集客のためにホームページを作ってみたけれど、半年、1年が経過しても全くと言って良いくらい反応がない。
問い合わせが簡単に来ると聞いていたけれど、そもそも1ヶ月に見られている数が少ない。
どうすればこう言った悩ましい問題を解決できるのか。
そんな悩みをお持ちのあなたへ、集客のために必要なホームページを宣伝する方法についてご紹介していきます。
目次
1: 集客ホームページの宣伝に必須なこと
集客するためにホームページを持っているだけでは何も変わりません。必要なのはホームページそのものを宣伝し、出来るだけ多くの人の目に止まるようにすることです。
そこで、どのようにすれば多くの人の目に止まるのかというと、大きく分けて2つの方法が考えられます。
一つは「有料の検索連動型広告」、もう一つは無料で出来る「検索結果の上位表示」。
ここで気づいて頂きたいのですが、有料の場合も無料の場合も共通していることは
・検索エンジンとの付き合い方
・検索されるためのキーワード
この2つが大変重要な要素になってくるということです。
2: 効果的に宣伝するための検索エンジン対策
それでは重要な2つの要素について、もう少し詳しく見ておきましょう。
この部分の考え方を間違えていると、どれだけがんばってもホームページから集客を生み出すための宣伝は成り立ちません。
2.1: 検索エンジンに登録する
有料の場合も無料の場合も、どちらにも共通していますが、あなたのホームページが
「どのようなキーワードで検索された時に一致し結果表示されているのか」
この情報を持っている必要があります。そうでないと常に大手と同じようなキーワードで戦うことになりますから、人的資金的リソースが限られている私たちには勝ち目がありません。
では、このような情報をどこで手に入れるのかというと、Googleが提供するサービス「サーチコンソール」から、あなたのホームページを登録することが大切です。
この作業を忘れていると、あなたのホームページが検索結果に表示されたときに使われたキーワードがわかりません。
2.2: 検索エンジンの先にあるものを知る
Googleの検索エンジンへホームページを登録した後は、検索結果の上位へ表示されるための対策が必要となります。
この対策を「SEO対策」と呼びます。SEO対策は有料広告を使う場合には必要ないようにも言われますが、そんなことはありません。
というのも、いつまでも有料広告を出し続けることは費用の問題もありますし、理想の状態は徐々に有料広告を減らしていきながら、無料の検索結果で上位表示されることを宣伝として活用するのが良い方法だからです。
また、有料広告から誘導した先には、検索エンジンに良い評価をされるような有益な情報が存在しないと訪問者はガッカリし、すぐにあなたのホームページから離脱することでしょう。これでは誘導するために使った広告費をドブへ捨てているのと同じことではないでしょうか?
このような理由から、私たちはGoogleの検索エンジンと上手に付き合う必要があります。
ではどのようにして付き合えば良いのかというと、
・ブラックな方法は使わない
・専門家として正確な情報を提供する
・読み手が理解できるようにする
こういった「Googleが求めていること」を実現し付き合うようにするのです。
Googleの検索エンジンは、ただ検索して結果を表示しているだけではありません。「有益な情報=コンテンツ」なのかどうかを判断し表示するよう、常に最適化を進めています。
この最適化は、これからもアップデートされ続けます。ですからブラックな方法は、いつの日か必ずバレて検索結果に表示されなくなるでしょう。
昔流行ったブラックな付き合い方ではなく、正々堂々と、どのようなアップデートが行われたとしてもビクともしないコンテンツを私たちは作っていくことが必要とされています。
そして、正々堂々としたコンテンツをGoogleは検索エンジンという「プログラム」の先に求めているのだと思います。
2.3: テーマに合ったキーワードを選ぶ
インターネットの世界で情報を検索し必要な人へ届ける、揺るぎないポジションを持つGoogle。検索エンジンとの付き合い方は、Googleとの付き合い方と言っても良いでしょう。
彼らがどのような情報を欲しているのかが分かったところで、次に効果的に宣伝するための検索エンジン対策をお話します。
検索という行動から結果が表示され、その中にあなたのホームページを登場させ、検索者に注目させるためには次のことを忘れてはいけません。
『検索者が使っているキーワードを見つける。』
当然と言えば当然のことです。検索する人が実際に使っているキーワードを見つけないと、あなたのホームページはいつまで経っても検索にヒットしてくれません。ということは、いつまでも宣伝できないことになります。
