自社のホームページを作りたい。
すでに持っているけれど売上や集客に貢献していないので、おもいきってリニューアルしたい。
このように考えておられる経営者や個人事業主の方もいらっしゃると思います。
そんなとき、常に悩ましいのは「どこに頼むか」ということ。
今回はIT業界での経験とWeb事業立ち上げやホームページ集客の経験から導き出した、本物の依頼方法をお伝えしたいと思います。
目次
1: 一般的なホームページ作成の流れ
まず、社外のホームページ制作会社やシステム開発会社、インターネットで出てくる情報から見た、一般的なホームページ作成の流れを見てみましょう。
(1)企画
どのようなホームページを作るのかを決めます。
(2)システム設計
社外の業者とどのような仕組みのものを作るのかを決めます。
(3)コンテンツ設計
ホームページで公開するページの内容を決めます。
(4)コンテンツ作成
ページの内容が決まりましたら作ります。
主に文章を書いたり、画像を選んだり加工したりします。
(5)デザイン設計
ホームページ全体のデザインを設計します。
全体と通してどのようなイメージを与えるのか。
スマホ対応するのかなども含めて考えます。
(6)デザイン作成
デザイン設計で考えた内容を元に、実際に作成します。
(7)マーケティング
ホームページを活用して集客や売上を生み出す仕掛けを考え実行します。
(8)管理と運営
ホームページは作って終わりではありません。更新し管理しつづける必要があります。
(9)効果の計測
運営する中で、売上に結びついているページやコンテンツ、集客に役立っているページや無料レポートなどの効果を計測します。
このような流れが一般的なようです。
そして、一部には次のようなことが書かれているところもあります。
市販のホームページ作成ソフトを使って、自分で作ってみることがおすすめです。
そうすると、自分で変更できますし、後の運用も楽になりますよ。
この流れや、最後の言葉は本気で言っているのでしょうか?
もしこの流れを信じて走り出してしまった場合、おそらくホームページから集客も売上も上がらないことが多いと思います。
その証拠に、ホームページを持っている会社は多いですが、そこから利益が生み出されているところはほとんどありません。
数十万円、数百万円という費用を使ったにも関わらず、何の利益も生み出すことなく毎月の管理費だけがチャリンチャリンと引き落とされる。
このような現実を私も実際に見てきました。
では、これらの流れや最後の言葉のどこに間違いがあるのでしょうか。
まず、流れの方を見てみましょう。
一般的な流れでは、最初に「企画」があります。
しかし、私たちがホームページから手に入れたいものは何かというと「売上」です。
ということは、ホームページの企画の前に、集客・売上・利益に直結しているマーケティングが先に必要なのです。
あなたが販売している商品やサービスを「誰に、どのように、伝えて売るのか」。
ここが決まってから「企画」が決まり、ターゲットが使いやすいシステム設計が決まり、提供するコンテンツが決まります。
そうすると必然的にターゲットの好むデザインもわかりますし、あなたの会社を表すイメージも具体的になってきます。
もうひとつの、最後の言葉を見てみましょう。
もしあなたの仕事が暇なのであれば、自分で時間を使って作るのは良いと思います。
人材にも余裕があり、専任者を選抜できるのなら自分たちで作るのも良いでしょう。
しかし、現実を見てください。そんな時間も人材もないと思います。
なら、どうするのかというと、社外の専門業者へ依頼するのが一番なのです。
お金は必要ですが、あなたの大切な時間や、会社にとって大切な人的リソースを削る必要がなくなります。
お金は生み出すことができますし、貯金という方法で貯めることもできます。
しかし、時間だけは生み出すことはできません。また貯めておくこともできません。
後からでも取り戻せるものは使いましょう。取り戻せないものは「今」大切に使う必要があります。
2: ホームページを社外の業者に依頼するメリット
社外の業者に依頼した場合のメリットをお話します。
(1)時間の無駄遣いが減る
あなたの貴重な時間を、よくわからない「制作」に使うことがなくなります。
(2)専門的な知識が不要
社外の業者は専門家です。あなたは実現したいことを伝えるだけでOKです。
(3)公開までの期間が自分で作るよりも短い
社外の業者は「制作」に集中しますから、作るのが早くなり、公開までの期間が短くなります。
3: ホームページを社外の業者に依頼するデメリット
メリットがあれば、デメリットも当然あります。
デメリットの無いものなんてありません。
常に背中合わせです。
(1)お金が必要
社外の業者へ依頼するということは費用が発生します。
ここでケチってしまい、知り合いに無料で作ってくれる人がいるから依頼するという方もいらっしゃるのですが、
経験から申し上げますと、想定以上に完成まで時間がかかり、無料なので「ある」だけで、何も起こらないものができあがりやすいです。
(2)自社にノウハウが蓄積されない
これはある程度の割り切りが必要です。
専門職の仕事の内容を、あなたの会社の社員やスタッフが、普段の仕事と兼務しながら完璧に覚えるなんて不可能です。
これを夢見る方も多いのですが、やりすぎると社員やスタッフから大ブーイングが発生し、人的な問題でホームページが全く動かないということにもなりかねません。
最新の更新情報が「去年の夏期休暇のお知らせ」で止まっているところ、ありますよね。
こういうのは、夢を見過ぎた結果だと言えるでしょう。
社内に誰も手伝ってくれる人がいないわけですから。
(3)社外の業者と話が噛み合わない
あなたはビジネスのプロです。
相手は制作のプロです。
お互いの共通言語がありません。
日本語とスワヒリ語で会話しているようなものです。
