新しい集客方法としてwebを使っていこう。
そう考えておられるなら、これから紹介する内容をお読みいただき、出来るだけ素早くwebからの集客をスタートしてください。
webからの集客を成功させるためには、少しでも早くスタートするのがコツです。
まずはメリットとデメリットから見ていきましょう。
目次
1: 集客をwebから行うメリットとデメリット
webから集客を行うとき、メリットとデメリットがありますので、まずは両方を知っておいてください。
そして、あなたのビジネスによってはメリットを感じないこともあると思いますので、そんなときはwebからの集客よりもリアルでの集客に、これまで以上のチカラを入れられることをおすすめします。
■メリット
(1)24時間365日自動的に集客活動をしてくれる。
(2)仕組みが出来上がると放っておいても集客が安定する。
(3)値切られることが少なくなる。
(4)価値観の近い人が集まるのでクレームや返品が減る。
(5)毎月の集客予測が出来るので経営の不安が減る。
(6)良い悪いが感覚ではなく科学的な数字で判断できる。
(7)方法にもよるが情報資産が出来上がる。
(8)普段は出会えないような人を獲得できる。
(9)顧客や見込み客と直接つながることができる。
■デメリット
(1)「お金」または「労力×時間」最低でもどちらかが必要。
(2)自然検索という方法で集客するためには専門知識や技術、時間と手間が必要。
(3)新しいルールが登場すると対応が必要。
(4)ルールが変更されると対策が必要。
(5)業種にもよるが多くの場合とにかく競合が多い。
(6)見込み客を獲得してから顧客に育てるまでに時間が必要。
ざっと考えるとこのようになります。
メリットの方が少し多いですが、どのようなことも同じで、それなりにデメリットも存在しています。
メリットを手に入れるために、デメリットの解決には専門家のサポートを取り入れるという方法もあります。
メリットとデメリットからじっくりと検討してください。
あなたのビジネスには、どちらが大きなインパクトを与えるでしょうか。
2: リアルとwebの共通項目
リアルの集客とwebの集客は、印象的には共通しているところがあまり無いように感じるかもしれません。
しかし、集客とは人を引きつけ集めることですので、プラットフォームが変わっても共通しているところは存在します。
(1)ペルソナ
リアルの集客でも同じですが、どんな人があなたのビジネスにおいて理想のお客様像なのかを明確にしておくことが重要です。
「多くのお客様」「すべてのお客様」であると、無料大好き、タダ大好き!でも、クレームはいっぱい。
こんな理想とはかけ離れた人たちが集まってくることもあります。
これはwebでの集客でも同じで、きちんと理想のお客様像(ペルソナ)を決めておくことが大切です。
リアルでの集客の経験と知識が生かされるところです。
(2)悩み
これもリアルでの集客と同じです。
集客のポイントは「悩み」から始まっています。
webの集客でも同じで、悩みの発見から集客が始まります。
リアルでの集客で培ったお客様の悩みを活用することができます。
(3)解決
ビジネスは悩みの解決です。
web集客でも同じでして、ペルソナの悩みを解決できることから集客活動が始まります。
もしあなたのwebサイトで、ペルソナの悩みを解決できないのであれば、webから集客することは永遠にできません。
これはリアルでも同じですね。
3: リアルとwebの違うところ
リアルとwebの集客では違うところがあります。
わかっていそうで意識していないこともありますので、しっかりと違うところを押さえておきましょう。
(1)競合
リアルでの競合というと、店舗系なら広くて半径5km以内でしょう(車使用の場合)。
しかし、webとなると競合は「日本全国」となります。
もう少し狭くしたとしても「都道府県」であったり、「市区町村」だったりします。
ネットで検索して調べると、一瞬にして競合が出てきます。
物販の場合ですと、同じものを扱っているwebサイトが全部競合です。
当然ですが、その中には
・アマゾン
・ZOZO
・楽天
・ジャパネットタカタ
こういうところも入っていることでしょう。
競合の数は最大の違いです。
(2)比較
例えば、デジタル一眼レフを買いたいとします。
ネットで「デジタル一眼レフ 価格」と入力して検索すると、これまた一瞬にして様々なお店と価格が一覧形式で表示されます。
検索した人は、いとも簡単に同じ商品の価格を比較することができます。
webでの集客がつらいのはココ。簡単に他店と価格を含めて比較されてしまうことです。
リアルだったら、あっちこっちのお店に足を運ばないと比較できませんけれど、webでは画面の前に居るだけで全てが手に入ります。
(3)関係性が薄い
リアルでお店に来られた見込み客と顔を合わせた場合、話しかけたり悩みをお聞きしたりすることで、関係性は少しずつでも濃くなっていきます。
しかしwebの場合は、お互いが相手と接触していませんので、非常に関係性が薄いのです。
webでの関係性の構築は、リアルよりも手間と時間と気配りが必要です。
