「ホームページのウリを見つけましょう!」
「ホームページでは差別化しましょう!」
「尖っているくらいがいいんです!」
このような話を聞くことがあります。でも、実際にどうやって
- ウリ
- 差別化
- 尖る
こういった部分を見つけれ良いのかというと、わかりませんよね?
そこであなたのように自分で情報を探している勉強熱心な方がたどり着くのが「3C分析」という考え方です。
それではさっそく、3C分析によってホームページのウリを見つけることにしましょう。
目次
1: 3Cを理解しよう
最初に、3Cが何かを明確にしておきます。ここが曖昧ですと、分析に時間ばかり使い、結局は役に立たない情報を集めるだけに終わることがあります。
これは大変もったいない時間の使い方ですね。
1.1: 顧客(Customer)
少し範囲を広げるなら「市場」という言い方がしっくりくる人もいるでしょう。
あなたの商品やサービスを
「誰に届けるのか」
ここを明確にするための分析を行います。
1.2: 競合(Competitor)
あなたの会社の競合です。
直接的な競合、間接的な競合、どちらも分析対象です。
とはいって、最初は直接的な競合を分析対象にしましょう。
- 地理的に近いライバル
- 価格的に近いライバル
- 技術的に近いライバル
こういったところです。
直接的なライバルの次には、間接的なライバルを分析します。
例えるなら、こういうのが間接的なライバルです。
「食パンの競合はシリアル」
食パンの競合はパンだけではありません。同じ用途で使われるもの、選ばれるものが競合となります。
1.3: 自社(Company)
- 自社の社会的なポジション
- 強みや弱み
- 希少性や社会的価値
- 簡単に模倣されるのか、お金をかけても模倣できないのか
実は自社のことを洗い出すのが最も難しいです。
自分のことは自分が一番知っているはずなのに、これまでの固定概念が邪魔をして(これをバイアスと呼びます)、本来の自分をありのままに見ることができません。
もし可能なら、ここは外部の知恵を借りるのがスムーズに運びます。
あなたたちにとっての当たり前が「強み」であるかもしれません。
あなたたちにとっての特別なことが「当たり前」かもしれません。
第三者の視点を獲得して判断しましょう。
自分たちだけでは「難しいな」と感じられたときには、ITchy Bizが提供しています「ZERO to ONE」の利用をご検討ください。
第三者の視点から、あなたの会社の強みと弱みを一緒に見つけます。
2: 3C分析のやり方とは
それでは実際にどうやって3C分析を行うのか、わかりやすく簡単にお伝えしていきます。
2.1: スタートしやすい顧客分析
3C分析をスタートするとき、自社からスタートすると頓挫します。
自社の分析は「誰に」の部分が明確でないと、強みと弱みを見つけることができません。
それでは早速、次の質問に答えてみてください。
Q1:あなたの理想のお客様はどのような人でしょうか?
Q2:お客様の悩みはどのようなことでしょうか?
Q3:お客様はどうやってあなたの会社を知るようになりますか?
既存のお客様からお話を聞くとか、アンケートを取るなどして生きた情報を得てください。
2.2: ロジカルにする競合分析
次に競合について分析します。
競合は先ほどもお伝えしましたが、直接的と間接的があります。
直接的な競合
まず直接的な競合の場合、
- お店の名前
- ホームページのURL
- スタッフの人数
- 会社の規模
- 商品やサービス(大きさ、量、価格など)
- ウリ
- 保証
- キャンペーン
- 送料や消費税の扱い
- キャンセルについての条件
こういったことを調べましょう。エクセルを使って一覧表にすると、大変わかりやすくなります。
また、それぞれの競合ごとに「口コミ」をネットで探します。
そうすると、利用したお客様の「あれば良かった」「残念だった」という要望が見えていきます。
この情報は、自社のウリを見つける重要な要素となります。しっかりと調べてももらいたいところです。
間接的な競合
次に、間接的な競合です。
こちらは少し視野を広げてください。同じ商品やサービスカテゴリーを見るのではなく、
「同じ体験ができるもの」
を間接的競合として調べることが必要です。
例えば、セミナーの間接的競合は、わざわざ足を運ばなくても好きな場所で好きな時間に見ることのできる「情報」です。ですから「YouTube」などが競合になり得ます。
2.3: 外部の知恵を借りると楽な自社分析
現状の把握が必要です。
外的環境
そのためには、外的環境を知りましょう。
- 政治や経済的に有利なのかどうか
- 社会的に注目度が高いのかどうか
- 技術的に発展できるのかどうか
3~5年以内に影響がありそうなものも時間軸にあわせて洗い出していきます。
まわりからの脅威
次に、まわりからの脅威の可能性を分析します。
- 業界内の競争は激しいのか
- 新規参入が簡単なのか
- 安い代替え品があるのか
強みと弱み
最後に、強みと弱みを分析します。
社内における強みと弱み。
社外における強みと弱み。
社内における強み
社内における強みには、
- 素材へのこだわり
- 新店舗なので美しい
- 駐車場が無料
などがあると思います。
社内における弱み
社内における弱みには、
- 新店舗なので知られていない
- 公共交通機関から遠く離れている
- 素材の仕入れが高い
などがあるでしょう。
社外における強み
社外における強みには、
- 最近テレビで取り上げられたのでブームがきている
- 素材に関心のある人が増えている
- 商圏に大きなマンションがある
社外における弱み
社外における弱みには、
- コストの安いフランチャイズが増えている
- 要求されることが多様化している
- 素材を気にしないお客様は他店に流れている
などなどがあります。
3: 分析をウリに変える方法
3つの「C」を分析した結果から、あなたのホームページに使えるウリを見つけます。
ここで私からのアドバイスとして言えることは、
『弱みは強みを増すために活用できる』
ということです。言い換えるなら「差別化」のポイントとなります。
そして、競合を分析したときに見つけた「口コミ」情報。ここからわかる
- あれば良かった
- 残念だった
ということを、あなたのところで満足させられないか考えてみましょう。
満足させることができるのなら、これは一瞬にして「強み=ウリ」へと変化します。
結果として、
- 誰に
- 何を
- どのように
知らせ提供するのかという「ウリ」が見えてきます。
さいごに
3C分析は定期的に行うことが大切です。
というのも、競合たちも変化していきますし、顧客も時代の流れの中で変化し続けます。そして、当然ですがあなたの会社も変化しているはずです。
ですから、一度やれば終わり、ということではなく、半年に一度は3C分析を行い「ウリ」をバージョンアップしていくことが大切です。
こういった改善を継続することで、ホームページからの集客や販売が安定していくことになります。
もしあなたが、3C分析を一人でやるのは難しそう。やっている途中で頭の中で訳がわからなくなりそう。中途半端であきらめそう。
という気がするのなら、せっかくの分析時間を無駄にしないために、ITchy Bizの「ZERO to ONE」をご利用ください。
あなたと1対1で、じっくりと分析のお手伝いをさせていただきます。
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