「ホームページの集客に1年の苦労!このポイントならすぐ済んだのに」の続き、パート2です。
この記事からご覧になった方は、ぜひパート1もご覧ください。(パート1は上のリンクからご覧ください。)
それではパート2は、ホームページ集客を行うと誰もが気になるアクセスについての話からスタートします。
4: アクセスを集めるということ
ホームページ集客と切っても切れないのが「アクセス数」です。
だから「アクセス数=PV数」という公式から、今でも月間PV数を競うような話が存在しています。
確かにアクセス数を表すひとつであるPV数は、無いよりも有った方が良いに決まっています。
しかし、ここで間違ってほしくないのは、アクセス数とは
・PV数
・セッション数
・ユーザー数
このようなホームページへ接続された方法を表しているということなんです。ですからPV数だけがアクセス数を表すものではありません。
例えば、月間のPV数は10,000PVあったとしても、セッション数が少ないということがあります。
この状態は、トレンドアフェリエイトの初心者のように、常に新規訪問者ばかりを獲得したいのならOKですが、私たちがこれからやろうとしているホームページ集客にとって理想の形ではありません。
私たちは自分のホームページへ同じ人に何度も訪問してもらい、その結果として信頼と価値を感じ、お客様へと育ってもらいたいのですから。
ということで、このようにPV数だけではなく、他の数字も一緒に評価しながら見ていくのがアクセス数ということになります。
では、アクセス数はなぜ必要なのでしょうか?
これは先ほど少し話に出てきましたが、ただの通りすがりの人だけを集めたいのではなく、将来お客様になってもらえそうな「見込み客」の数を増やしておきたいからです。
そして、その理由は見込み客の数が増えないと、新規顧客として獲得することができないからです。
特にホームページからの集客の場合、いきなり新規顧客になってくれるような方は大変少ないです。
実際には、何らかの方法(検索など)によりホームページを見つけ、何度かホームページへの訪問を繰り返し、信頼と価値が理解できたときに初めて新規顧客へと進んでもらえます。
このようなことから、ホームページ集客を行うためには、新規獲得の前に、あなたのビジネスに興味を持つ「見込み客」というアクセスを集め、そこから育成していくことが大切です。
5: 集客のしくみ
ホームページへのアクセスを生み出しながら、集客するためには「仕組み」が必要です。
この仕組みのことを「マーケティング」と呼ぶ方もいらっしゃいます。
ここでは現在ホームページ集客で使える仕組みを3つ見ておきます。
(1)コンテンツマーケティング
インターネットやセミナーでは「無料でできる」という部分をメリットとして打ち出している戦略です。
この方法は確かに「広告費」という分類で費用を使わないため、集客するために「無料でできる」と言われています。
しかし、本当に無料なのかというと、それは広告費が無料だというだけで、集客の要となる「コンテンツ」を制作する時間と労力が必要となります。コンテンツもただ作るだけではなく、検索されたときに検索結果の上位へ表示されるような「役立つコンテンツ」を完成させる必要があります。
このように、聞くだけも手間がかかりそうな「コンテンツ」ですが、確かに役立つ情報を定期的に公開していくことができれば、間違いなくホームページ集客のツールとして使えるものになります。
また、役立つ情報として作られたコンテンツは、あなたの会社の情報資産ですからライバルから簡単に奪われることはありません。
情報資産が積み重なることで、あなたの会社のホームページは専門家として認識され、信頼度もアップし、情報の確かさと量からも
「あなたは本物だ!」
と感じてもらうことができるでしょう。
コンテンツマーケティングは、役立つ情報であるコンテンツを通じて見込み客とつながり、コミュニケーションを繰り返し、関係性を太くすることが目標です。
そして、その先に「あなただから選びたい」と考えてもらえるように育ってもらい「問い合わせ」という行動を起こしてもらいます。(またはセールスです。)
こうなると問い合わせの段階で、あなたのことをあなた以上に理解している優秀な見込み客となっているため、ビジネスの話もスムーズに進みます。
下手な値切りも少ないでしょうし、あなたのビジネスに対する価値観に近い人がコンテンツを通してふるいに掛けられていますから、これから長い間お付き合いするのも楽な人だけが集まってくれることでしょう。
このように「役立つ情報=コンテンツ」を提供することでアクセス(見込み客)を集め、繰り返しコンテンツを通してコミュニケーションを行い、あなたの価値観に触れ、優秀な見込み客として育ってもらい「問い合わせ」をもらうのがコンテンツマーケティングなのです。
(2)分散型メディア戦略
SNSを使って情報を拡散する戦略です。
分散型メディア戦略は、あなたがターゲット(ペルソナですね)とする人たちの層によって、使うべきSNSを変更していくことが必要です。
例えば、
・ターゲットが若年層なら、TwitterとかLINE
・ターゲットが美容に興味のある女性なら、Instagram
・ターゲットがつながりを求めたアラフォー以上ならFacebook
それぞれに特性がありますから、ここを間違えずに使うことで、あなたが発信する情報が効率よく拡散され、あなたのことを知ってくれる人が増えていきます。
分散型メディア戦略は、SNSをメインに使うことになりますので(現段階では)費用がかからないのも魅力です。
