとおりですが、費用は高めですので、ここ一番に使うものでしょう。
7.2.4: 記事風広告
新聞や雑誌では昔から存在する「記事風広告」。
あたかも取材をされた記事のように出来上がっていますが、実はお金を払って作った広告であったりします。
このような記事風広告は、ネットの世界でも効果があります。
私が3年以上チェックしているサプリメント系の広告は、今でも「記事風広告」のままです。
ということは、効果があるので変えていないということ。
私のようなセールスコピーライターへ原稿を依頼していただけると、あなたの記事風広告が出来上がります
7.2.5: プロダクトローンチ
一つの商品やサービスをリリースする前段階から興味を持った人を集め、少しずつ関係性を太くし、リリース日にドカーンと公開するという方法です。
プロダクトローンチには、
・興味を持ってもらう仕掛けや特典
・関係性を太くするメールやLINE
・リリースで使うセールスレター
最低でもこれらのパーツを準備しながら、プロジェクトとして進めていく方法です。
外から見るよりも準備に労力が必要です。
また、興味を持ちそうなリストがないと効果が出にくいです。
7.2.6: アフィリエイト
誰かの商品やサービスを紹介して、決まれば手数料をもらう。
そんな紹介人兼仲介人を使った集客がアフェリエイトです。
アフェリエイトの場合、どこが手数料を払うポイントなのかが明確でないといけませんし、それなりに報酬が高くないと動いてもらえません(1件紹介で3000円は必要です)。
オンラインでの教材や、サプリメントなどの販売には向いている方法です。
7.2.7: 看板
有料集客ツールの代表格と言えば「看板」です。
ターミナルにある看板。
ロードサイド看板。
野立て看板。
あちこちに看板があります。看板は、これまで知られていない人へ知ってもらう効果があります。しかし、出す場所や出し方を間違えると全く効果が感じられません。
また、ひとめで見て理解できる分かりやすさも必要です。
最近の看板なら、スマホからの利用も考えて「QRコード」を含めておくことは必須です。
看板からホームページへ訪問してくれる人もいますから。
7.2.8: 折り込みチラシ
新聞の折り込みチラシからも、ホームページへ集客することができます。
折り込みチラシには、商品やサービスの写真・価格・場所などが書かれていますが、この中に
・ホームページのアドレス
・アドレスのQRコード
・検索キーワード
この3つを含めておくことで、チラシに興味を持った人がどれかの方法でホームページを見てくれます。
チラシはアナログ、ホームページはデジタル。
そういう区別は必要ありません。
アナログからデジタルへ、デジタルからアナログへ誘導する道を造っておけば良いのです。
7.2.9: ポスティング
あなたもお家にもポスティングがあるでしょう。
ポスティングも折り込みチラシと同じです。
必ずホームページのアドレスを記載しておきましょう。
ネット検索時代には、ポスティングの内容だけで「行ってみようか」と決めません。
「良さそう」と思ったら、次にスマホを取り出して検索。
検索で出てきたホームページやSNSを見て、次の行動を決めるのが今の消費者行動パターンです。
7.2.10: FAXDM
FAXという機械が登場したときからFAXDMはありました。
そして、ネット全盛の現在にも、会社へはFAXDMが届きます。
どうしてわざわざ通信費を払ってまでFAXDMを送るのか。理由は簡単です。反応があり儲かるからです。
このようなFAXDMにも、ホームページへの誘導を忘れてはいけません。
そもそもFAXDMはA4縦1枚が多いですから、そんなにたくさん紙面に書くことはできません。
要点だけをFAXに書き出し、詳しいことは興味を持った人にホームページを見てもらう。
こういう流れが現代の行動に合っていると思います。
7.2.11: イベントや展示会への出店
銀行やメーカーが主催して行うイベントや展示会。
こういったところへ出店すると、これまでとは違ったお客様に興味を持ってもらえます。
しかし、ここで忘れてはいけないことがあります。それは、会場で出会って良い感触を受けたとしても、相手は戻ってからホームページを必ずチェックします。
もし、この段階でホームページへ誘導できなかったり、お渡しした情報にホームページのことが記載されていなければ、探すのも面倒だし、探しても見つからないと信頼感が下がるという理由から話が終わってしまいます。
これは大変もったいない状況です。
せっかく参加費を払って出店しているのですから、こういった小さな部分にも配慮し、間違わず簡単にホームページへ誘導するように工夫してください。
7.2.12: セミナーや勉強会
セミナーや勉強会というリアルに顔を見て話す機会は大変貴重です。
こういった場所での関係性は、顧客獲得への近道です。
しかし、セミナーや勉強会が終わった後、ホームページが見つからなくては、そこで終了です。あなたへ簡単に接触することができません。
セミナーや勉強会でも、必ずホームページへの誘導を用意しておきましょう。
そして「帰ったら見てくださいね」と一言付け加えることを忘れないようにしてください。人は黙っていると忘れるものです。
8: あなたのホームページをチェックをしてみましょう
ここまでの話から、あなたのホームページが集客についてどれくらい満たしているのかをチェックしてみましょう。
(1)シンプルでわかりやすいデザインでしょうか
(2)迷わせない誘導メッセージはあるでしょうか
(3)スマートフォンでも見やすいでしょうか
(4)ホームページの更新は週に1度、無理な場合でも2週間に1度は継続しているでしょうか