こんなことになりたくはありませんので、Googleが提供している2つのサービスと1つの機能を活用して、実際に使われているキーワードを見つけましょう。
■Googleキーワードプランナー
このツールは、あなたのビジネスに関連性の高い、実際に使われているキーワードを教えてくれます。
例えば、「ビジネス アイデア」と入力して、どれくらいの検索回数が過去1年、過去数ヶ月にあるのかを見ると、次のような結果が返ってきます。(結果は都度変わります。)
ビジネス アイデア 1,000~10,000
起業 アイデア 1,000~10,000
起業 セミナー 1,000~10,000
起業 方法 1,000~10,000
起業 資金 1,000~10,000
左側がキーワード、右側の数字が一ヶ月の平均検索数です。
こういった情報から、どれくらい使われているのかを知ることができます。
■Googleサーチコンソール
あなたのホームページが、どのようなキーワードにヒットしているのかを知ることができます。キーワード、クリック数、表示回数、順位を見ることができますので、ここから実際に使われているキーワードを見つけることができます。
■Googleサジェスト

デジカメのサジェスト結果はこんな感じ
キーワードをGoogleの検索窓に入力すると、検索された単語に関連したキーワードを表示してくれます。ここで表示される関連キーワードの候補は実際に使われているものですから信頼できます。
ツールと機能を使いいくつかのキーワードを見つけることができます。見つけたキーワードの中から
『あなたのホームページのテーマに合ったキーワードを選ぶ。』
これが大切です。単に検索されている回数が多いから、表示されている回数が多いからという理由で選んではいけません。あなたのホームページは、あなたのビジネスの専門書と同じです。関係のないキーワードが入る余地はありません。
例えば間違っても、リフォーム業なのに選んだキーワードが「ディズニーランド」「USJ」であってはいけないのです。
2.4: 選んだキーワードを最適な場所へ含める
テーマに合ったキーワードはコンテンツの次の2箇所へ含めるようにしましょう。
(1)タイトル
(2)概要
タイトルはキーワードを含めながら、検索者が見たとき違和感を覚えないような自然な言葉にしておくことが大切です。無理矢理なタイトルは不信感を覚えますのでクリックされる確率が減っていきます。
また、概要にもキーワードは含めておきましょう。
2.5: コンテンツで宣伝効果を高める
検索エンジンが重要視しているコンテンツ。
私たちはコンテンツの質を上げることが出来れば、検索エンジンの評価も自然とアップし検索順位が上がります。
検索順位がアップし、1位から10位までに入ると、11位以降よりも良い宣伝になります。何と言っても検索者の目に入りやすくなりますから、選んでもらえる可能性も高くなるというものです。
さらにコンテンツの質が上がり、検索順位が1位から5位に入ればかなり良い宣伝になります。
検索者は検索結果の上から順に見ていきますので、目に止まりやすくなりクリックされる確率も高くなります。
有料の広告を使う場合、無料の検索を使う場合。
どちらにおいても、このような検索エンジンへの対策は必要です。
特に今後のSEO対策としては「質の良いコンテンツ」が大きなカギを握っていることに間違いはありません。
3: SNSで宣伝効果を拡大する
検索エンジンへの対策の次には、あなたのホームページをもっと知ってもらうために宣伝効果を拡大させましょう。
そこで登場するのがSNSです。
3.1: Facebookが向いているところ
実名が売りのソーシャル、Facebook。
世界最大の登録者が居るという話ですが、日本において実状を見てみるとFacebookをメインに使っているのは、概ね40代以上。
若くて35歳くらいではないでしょうか。
ですので、あなたのビジネスが、この辺りの世代をターゲットとしているならFacebookは使える宣伝ツールとなります。
3.2: Instagramが向いているところ
女性向け、且つ、見栄えのするビジネスなら、Instagramは使える宣伝ツールになります。
反対に見栄えの無い、または地味なビジネスにはあまり向いていません。また動きの少ないビジネスも向いていないです。
・絶景
・彩り鮮やかな食べ物
・美しいポーズのヨガ
・魔法をかけるネイル
こういったビジネスには必須です。
ただし、Instagramは投稿画像からホームページへクリックして誘導することができません。プロフィールからクリックしてホームページへ訪れてもらわないといけませんので、
・まずは認知度アップ
・次に関係性アップ
・最後に誘導
こういった段階を踏むことが必要です。
3.3: Twitterが向いているところ