(LINE@は費用が近々かかるようになります。)
しかし、SNSという特性上、こまめな投稿と返信が必要です。
これはかなりの時間を要します。
覚えてもらうまで継続しないといけません。
覚えてもらうためにはフォローして反応しないといけません。
覚えてもらったら返信を怠ってはいけません。
分散型メディア戦略はスタートしやすい反面、このような「マメ」な活動が必要なのです。
あなたは「マメ」でしょうか。
時間があるでしょうか。
Youtuberのようにできるでしょうか。
今の時代、まだまだ「コンテンツマーケティング」の方に勝算があると僕は感じています。
(3)有料広告
ホームページ集客を最も早く成功させたいのなら、有料広告を使うことです。
これは、時間とお金のどちらを使うかということです。
お金を使わないのなら時間が必要になります。
お金を使うなら時間が短くて済みます。おまけにスピードアップも期待できます。
有料広告は毎月の広告費として、最低でも3万円は用意しておきましょう。できれば5万円、少しでもスピードアップしたいなら10万円は必要です。
これは私の経験ですが、1日1,000円の広告費でFacebook広告を運用したことがありますが、良いか悪いかを判断するために2週間以上を要しました。
このように書くと、2週間でたった14,000円の広告費じゃないか、と思われるでしょう。
しかし、有料広告を使う場合には、スピードアップしたいのですから、2週間という時間は長すぎるのです。
できることなら「良いか悪いか」の判断は1週間で終わらせたい。
そして改善し、次の1週間テストして判断し、3週間目には勝ちパターンを次々と投入してテストを繰り返したいのです。
有料広告は、出したからといって必ず反応があるとは限りません。
最初の反応を出すためにはスタート時にガツンと広告費を投入し、短い期間で広告の方向性を割り出し、その後は必要な費用だけを使って継続運用するのが王道です。
ということで、私個人としては、ホームページ集客を3ヶ月以内に成功させたいなら、有料広告をスタートさせるのがオススメです。
その後、プラス3ヶ月間は広告を出し、7ヶ月目から少しずつ広告費を減らしながら自然流入とのバランスを見て、少しずつ「SEO対策」されたコンテンツからの流入へと移行していくのが理想型だと思います。
6: 基本の集客方法
ホームページからの集客方法にも基本があります。
その基本とは、
『ユーザー目線で考えられた仕組み』
非常にシンプルでありながら、実践するのが難しいことです。
ホームページから提供する「コンテンツ」。
コンテンツの先にあるセールス。
どちらもユーザー目線で考えられた仕組みでないと、今の人たちは近寄ってくれません。
その証拠に、大手広告会社が受賞するようなCMをテレビや動画サイトで流すよりも、たった一人のツイートの方が大きな影響を与えることが増えてきました。
このような状況から見ても、今の時代に必要なのは、
「○○を買ってください!」
ではなく、ユーザー目線での体験を通したアドバイスが大切です。
人は「買え買え!」と言われると頑なな反応をし始め、防御と逃走という手段を考え実行しはじめます。
ホームページからの集客もこれと同じことです。
最近は「モノよりもコトを売れ」とか「商品よりも体験を売れ」とか言われていますが、これは自分が何かを購入するときのことを振り返るとわかるはずなんです。
モノや商品で買っているときは、消耗品であったり、どこででも手に入るものだったりするんです。(しかも低価格)
しかし、
例えば車を買うとき、高級バッグを買うときなどは、
・お店に入ったときからの体験
・お店での接客を通した心地よさ
・車やバッグを手にしたとき、体の内側からわき起こる満足感
このような「コト」「体験」に満足して購入しています。
その後に「モノ」「商品」がついてきているわけです。
だから、最近のビジネス書や小売店向け月刊誌で大げさに謳われていることは、
「最近に誰かが発見した隠されたすごい秘密」
でもなんでもありません。
正しくビジネスや商売をされている方なら、勝手にそうなっていることなんです。
しかし、これがホームページ集客というテクニック的な分野に足を踏み込むと、とたんにビジネスの本質を忘れてしまい、意識して「コト」「体験」を見つけて進めようとし、今までのあなたの経験で十分だったことを混乱に陥れ、結果的に訳の分からない戦略を進めようとしはじめます。
あなたにはすでにお客様がいらっしゃるはずです。
ということは、少なくても「コト」「体験」を通し、ユーザー目線で販売しているということです。そうでなければ、今頃お客様はゼロでしょうから。
ここが大切です。
あなたはホームページ集客に必要な基本をすでに持っているのです。
でも、改まって考えると、近すぎて見えないだけなんです。
ぜひ、こういうことはセミナーやコンサルでお金を使ってテクニックを覚えようとするよりも、あなたと少し距離のある人に話してみるのが近道です。
「あっ、オレ、あたし、出来てるやん!」
という、アハ体験が待っていることでしょう。
次は「集客できないときのおすすめ5アイデア」について。さらに集客の自動化についてお話していこうと思います。
が、今回もコンテンツが長くなりましたので、このあたりでパート3『ホームページから集客できないときのおすすめ5アイデア』に引き継ぎます。
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