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ホームページ作成前に準備すること

PART3:ホームページ作成前に準備すること

パート2「ホームページを作る方法は全部で5つ」の続きです。

ここから見られた方は、パート1「はじめてホームページを作るには?こんな秘訣があります」からご覧になるとより理解が深まりまると思います。

それでは「ホームページ作成前に準備すること」からお伝えします。

 

3: ホームページ作成前に準備すること

ホームページを作成する前に準備することがあります。

もし、この準備をしないままスタートしてしまうと、スムーズに進まなくなり、そのままイヤになって頓挫してしまうか、「こんな感じで!」を連発して使い物にならないホームページが完成してしまいます。

こんなことにはなってほしくないなと僕は思います。

ですから、ちょっと面倒かもしれませんが、これからお話する準備をきちんと行ってください。

3.1: ホームページの場所と住所を決めよう

ホームページは作るだけでは、誰の目にも止まりません。

ホームページは世界中から見てもらえる「場所」へ置く必要があります。(これを専門的には「配置」と呼びます。)

また、世界中から見てもらえる場所に「住所」をつけてあげる必要もあります。

イメージしてもらいたいのですが、もしあなたがお住まいのところに「住所」が存在しなかったとすると、宅配物も郵便物も届きませんよね。どこの誰なのかわかりませんから、相手にしてもらえない可能性だってあるでしょう。

このように考えると、ホームページもあなたのお住まいと同じく「場所」「住所」が必要となります。

で、この「場所」「住所」を専門的には次のように呼んでいます。

・場所:ホームページを配置する「サーバー」
・住所:ホームページを特定する「ドメイン」

■サーバー

サーバーとはパソコンの高機能版コンピュータです。大量の情報を高速で処理できる性能を持っています。

「えっ?そんな高そうなパソコン、用意しないといけないの?」

と思ってしまうかもしれませんが、そんな必要はありません。年額2万円くらいでレンタルすることができます。2万円くらいの費用を高いと感じるか安いと感じるのか、このあたりは個人差がありますが、レンタルなら

・バカ高いサーバーというコンピュータを購入しなくていい(ちなみに電気代も高い)
・サーバーという繊細な機械をメンテナンスしなくていい(空調設備が必要です)
・サーバーが遅くなったとき貸している会社が勝手に調整してくれる(調整するには専門家が必要)

他にも

・怪しいハッカーから100%ではないが防御してくれる
・毎日サーバーの状態を監視してしなくてもOK
・最長でも2~3年でサーバーという高価な機械を買い換えなくていい

これだけでも年額2万円くらいの値打ちは十分にあると僕は思います。

そしてレンタルしているところですが、次の2つが代表的です。

・Xサーバー

X SERVER

X SERVER

 

・Sakuraサーバー

さくらインターネット

さくらインターネット

 

この2つを選んでおくと、まず間違いはありません。

 

■ドメイン

ドメインは住所です。世界にひとつしか存在しない、あなただけの住所を持ちましょう。

これを「独自ドメイン」という言葉で表現されている制作会社さんもあります。

ドメインとは具体的に言うと、このサイトなら「https://itchybiz.jp」の

「itchybiz.jp」

この部分です。

ですので、あなたのホームページから連想できる名前を住所にすると、大変分かりやすく覚えてもらいやすくなります。

 

ドメインには次のような種類があります。

「.com」「.net」「.biz」「.co.jp」「.jp」などなど。

この種類は増え続けています。あなたが一番しっくりとくるものを選んでください。ただし「.co.jp」は基本的には日本の法人を表しています。個人事業主の方は注意が必要です。

ドメインは決めて取得するために手続きが必要です。

以下の会社が代行してくれますので、無理に自分でやるよりもネットから簡単に登録ができるのでおすすめです。(ただし代行料として年額3000円前後の費用が必要となります。)

・Xドメイン

xdomain

xdomain


・さくらのドメイン

さくらのドメイン

さくらのドメイン

 

・お名前.com

お名前.com

お名前.com

 

・ムームードメイン

ムームードメイン

ムームードメイン

 

3.2: 見せるページ一覧を作成しよう

ホームページを作るとき、訪問者に見てもらうページの一覧表を作成します。

一般的には次のようなページがあればOKです。

・トップページ
・会社概要
・プライバシーポリシー
・お問い合わせ
・プロフィール

まず、この5つのページが基本。そして、

・サービス一覧
・他店との違い
・ブログ
・実績

ここまでいくとパーフェクトです。

で、気づいてもらいたいのですが、最初に必要なのは最大でも9つなんです。

まずは最初の基本5つが必要かどうかを考えましょう(たぶん必要)。

その後、残りの4つが必要かどうか検討します。
特に実績は出せれば良いのですが、僕の仕事のように「ライバルに知られたくないので実績として使わないでください」という場合もあるので、ここはお客さんに確認しておきましょう。