サポートで差を出したいビジネスに向いています。
これから買いたいなと思っている人からの質問を簡単に受け付け、短時間に回答することで、徐々にあなたのTwitterアカウントにフォロワーが増えていきます。
その結果、あなたのツイートに関心を持ち、ホームページへ訪問してもらうことができます。
3.4: LINE@が向いているところ
まず、現在1対1でコミュニケーションを取るためのツールとして、LINEはメルマガよりも使われています。
そのためLINEを介したメッセージのやりとりはハードルが低く、使っている年齢層も広いため宣伝効果を拡大することに一役かってくれるでしょう。
しかし、LINE@から個々のLINEアカウントへメッセージを送り宣伝効果を高めようとするとき、もっとも問題になることがあります。
それは、LINEアカウントを登録してもらえないことです。
ですので、LINE@を使って宣伝効果を拡大するためには、比較的簡単にLINEアカウントを登録してもらえるビジネスかどうか。ここを考えてください。
4: 外部リンクで信頼度を高める
直接的に、そして、爆発的に宣伝効果を高める原因にはなりませんが、宣伝に必要な信頼度を高めることも必要です。
人は第三者が認めているところや、大きな団体に所属しているところに信頼感や安心感を持つものです。そして信頼や安心が強いと、同じような宣伝をしても受け入れられることが増えていきます。
4.1: 加盟団体が運営するホームページ
あなたのビジネスに加盟できる団体や、資格による団体への参加が可能なら、団体が運営するホームページからリンクを張ってもらいましょう。
4.2: 関連会社が運営するホームページ
法人の場合、関連会社が存在しているところがあります。
こういったところなら、関連会社が運営するホームページからリンクを張ってもらいましょう。
4.3: ポータルサイト
食べログやエキテンなど、人が検索して集まるサイトへ登録しておくのも宣伝効果を上げる方法です。
ポータルサイトへ登録するとあなたのホームページのURLを登録することができますから、忘れずにきちんと登録しておきましょう。
4.4: JV(ジョイントベンチャー)できる友人知人のホームページ
「ターゲットは同じだけれど、売るものが違う。」
そんな友人や知人が居れば、お互いのホームページにリンクを張り合いましょう。
ターゲットが同じということは、どちらのホームページから訪問したとしても興味があるはず。
かなりターゲットを絞った宣伝が可能となります。
4.5: やってはいけない外部リンク
宣伝効果をアップさせるため、検索結果の順位をアップさせるため。
サテライトサイトという、あなたのホームページのテーマに近い隙間を埋めるような情報サイトを作り、サテライトサイトから自作自演でメインのホームページへリンクを張る方法です。
これはかなりブラックな方法ですので、いつの日かGoogleがペナルティを発令するかもしれません。こういったことを率先して行うと将来痛い目を見るかもしれませんのでやめておきましょう。
また、ネット上で影響力を持った人に、無理にリンクをお願いするのもよろしくありません。
リンクはお互いがプラスと感じるときにだけ成立するものだと私は考えています。ですので、相手にとってプラスが無いのなら、それは正しいリンクではないということです。
5: 費用を掛けてさらに宣伝効果を拡大
ホームページの宣伝に広告費を掛けるのなら、次の3つの方法からはじめてみてください。
5.1: 検索連動型広告
GoogleやYahoo!で検索したとき、検索結果の上や下、横に出てくる広告を検索連動型広告と言います。
検索連動型広告は、検索で使用されたキーワードによって関連性の高い広告が表示される仕組みとなっています。
広告の表示順序は単純に広告費なので、多くの費用をつぎ込めば簡単に検索結果の一番最初に表示されます。
この方法は大きな宣伝効果を生み出します。
5.2: リマーケティング広告
一度あなたのホームページへ訪れた人が、あなたとは別の人のホームページへ移動した。
そうすると、別の人のホームページで、あなたのホームページの広告が表示されアピールしている。
こんな状態を作り出す広告を「リマーケティング広告」と呼びます。
これ、あなたも経験があると思います。偶然に見たホームページの広告が別のところのホームページへ追いかけてきて表示されたことがあるでしょう。
この広告は何度も接触することで親近感を持ってもらい、広告をクリックしてもらう仕組みです。確かにタイミングが合えばクリックしてもらえますが、あまり興味のない人の場合には「邪魔な広告だな」と思われ印象が悪くなることも多々あります。
5.3: SNS広告
SNSに広告を出すと、かなり細かな条件に一致した人へ宣伝することができます。