4: webを使った集客方法
メリットとデメリット。共通すること、異なっていること。
それぞれがわかったところで、webを使った11の集客方法を紹介していきます。
あなたのビジネスでは、どの方法がぴったり使えるでしょうか。
ご自身のビジネスステージに置き換えながら読み進めてください。
4.1: 自然検索
webからの集客の王道「自然検索」です。
自然検索とは、GoogleやYahoo!から検索された結果、そこからあなたのホームページやブログなどへ訪問してもらう方法です。
この方法のポイントは検索結果の上位へ、あなたのホームページやブログを表示することです。
検索結果の上位にあれば、クリックして選んでもらえる確率が高くなります。
2ページ目、3ページ目の結果に表示されていても、ほとんどの場合はクリックされることはありません。
このような仕組みの自然検索で集客するためには「SEO対策」という専門的な知識と技術が必要になります。
SEO対策をご自身で行われる場合は、無料で集客することができます。
いっぽう、SEO対策を専門家へ依頼される場合は、費用が必要になります。
4.2: 検索連動型広告
自然検索に近い方法に、検索連動型広告というものがあります。
この方法は広告費用を出すことで、検索されたキーワードによって
優先的に検索結果の目に付くところへ、あなたのホームページやブログへ誘導する広告を表示してくれます。
検索されたキーワードに関連したときだけ表示されるため、興味を持っている人がクリックしてくれる可能性の高い広告方法です。
一日でも早くwebから集客したい方は、お金で時間を買うイメージで活用してもらうのが良いでしょう。
4.3: リマーケティング広告
一度訪れたホームページの広告が、別のホームページへ行っても後を追って表示される。
こんな経験はありませんか?
この方法をリマーケティング広告と言います。
リマーケティング広告は「広告」ですから費用が必要です。
その代わり、一度でもあなたのホームページやブログへ訪れた人へ、特定の期間中に何度も広告でアピールし続けます。
この場合、何度も目にするので親近感が湧き、広告をクリックして訪問する人がいる反面、何度も目にすることで「うっとうしい」と感じられ嫌われる可能性をぬぐい去ることはできません。
ただ、広告というものは、そもそも好かれているものではありませんので、あまり気にせず「やるときは徹底的にやる」のが良いでしょう。
あなたのビジネスに関係の無い(お金を落とさない)人から嫌われてもOKなんですから。
4.4: ディスプレイ広告
昔からある、ドーンと大きく広告を出しているやつです。Yahoo!のトップページに大手さんが出しているのがディスプレイ広告です。
広告費が助成金などで用意でき、遠慮なく使えるのなら一定期間だけ出してみるのも方法です。
ただ、ディスプレイ広告は、すぐに購買へ繋がるものではありません。認知を広める役割の方が強いです。
知らなかった人へ「そんなところもあるんだ」「そんな商品あるんだ」「そのサービスだった悩みを解決できそう」と気づきを与え知ってもらうためのものだと心得ておきましょう。
4.5: SNS広告
SNSを使った広告です。
FacebookやInstagram、LINE@なんかが熱いですね。
SNS広告の良いところは、広告を出す相手の条件を細かく設定できることです。
あなたのビジネスにふさわしいペルソナの条件を設定して広告を出せますから、クリックされる確率は他の広告よりも高くなります。
また、興味のない人へ広告を出さないため、広告費用も他のものより安くなる傾向があります。
最近では流石に難しくなりましたが、1年半前くらいならFacebook広告で、一人のお客様獲得にかかる費用が500円ということも可能でした(一般的なネット広告ですと、多いときなら一人獲得に8000円とかもあります)。
4.6: アフェリエイト
あなたのビジネスで扱っている商品やサービスによっては使えるweb集方法です。
この方法はアフェリエイターと呼ばれる人たちに、あなたに代わって宣伝してもらうことで集客するという仕組みです。
アフェリエイターさんがあなたを紹介し、紹介された人があなたのホームページやブログへ訪れたり、何かに登録したら、その分だけの費用をあなたがアフェリエイターさんへお支払いすることになります。
費用が発生するポイントはどこか。
一回の費用はいくらか。
こういった条件をアフェリエイターさんと決める必要があります。
・情報商材系
・サプリメント
・美容関係
・フィットネス
・ファッション
こういったジャンルの商品やサービスを提供されているビジネスなら使えます。
4.7: WEBメディアへの記事広告
少し手の込んだ方法です。
最近ではWEBメディアというものが存在しています。
WEBメディアとは、様々な情報を独自の切り口で発信し、見に来る人を増やすことで広告収入しているサイトです。
こういったサイトは、訪問者が月間10万とか20万とかいますので、ここに少しでも露出すれば、それなりに知名度が上がります。