3.3: 見た人の心に響く文章を用意しよう

9つのページがわかりました。

次はそれぞれのページの文章を考えていきます。

・トップページ

ホームページの顔ですから、興味を引く内容にしたいですね。
またキャッチコピー的な文章で伝えましょう。

・会社概要

お決まりな内容でOKです。
奇をてらう必要はありません。

このサイトの「事業者概要」をマネしてもらってもOKです。

・プライバシーポリシー

ここもお決まりな内容です。
でも、あなたが本当に守れること、守ることを書きましょう。

サンプルとして、このサイトの「プライバシーポリシー」を参考にしてください。

・お問い合わせ

興味を持ってくださったお客様との大事なファーストコンタクトのページです。

出来るだけ手間のかからない項目を用意しておくのがポイントです。

(1)お名前
(2)メールアドレス
(3)件名
(4)本文

これで十分です。

最初から詳しいお客様の情報を獲得しようとする方もいらっしゃいますが、入力する項目が増えれば増えるほど途中でイヤになって、問い合わせをやめてしまいます。

詳しい情報(年齢やお住まいなど)は、何度かコミュニケーションを取ってから、改めて教えていただいても問題ありません。

・プロフィール

あなたのプロフィールを公開しましょう。

まずはわかりやすく「何をする人」「何ができる人」かを伝えましょう。

その後は、出来るなら(事情によってできないこともありますが)

(1)どうしてこの仕事を始めたのか
(2)仕事を始めてから苦労したこと
(3)仕事を始めて良かったなと感じること
(4)これからのどうなりたいのか
(5)どんなことを提供したいのか
(6)理念

この6つを順番に公開していくと、あなたのプロフィールを読んだ人は、あなた自身に興味を持ってくれることでしょう。

・サービス一覧

提供しているサービスや商品を伝えます。

このとき大事なことは、サービスや商品を見る人は

「素人である」

ということです。

ですので、あなたの業界では知っていて当たり前だと感じることも、見ている人に100%伝わるとは限りません。

・サービスには何が含まれているのか
・商品の大きさや重さ
・郵送できるのかどうか
・送料や納期

そして大切なのが「価格」です。

これらの内容を漏らさず書き出してみてください。

さらに、商品やサービスが伝わる画像があるのなら、一緒に用意するようにしましょう。

・他店との違い

同じようなサービスや商品を提供しているところ、絶対にあります。

他にはないサービスや商品とは

・誰も知らない、知られていない
・自分だけが他にあることを知らない

どちらかの可能性が高いものです。

ですから、似たようなサービスや商品を提供する場合には、どこが他店と違うのかを説明するようにします。

このときに注意することは、ライバル店をやっつけようとしてはいけません。コカ・コーラとペプシのCMみたいにやりあう必要はありません。

よく似たサービスや商品はあることを認めた上で、他店よりも自分のところは違うんです。そんなポイントを大げさに語ることなく、数値や実績を提示しながら説明していきましょう。

また、できないことを書いてはいけません。

これは実体験ですが、ホームページにはお客様想いで仕事をしていると書かれていたので期待して行くと、ぜ~んぜんだったという結末。

期待がゼロになるならまだしも、期待を裏切りマイナスにしてくれるのですから、二度とそういうお店には行かないですし、誰かに聞かれたら「行かない方が良いですよ」って口コミしてしまうと思います。

実際にやっていること、できることを他店との違いでは書き出しましょう。

・ブログ

ホームページは作って終わりじゃないんです。
20年前なら作って終われましたけれど、今はNGです。

今の時代、ホームページは育てるものだと考えてください。

では、どうやって育てるのかというと、ブログを使って情報を更新することになります。

・役立つ情報
・気づいたこと
・業界特有の裏話

最低でも1週間に2回は更新し続けたいところです。

・実績

出せれば最強です。

しかし、僕のように「ライバルには知られたくないからNG」という仕事もありますので、出せる方は自信を持って出していきましょう。

実績は出せた方が絶対に良いです。
僕も出せるのなら出したいです。

お客様の声として、

・お客様の名前と年齢
・お仕事
・お住まいの地域
・顔写真
・お客様の声

こういうのがベストです。

また、アンケートやお客様の声を手書きでいただける場合には、手書きの内容をデジカメで撮影し掲載するのがおすすめです。

メールで頂いた場合は仕方ないですが、手書きで頂いた場合は、そのままが一番です。

他にも最近ならスマートフォンが手近にありますから、動画を撮影してインタビューにすることもできます。

3.4: 文章に合った画像を用意しよう

個々のページの文章が書き出せると、次に用意するのは文章の内容をイメージさせる画像です。

できることなら、会社の写真やプロフィール、サービスや商品の写真をプロのカメラマンさんに依頼して撮影してもらうのが良いです。

プロの方は機材が違いますし、腕も装備も違いますから、やはりキレイに撮ってくださいます。

ちょっとプロに頼むのは・・・、という場合なら

「無料画像」

こちらでマッチする画像を探してください。

無料画像サイトには、こういったところがあります。

■ぱくたそ

ぱくたそ

ぱくたそ

 

■pixabay

pixabay

pixabay

 

■いらすとや

いらすとや

いらすとや

 

■photoAC

photoAC

photoAC

 

■Gratisography

Gratisography

Gratisography

 

3.5: メインタイトルを決定しよう

細かな部分が決まりましたので、ホームページの顔とも言える

「メインタイトル」

こちらを決定していきます。

会社名と提供することをプラスしても良いです。
会社名を出さずに、得意なことをキャッチコピー化しても良いです。

ちなみにこのサイトのメインタイトルは、会社名と提供することをプラスしています。

 

それでは続いて「ホームページを自分で作りたい人向け~5ステップ制作方法!」をお伝えします。

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