(5)悩みや不安から解決する方法が提供できているでしょうか
(6)検索結果5位以内入っているキーワードはあるでしょうか
すべてについて「はい」と答えれた方は大変優秀です。
「いいえ」と答えられた方は、その箇所を改善できないか考えてみてください。
また、すべてを満たしているにも関わらず集客が思わしくないという場合、「ホームページ集客を成功させる12のステップ」を読み返して慎重に実行してみてください。
もしかすると、目的や理想の顧客像にズレが出ているのかもしれません。
9: あなたのビジネスに合った集客方法を選ぶ6つのポイント
今回の内容では、ホームページへ集客するために必要なポイントや方法を
詳しくご紹介してきました。
この中から、あなたのビジネスに合った集客方法を選ぶためのポイントを6つお伝えしておきます。
ビジネスのスケールやポジションによって、やるべきことが変わってきます。どの方法が正解で、どの方法が正解ではないということはありません。
9.1: 今のホームページの状況
あなたのホームページの状況をチェックしましょう。
すでに検索から訪問者が流れ込んでいるのなら、広告費を使ってリスティング広告やSNSの有料広告を始めましょう。
まだ検索から訪問者が流れ込んでいないのなら、
・予算があれば広告を出すと集客スピードがアップします
・予算がなければ自社でSEO対策したコンテンツをアップします
9.2: 目的と達成期間
あなたがホームページから得たい目的は、どれくらいの達成期間を想定しているでしょうか。
ホームページをオープンして1ヶ月、2ヶ月でガンガン集客したいという目的なら、何とかして費用をひねり出し有料広告を選びましょう。
反対に3ヶ月、半年掛けて集客しても大丈夫ということなら、SEO対策やSNSでの拡散をコツコツ行うことで広告費用が必要なくなります。
9.3: 広告費の限度額
ホームページ集客を行う場合、広告費の限度額を決めておくことが重要です。
月に5万円まではOKなのか、10万円まではOKなのか。それとも100万円くらいは余裕なのか。
広告費の限度額によって、リスティング広告で使うキーワードを増やすこともできますし、リスティング広告とSNS広告を平行して使うこともできます。
9.4: 時間と人のリソース
ホームページ集客には、無料であっても有料であっても、どちらを選んでも時間と人のリソースが必要になります。
無料の場合ですと、キーワードを探す作業。コンテンツを作る作業。作ったコンテンツをアップする作業。最低でもこれくらいのリソースは必要になります。
有料の場合でも、キーワードを探す作業。広告の画像やキャッチコピーを作る作業。広告から誘導して着地させるランディングページを作る作業。こういうことにリソースが必要になります。
あなたの会社に、こういったことをサクサクできる人材や時間はあるでしょうか。
もし思いつかないのなら、ホームページ集客の施策は外注するのが一番だと思います。
そうしないと、いつまでたっても集客できませんし、検索結果の上位に表示されることもありません。
9.5: ターゲットが見ているもの
あなたの商品やサービスを見てもらいたい、知ってもらいたい理想の顧客は、何を通してみているでしょうか。
・新聞の折り込みチラシを良く見ているでしょうか
・パソコンでブログを良く見ているでしょうか
・スマホでSNSを良く見ているでしょうか
あなたの理想の顧客(ターゲット)が毎日の生活で見ているものを見つけましょう。
ターゲットが見ていないところへ、広告を出しても伝わりません。
新聞の折り込みチラシを良く見るターゲットへ、SNSに広告を出しても届きません。
いくら素晴らしい商品やサービスで、その商品やサービスがほしい人が居たとしても、その人へ伝える方法を間違えると反応は何も出てきません。
理想の顧客が見ているものによって、ホームページへ集客する方法を選びましょう。
9.6: 商品やサービスとのマッチ感
例えば低価格の商品を販売しているのに、リスティング広告を使うと原価割れを起こします。
反対に高額な商品を販売しているのに、短期間の広告で販売しようとしても無理が出てきます。
提供する商品やサービスにマッチした方法を選ぶようにしてください。
どんなものでもSNSが有効ではありません。オウンドメディアが適切な訳でもありません。
商品やサービスとの相性を考えてみてください。そしてテストを小さく繰り返してぴったりのものを見つけることが重要です。
さいごに
偶然のような出会いから私がお付き合いさせていただくようになり、今回お伝えしたことを地道に行った結果、いま花が開いています。
ホームページからの集客は、成功できると大変ビジネスが楽しくなります。
価値観の近い人が、こちらのことを知った上で問い合わせをいただきますので、お互いにとって大きくハズレを引くことがありません。
ビジネスをする中で、残念な思いをしなくて良いのは、最高な気分ではありませんか?
これからも、まだまだホームページからの集客を目指す方が増えると思います。しかし、市場はかなり窮屈な状態になりつつあります。
少し前のように力や小手先のテクニックだけで短期間に何とかできる状態ではありません。
ホームページからの集客を考えておられるのなら、一刻も早くスタートするのが勝負の分かれ目です。
迷っている暇なんてありません。早い段階でホームページ集客の基盤を作り、実践とテストを繰り返してもらいたいと思います。
約18500文字の長い記事を最後までお読み頂きましてありがとうございました。
今回の内容が、あなたの今後のビジネスに役立ちましたら幸いです。
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