リアルに置き換えるとすると、ローカルのテレビ番組でお店が紹介された後、びっくりするくらい電話が鳴るのと同じイメージです。
こういった働きをするWEBメディアに「記事風の広告」を作ってもらい掲載することで、あなたのホームページやブログへの訪問者を増やすことができます。
記事風広告の内容は一見するとインタビュー記事や取材記事の形をしていることがありますが、これは広告費用を払った結果として作ってもらった情報です。純粋に無料でインタビューや取材を受けたものではありません。
この方法は昔から雑誌にもありますので、それなりに権威や知名度を高める手法として活用することができます。
4.8: Googleマップ
Googleマップにお店の情報を載せましょう。
これはMEO対策と呼ばれる方法です。
Googleマイビジネスに登録し、知り合いに口コミを書き込んでもらうことで、ローカルで探している人にアピールすることができます。
ここから集客するのも立派なweb集客です。
しかも無料。
4.9: メール
もしあなたが、関係を持っている方のメールアドレスを持っているのなら。
メールから集客するのもweb集客方法のひとつです。
メールアドレスを知っているということは、何らかのつながりから始まりやりとりしていますので、全く知らない人を集めるよりはハードルが低くなります。
また、メールは1対1でのコミュニケーションが可能ですので、ピンポイントでメッセージを送ることができます。
・お誕生日おめでとうございます
・あなたと出会ったのは○年前の今日でした
・年末年始のご挨拶
理由は何でもかまいませんので、こういった切り口から集客することもできます。
4.10: 動画広告
動画、好きですか?
あなたのペルソナも動画は見ているでしょうか?
もし動画を見ている人がペルソナなら、動画広告という方法もあります。
Youtubeなどの動画配信サイトから広告を出しましょう。
動画はプロが撮影したものも良いですが、今ではスマホでも簡単に撮影できますので、まずは敷居の低い方法から試してみてもらいたいですね。
4.11: SNSでの拡散
こちらは広告ではなく、SNSにあなたがメッセージを書き込むことで拡散してもらう方法です。
この方法は広告ではありませんので費用は必要ありませんが、
・いつ
・どの話題が
・どのくらい
拡散するのかを予測することができません。
明日の朝の投稿が拡散するかもしれませんし、半年後の何のことはない一言が拡散するかもしれません。
こちらでコントロールできない部分が気にならないのなら活用できる方法です。
5: web集客の必須項目とは
webからの集客方法を紹介しました。
この内容からもわかるとおり、長い目で見たweb集客の必須項目は「検索エンジン」と仲良くなることです。
無料有料問わず、web集客を行う上で「キーワード」と「検索結果」、この2つを外すことはできません。
検索エンジンについての詳しいことは、Googleが公表していませんので誰にもわかりませんが、
ペルソナがどのような気持ちでキーワードを入力しているのか。
その結果、何を知りたいのかを検索エンジンが何らかの方程式や確率論などを駆使し紐づけていることは確かです。
webからの集客を考えているのなら、検索エンジンという存在を常に意識しておきましょう。
そして少なくとも、Googleが提供している「キーワードプランナー」で、あなたのペルソナが検索で使っているであろうキーワードを見つけることは、やっておいて損はありません。
6: 集客をwebから行う13のステップ
集客をwebから行う13のステップを紹介していきます。
ここで紹介されているステップを使えば、
・より素早く
・より集まる
集客システムを手に入れられるようになるでしょう。
これは知識を得るための情報ではありません。これは、あなたの集客に関する悩みや不安を終わらせるためのものです。
なので、ここからはスマホに邪魔されないようにしながら、じっくりと読み、考えていく必要があります。
6.1: どの方法から集客するのかを決める
予算、人員、時間、集客までのスピード、これらを検討した結果、どの方法なら継続していけそうか考え決めましょう。
・自然検索
・有料広告
・SNSでの拡散など
紹介しました11の方法から決めてください。
6.2: 集客で提供するものを理解する
webから集客するとき、何らかのモノや情報、キャンペーンやサービスなどを提供するはずです。
あなたが提供するものを理解しましょう。
6.3: ペルソナを決める
集めようとするペルソナ(理想の顧客像)を決めます。
ここが曖昧だと、思ってもみない人が集まってきてしまい、気持ちよくビジネスができない原因を作り出してしまいます。
6.4: ペルソナの願望を見つける
ペルソナが手に入れたいけれど、まだ手に入っていないことを見つけましょう。
このギャップが大きいほど願望が大きいということになります。
6.5: ペルソナの悪夢を見つける
もし願望が叶わなかったとき、ペルソナが描く最悪なことを見つけましょう。
ここが負の訴求ポイントになります。
6.6: なぜ必要なのかの理由
