インターネット(ほとんどがホームページ)を使った集客を実践している中小企業や個人事業主の方が増えています。
実践する中でホームページへの集客(アクセス)は最初の頃よりは増えているけれど、具体的にキャッシュへつながる
・問い合わせ
・資料請求
・リスト獲得
このようなビジネス活動へ結びつかないというお悩みもあるとお聞きします。
そこで今回は、ホームページから集客し、あなたが思い描く成果へ結びつける「秘密のヒント」をお伝えします。
目次
1: 検索している理由を知っていますか
インターネット(ホームページ)を使った集客は、主に自然流入と呼ばれる検索行動からスタートします。
検索行動とは、見込み客(まだお客様になっていない方達)が持つ悩みを解決したいために行っている活動です。
例えば次のようなキーワードで検索を行う見込み客が居たとしましょう。
「デジカメ」
このキーワードを入力し検索する人は、どのような理由で時間を使って探しているのでしょうか。
デジカメという単語からイメージできる、検索する理由は様々です。
しかし、デジカメというキーワードを入力し検索する人の中で一番多いのは、おそらく「新しくデジカメを購入しよう」と考えている人。
これを確認するためには、Googleが提供している「サジェスト」という機能を使います。
サジェストとは、あるキーワードをGoogleの検索窓に入力すると、関連性の高いキーワードを自動的に教えてくれる大変便利な機能です。
で、この便利なサジェスト機能から「デジカメ」に関連するキーワードを見てみると、
「デジカメ おすすめ」
「デジカメ info」
「デジカメ プリント」
「デジカメ 価格」
「デジカメ 自撮り」
このようなサジェストが出てきます。
一番上に出てくる「デジカメ おすすめ」。
二番目に出てくる「デジカメ info」。
四番目に出てくる「デジカメ 価格」。
これはどこから見ても、デジカメの購入を考えている人でしょう。
購入を考えているからこそ「おすすめ」を探したり、「情報」「価格」を比較したりしようとしています。
これが見込み客が検索している理由。
ひとことで言うと見込み客は「どのデジカメを買えばいいのか教えて!」という質問を私たちに投げかけ、役立つ答えを手に入れたいことになります。
2: 少しの違いで大違い
サジェストには後2つありました。
「デジカメ プリント」
「デジカメ 自撮り」
この2つのキーワードで検索する人は、デジカメをすでに所有し使っている人です。そのため、
どうすれば自撮りが上手くできるか。
どうすればデジカメで撮影した思い出をプリントできるか。
こういう方法を知りたいのです。
ということは、私たちがデジカメを販売しているネット通販会社だったとすると、この2つのキーワードを入力する見込み客を集めても売上には結びつかないということです。
3: 理由とホームページが合わない場合
では、先ほどの2つのサジェスト
「デジカメ プリント」
「デジカメ 自撮り」
が全く私たちのビジネスに役立たないのかというと、そんなことはありません。
もしあなたのホームページで
「デジカメ プリント」
「デジカメ 自撮り」
に関係するブログ記事(コンテンツ)が検索上位に表示され、そこからのアクセスが安定して増えているのなら、すぐに「デジカメ販売」という成果へは結びつかないですが、未来のお客様として育てることは可能です。
4: 気づきを与えることが正解
このような場合は、将来デジカメ購入へ行動してもらうために、あなたのお店が信頼できるという「気づき」を与えることが大切です。
・もっと自撮りが上手くなる光の当て方
・スタイル良く見える角度
・小顔効果が抜群に高くなる背景とのバランス
・デジカメから簡単にプリントできるプリンターの紹介
・地域のデジカメプリントショップ一覧
・プリントするときの「紙」による発色の違い
こういった役立つ情報から、あなたの会社の信頼度をアップさせ、次にデジカメを購入するときには無条件で選んでもらえるように育てることもできます。
さらには、こういった情報をまとめて小冊子とし、メールアドレスと交換で提供するというのも方法です。
メールアドレスを獲得しておくと、こちらからコミュニケーションを取ることができますので、見込み客の育成に役立つことは間違いありません。
5: 自分のことを確認しよう
では、あなたが販売する商品やサービスの関連キーワードを確認しましょう。
(1)Googleサーチコンソール
こちらのツールを使って、どのようなキーワードであなたのホームページへ訪問している人が多いのか。
どのキーワードが検索上位に入っているのかを確認します。
(2)Googleサジェスト
検索上位に入っているキーワードをGoogleの検索窓に入力し、サジェストを見てみます。
こうすると、アクセスを生んでいるキーワードに関連する新しいキーワードがわかります。
6: 秘密を開くカギはネットでは見つからない
新しいキーワードがわかったところで、そのキーワードで検索する見込み客は「何を求めているのか」をイメージしてください。
キーワードを見つけることはネットで提供されているツールで可能ですが、「何を求めているのか」はネットでは見つかりません。
専門家としてのあなたの経験や実績、これまでのお客様とのコミュニケーションからしか秘密を開くカギ(理由)は見つかりません。
同じキーワード(悩み)であっても、あなたのところへやってくる見込み客の理由は違っているはずです。
全く同じペルソナ(理想の顧客像)の会社はありません。
秘密を開くカギは、あなたの中からしか出てこないということです。
さいごに
ビジネスは「悩み」の解決からスタートします。ホームページを検索する人も同じです。
今回お伝えしたことを参考にして、ホームページへのアクセスを成果に結びつけてください。
もし、秘密を開くカギを自分一人では見つからないという場合には、無料の集客相談もありますのでご活用ください。
追伸:
自分のことは自分が一番分からないものです。
あれこれ時間を使って悩むのなら、誰かと話をする方が簡単に見つかることもあります。
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