当然、視点も違いますし、文化も違います。
達成するべきことの意味も違います。
こういうことがあちこちで起こっています。
だからこそ、お互いの間に「ITchyBiz」が入り通訳することで、スムーズに的確なホームページや通販システム(ECサイト)を完成させられるのです。
4: ホームページを社外の業者に依頼するときのポイント
ITchyBizが間に入った場合、これからお話することは自動的に苦労なく社外の業者へ伝わることになります。
しかし、ご自身で社外の業者へ依頼されるのなら、次のポイントを常に考えて、しつこいくらいきちんと確認しながら伝えるようにしてください。
制作会社や開発会社の担当者は、話を聞いているようで聞いていません。
その理由は、あなたの会社だけがお客様ではないから。
他にも抱えている案件がありますので、意識はあちこちのお客様へ移っています。
言い換えれば、あなたの会社は担当者が抱える案件の中の「一つ」だということです。
(1)目的
なぜホームページを作るのか。
なぜECサイトを作るのか。
例えば次のような目的が考えられます。
・売上アップ
・利益アップ
・集客増加
・認知度アップ
・来店アップ
・ネット販売アップ
何を作るのでも構いませんが、その目的を明確にしておきましょう。
(2)担当者
社外の業者との窓口を決めましょう。
というのが一般的ですが、これは間違っています。
そもそも、こういう事業は社員やスタッフに最初からまかせてはいけません。
だって、社員やスタッフには決定権がありませんからね。
ですから、窓口には、経営者である「あなた」がなりましょう。
社員やスタッフを使えば人材育成になるという人もいますが、最初からそんなことはできません。
まずは経営者が窓口となり、社外の担当者とスムーズにやりとりできるようになってから、社員やスタッフに引き継ぎましょう。
進むべき道をつくるのは経営者である「あなた」しかいません。
(3)社内での人材
普段の仕事量を見極めましょう。
その結果、余裕があるのなら社内の人材を投入します。
社内の人材は経営者ではないことを理解してください。
労働時間の対価を得ている人たちです。
対価の発生しない労働に身が入るはずがありません。
また規定の労働時間を超過してまで仕事をする人はいません。
(4)業者の選定
あなたが見積もりを取りたい会社の担当者へ、どのようなものを作りたいのか説明しましょう。
そして、業者の担当者から見積もりと内容の説明を受けましょう。
このとき、業者の担当者が専門用語で話し始めたなら、どれだけ「お客様視点」を謳っていても騙されてはいけません。
だって、ホームページやシステムの素人である「あなた」に話すとき、お客様視点に立ち話せていないのに、どうして出来上がるものがお客様視点になるでしょうか。
また、わかったように「WBS」とか「タスク」とか、横文字を並べてくる担当者もいますが、これも「あなたの業界」の視点に立たず、自分たちの業界の視点で話していますから、お客様視点が欠落していることになります。
一番に必要なのは、あなたの視点に立ち、きちんと説明してくれる担当者が必要です。
(5)集客できる仕組みを作る
社外の業者が「集客できる仕組み」を作れるのかを確かめましょう。
ただの制作・開発会社では、売上や利益・集客という大事な成果を生み出すことはできません。
どのような戦略で人を集めるのか。
そのためには、どれくらいの費用や時間が必要なのか。
あなたの会社に、どういう協力が必要なのか。
こういったことを一緒に考えてくれる業者を選びましょう。
反対に、こういうことを一緒に考えてくれそうにない業者を選ぶことは、お金をドブに捨てることと同じ行為です。
そんなことをするなら、社員やスタッフへボーナスを出した方が良いと思います。
5: ホームページのキモは中身です
ホームページを作るとき、意外に知られていないのが、ホームページに掲載される文章。
この文章、かなりキモになるんです。
というのも、ホームページへ訪問された方は、この文章を読むことであなたの会社への信頼や購入動機を生み出すからです。
で、この文章、社外の業者が執筆してくれるのかというと、、、
「そちらで書いてもらってメールで送ってください。」
というところが結構あります。
仮に業者が執筆したとしても、セールスライター(文章で売るライター)が執筆している訳ではないので、ダラダラとした読みにくい、ただの説明文になっていることが多いです。
ここは業者に「誰が書くのか」を確認しましょう。
もし業者に所属している素人同然の人が、いつものテンプレートに沿って書くだけなら、外部のセールスライターに費用を払って依頼された方が、成果の出やすいホームページにすることができます。
6: さいごに
「どこに頼むのか」
これは本当に難しいです。
そこでもうひとつ、この業界の不都合な真実をお伝えするなら、
同じ費用を払っても、あなたの会社のホームページを制作する担当者によって、出来映えが全く違うという事実があります。
同じ300万円でも500万円以上の価値がある場合もあれば、50万円、30万円、素人同然という価値しかない場合もあります。
そして、この違いをコントロールできるのは、残念ながら「あなた」ではなく、業者のマネージャ職となります。
ですから、こういう場合の業者選びには、業界のことを知っている人が間に入り、押さえるべきところをきちんとしっかり押さえ、細かいおかしなところを見つけ指摘することが重要になってきます。
もし、あなたが「どこに頼もう」と悩んでおられるなら、社外の業者に見積もりを取る前に、ITchyBizへ問い合わせから相談してください。
メール相談なら無料ですので、気軽に悩みを改善できると思います。
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