どうしてあなたの商品やサービスがペルソナに必要なのか。その理由を明確にしてください。
ギャップが大きい願望を手に入れるため。
もし手に入らなかった時の悪夢を避けるため。
人は感情で購入行動を起こしますが、同時に
・家族
・友人
・知人
これらの人へ説明できる、もっともらしい理由も欲しがっています。
6.7: 核となるベネフィットは何か
提供する商品やサービスなどの核となるベネフィットをはっきりとしておきます。
このポイントは特徴ではなく「ベネフィット」だということです。
どんな良いことが起こるのか。
例えば、車のエアコンの場合だと
特徴:車にエアコンが付いています。
ベネフィット:暑い日でもシートに座るだけで汗がスーっとひいていきます。
この違いですね。
6.8: 手に入れた後は何を得るのか
ベネフィットに近いです。
あなたが提供する商品やサービスを手に入れた後、どんなことが起こるのか。どんなことを得られるのか。
提供する側からすると「わかるだろう」と思っていますが、受け取る側は自分で想像することをしません。
こちらからイメージを伝えてあげる必要があります。
6.9: 不安、問題、共感
ペルソナが抱く不安や問題につながる、共感できるストーリーやシーンを用意しましょう。
あなたが今提供している商品やサービスを選んだということは、過去、あなたもペルソナと同じ経験をしているはずです。
6.10: ペルソナが選び見て読む理由
ペルソナがwebという情報の海から、あなたを選び、見て、読む理由はなんでしょうか。
別の言い方をすると
「なぜ、あなたの話を聞かないといけないの?」
という読み手からの問いへの答えです。
6.11: 提供するものは誰のものか
あなたが提供するものは、誰のためのものであるのかを明確にしましょう。
多くの人にすると、メッセージが伝わりにくくなります。
6.12: 提供するものは誰のものでないのか
誰のためのものではないのかを明確にしましょう。
排除することで、あなたが集めるべき対象へチカラを集中することができます。
6.13: 集客方法に合わせてコンテンツを作る
選ばれたwebからの集客方法に合わせて、ここまでのステップで明らかになったことを活用してコンテンツを作ります。
自然検索なら、記事風のコンテンツ。
有料広告なら、広告画像やキャッチコピー、ランディングページ。
SNSでの拡散なら、日々の投稿で気づきを与える。
それぞれに合ったコンテンツを作ってください。
7: 集客した後は育てる
webから集客したら終わりではもったいないです。
ここから育てることに意味があります。
7.1: 個別に連絡できる方法を準備する
ただ集めるだけではいけません。これから何度もコミュニケーションを取りながら、あなたのファンへと育ってもらう必要があります。
そのためには、集まった人へ連絡できる方法を準備していきましょう。
・メールアドレスをもらう
・LINEのIDをもらう
・Facebookで友達申請してもらう
何度も連絡できる状態にすることが大切です。
7.2: リストを管理し育成する
集めた個人情報を「リスト」と呼びます。
リストは、ただ持っているだけでは何も変わりません。
どのような人がいるのか、どんなことに反応するのか。
こういったことをリストに紐づけて管理することで、より濃い関係性を築くことができます。
8: 理想のweb集客とは
中小企業・個人事業主の方への理想的なweb集客方法としておすすめできるのが、次の2つです。
8.1: リード獲得はコンテンツマーケティング
リード獲得とは、これまでつながりの無かった人を集めることです。
セールスで最も難しい部分ですね。
この部分は、相手との間に信頼関係などがありませんので、とにかく相手に選んでもらうことが必要となります。
そこで、こういった状態に使えるのが
「コンテンツマーケティング」
と呼ばれる方法です。
役立つ情報を提供することで、自然検索や検索連動型広告からリードを獲得します。
8.2: 育成とセリングはリストマーケティング
リードを獲得できれば、個人とつながれる情報を手に入れます。
そして、直接やりとりを繰り返しながら育成し、信頼残高を増やしながらセールスを行います。
これは
「リストマーケティング」
と呼ばれる方法です。
コンテンツマーケティングとリストマーケティング、2つをビジネスステージやwebからのアクセス状態によって使い分けることで、強固なweb集客システムを完成させることができます。
さいごに
新しい集客方法として、webからの方法をお伝えしました。
リアルとwebで共通する部分、違いがある部分などがご理解いただけたかと思います。
また、11の方法もご覧いただきましたので、あなたのビジネスに適した方法を選んでいただけることでしょう。
ぜひ、13のステップを行い、新しい集客方法として「webからの集客システム」を手に入れてください。
もし、ご自身のビジネスやリソースで、どの方法が適しているのか悩んでしまわれた場合には、無料の集客相談をご利用ください。
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