パート6「ホームページを依頼したときの注意事項」の続きです。
ここから見られた方は、お時間あれば他のパートも合わせてご覧ください。
パート1「はじめてホームページを作るには?こんな秘訣があります」
パート2「ホームページを作る方法は全部で5つ」
パート3「ホームページ作成前に準備すること」
パート4「ホームページを自分で作りたい人向け~5ステップ制作方法!」
パート5「ホームページの育て方」
パート6「ホームページを依頼したときの注意事項」
パート7「ホームページ制作でこんな業者さんには気をつけましょう」←このページ
パート8「ホームページで大切なのはデザインだけではありません」
目次
7: こんな業者さんには気をつけましょう
ホームページを作ると決めたなら、業者さんに依頼するときには次のポイントに気をつけておきましょう。
これは販社や制作会社さんの営業担当の方と一緒に出掛け、打ち合わせに参加し、クロージングの瞬間に立ち会うことがあった私の30年の経験から申し上げています。
7.1: なんでも「できます!」の口だけ営業
「スマホ対応はできますか?」と質問すると「はい!できます!」と答える。
「私たちにも更新できますか?」と質問すると「もちろん、いつでもできます!」と答える。
「わからないことがあったとき、電話すればすぐに教えてもらえますか?」と質問すると「大丈夫です!担当の者がいつでも答えます」と答える。
「すぐに売上が上がりますか?」と質問すると「はい、大丈夫です!」と曖昧に答える。
「ブログって誰でもすぐに書けますか?」と質問すると「だいたい書けますよ」と不明瞭な答えが返ってくる。
どんなことを質問しても「できます!」が返ってくる。または「担当に聞いてみます!」と返ってくる。
こういうのは、非常に危険な状態です。
おそらく、あなたの目の前にいる人物は、ホームページのことや集客についての戦略はあまり理解されていないと思います。
そしてあなたのビジネスがホームページによって上手くいき、上向くことよりも、自分の成績(この場合は成約)が気になっていることでしょう。
ビジネスで「なんでもできます!」は「なにもできません」と同じ意味です。
7.2: メールや電話の対応が遅い
打ち合わせ前、打ち合わせの後。
メールや電話での対応が遅いと感じるのなら、その会社さんはあなたのビジネススピードと合っていません。
メールで質問を送って24時間経過しても返事がない。
電話をしても折り返しの電話がない。
打ち合わせの資料が届くのも当日だったり、打ち合わせした後の資料が届くのも、次の打ち合わせの時だったり。
これは何を表しているのかというと、あなたのことよりも自分たちの仕事を優先しているのです。
まだあなたが顧客になる前から、あなたのことよりも自分たちのことを優先。
こんな状態でホームページを作ってもらうと、後々どんなことが待っているのか想像がつきます。
メールや電話だけでなく、レスポンスの遅い人というのは、得てして自分のことしか考えていない傾向が強いと感じます。
あなたがホームページを持ち、どんな風にブログを書けばいいのか悩んでいるとき、いくらメールで問い合わせても返答がなければ、あなたにフラストレーションだけが溜まり続け、普段の仕事を気分良く続けることが出来なくなるでしょう。
メールや電話のレスポンスは、相手があなたにどれだけコミットしているかの指標だと言えます。
7.3: 担当者が決まっていない
ホームページだけではなくソフトウェア(IT関係とも言えます)に関係する仕事は、一人でやっているところ以外
「あなたの担当者は決まっていないことがほとんど。」
メールや電話の窓口担当は決まっているかもしれませんが、実際に作業をする技術者は決まっていないことが多いです。
これはホームページの制作を依頼するときも同じです。
目の前に来ている担当者が、自分で設計して作ることはありません。
実際に作るのは、会社の中の人たちです。
ということは、すごくわかっている人が担当になれば、あなたがホームページ制作に100万円掛けたとしても意味のあるものが手に入ります。
反対に、社内で暇そうな人がたまたま担当になれば、あなたがホームページ制作に100万円払っても、20万円の価値も見いだせないものができあがってくるかもしれません。
どの会社も同じですが、優秀な人は次々と別の仕事の予定が入ります。
この案件が終われば次の案件という具合に。
ここで考えてもらいたいのですが、あなたのホームページを実際に作る人は、どんな人になるのかということです。
別に不安を掻き立てたい訳ではありません。
単に、ITが関係する業界の「不都合な真実」をあなたに知っておいてほしいだけです。
ホームページ制作を依頼するときには、依頼先で「誰が担当するのか」を明確にしてもらいましょう。そして定期的に担当者が指示をしていることを証明してもらいましょう。
そうしないと、あなたの目の届かないところでは、今年の4月に入社したばかりの、ビジネスについてわかっていない
売掛金と買掛金も、売上と粗利も、見込み客とリピーターも、
数字もマーケティングもわかっていない人物が担当して作っているかもしれないのですから。
7.4: 自分で更新できない仕組みになっている
ホームページは自分で更新できないと使えません。
というのも、ホームページは育てないと集客ツールにならないからです。
ホームページを育てようとすると、
・自分で文章を変更したり
・画像を入れ替えたり
・ブログを書いて投稿したり
・コメントに対してレスしたり
・タイトルを変えてテストしたり
こんなことができないと不便です。
必ずあなたがホームページを依頼するときには、制作する業者さんへ
「自分で変更できますか?」
と質問してください。
このとき、
「○○は変更できます。でも、△△は変更すると集客の仕組みに影響しますのでおすすめはできません。」
このような回答が聞ければ、安心信頼ポイントを1加算してください。
7.5: とにかく「今始めないと」を連発する
ホームページは、始める気が本当にあるのなら早く始めた方が有利です。
でも、今はまだ悩んでいるのなら「今始める」理由はありません。
今はまだ悩んでいるということは、今すぐ何とかしないといけない理由がないからです。
ということは、3ヶ月後に始めても良いんです。
半年後に始めていいのかもしれません。
「今すぐ始めないと」というセリフにきちんとした理由があるのなら構いませんが、そうではなく、とにかく「今、今、今」というのなら、ちょっと距離をとり、冷静になって考えてみてください。
7.6: 直接話すと「?」となる部分がある
あなたも経験があると思います。
ちなみに私は最近ありました。
検索してホームページを見る。
そうすると、
『すごくお客様を大切にし、こちらの聞きたいことに一つひとつ時間を使って丁寧に答え、不安や悩みを解決してもらえるのが私たちのやり方です。』
こんなことが書いてありました。
で、ホームページに書いてあった店舗へ足を運んでみると、なるほど、ホームページに掲載されていた人物が登場しました。
ここまでOK。
お互いイスに腰掛けますと、相手の方が質問してきます。
ここもOK。
質問に対して私が答えるのですが、こちらは素人なので、どこまでが質問の範囲の答えなのかわからなかったため、不安に思うことを全部話しました。
そうすると、最初に話したことだけに答え、「他に何かありますか」と早口で発言し、「では」と言って終わりました。
まさに『直接話すと「?」となる部分』です。
こんなことがホームページを依頼しょうと考え、問い合わせをし、話してみたとき感じることがあれば、それはあなたの直感が正しいと理解してください。
以前テレビの街頭インタビューで、京都の職人さんが上手いこといわはりました。
『1しか知らんのに10言わはる人がいてる』
京都の人間としては『10知ってても1しか言わない』。
そんな控えめで影からあなたのサポートが出来ればと僕は思います。
続いて「ホームページで大切なのはデザインだけではありません」をお伝えします。
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