広告を出す相手を絞り込めるということは、興味のある人へピンポイントで宣伝していることになりますから、あなたのホームページへ訪問し興味を持ってもらえる確率が高いと言えます。
また、検索連動型広告やリマーケティング広告よりも広告費が少なく済むことが多いため、これから広告をはじめようと考えている方にもぴったりです。
6: オフラインでも宣伝効果を出す
ホームページを宣伝する方法は、オンラインばかりではありません。
次にお話しするような、オフラインでも宣伝し効果を出すことができます。
6.1: チラシや看板にホームページアドレス
チラシや看板など、宣伝する媒体や販促ツールには必ずホームページのアドレスを入れておきましょう。
アドレスを入れておくときには、従来のように
「https://itchybiz.jp/」と入れるよりも、QRコードという二次元バーコードを印刷しておけば、スマホから簡単一発でアクセスすることができます。
QRコードは以下のサイトから無料で作成することができます。こういったサービスは積極的に利用しておきましょう。
QRコード作成 【無料】:QRのススメ
6.2: 店内POPにもホームページアドレス
店内POPやブラックボードに貼ったPOPなど、少し大きめのPOPにはホームページのアドレスを入れておきましょう。
当然こちらもQRコードで入れておけば、その場でスマホのカメラを使ってバーコードを読みとりホームページへアクセスしてもらえます。
6.3: 名刺にもホームページアドレス
オフラインの伝統的販促ツール「名刺」。
名刺にも必ずホームページのアドレスを入れておきましょう。名刺からホームページを見る人はあまりいませんが、少ない確率でも訪問してもらえたなら、あなたに興味を持っている人ですので意味のある宣伝活動だったと言えるでしょう。
6.4: VIP顧客には口コミしやすいストーリーを準備
オフラインで最強の宣伝方法「口コミ」。
口コミからホームページを訪問してくれる人が増えたなら、これは大変うれしいことが起こる予兆です。
でも、意外に口コミは起こらない。というのが感想ではないでしょうか。
これ、実は口コミが起こらないのではなくて、口コミが起こりやすい状態に私たちがしていないだけということが多いです。
口コミは勝手にしてもらえると思っている人が多いですが、いくら良い印象を持っているお客様(VIP顧客)でも、どういう風に口コミすれば良いのか、どんな人へ口コミすれば良いのかをわかっている人は少ないものです。
ですから、VIP顧客へは口コミしやすくなるように
・口コミしてほしい人の特長
・口コミしやすいストーリー
・驚くようなネタ
こういう情報をこちらから準備してお伝えしておくことが大切です。
7: スマートフォン対応は必ず実施
ホームページの宣伝方法で、今の時代に外してはいけないのが
「スマートフォン対応」
言うまでもないですね。もしあなたのホームページがスマホ対応されていないのなら、これは一大事です。
すぐにスマホ対応して、モバイル環境からも快適に見られるようにしておく必要があります。
というのも、スマホ対応されていないホームページをスマートフォンで見ると
・字が小さくて読めない
・ボタンが小さくて押せない
・画像や文章が画面よりはみ出していて横スクロールが邪魔くさい
という、読む気も見る気も無くすような状態になってしまいます。これではいくら宣伝して集めたとしても、その先へ進んでもらうことができません。
8: 2週間に一度の分析と日々の継続
ホームページの宣伝をスタートしたら、2週間に一度は
・アクセスが増えているのかどうか
・どこから訪問しているのか
・どのコンテンツが見られているのか
・どれくらいの時間滞在しているのか
・すぐに離脱するページはどこか
ということを分析し、結果を見て改善していきましょう。
ただホームページを作り、SNSを使って宣伝するだけでは効果を素早く感じることはできません。
定点によるチェックと分析、そして改善を繰り返すことでホームページの宣伝は力を発揮していきます。
さいごに
集客ホームページの宣伝方法について紹介していきました。
現在の宣伝方法とは切っても切れない「検索エンジン」と「キーワード」。
この2つを基礎として、その上に広告やSNSでの拡散があるとイメージしてもらうのが良いでしょう。
また、地味な宣伝方法ですが、オフラインでの販促物があるのなら、ここにも忘れずに宣伝することが必要です。
オフラインの販促物はネットの情報よりも「手元」に残りますから、無意識に何度も目に入っていることがあります。
その結果、必要になったとき「1番目」に思い出してもらえ、ホームページへ訪問してもらえるということも起こります。
今回の内容を参考にして、あなたのホームページを宣伝し、集客で人と差をつけてもらえれば幸いです。
この記事へのコメントはありません。