ネット時代が到来し、次に控えているのは「AI」「IoT」。
ビッグデータや情報分析は当たり前。
電子取引にはブロックチェーンの技術も必要になるでしょう。
これまでと同じようにビジネスを安定させるだけでも、ITを上手に使いこなさなければ、今後5年を生き残ることはできない時代だな。そんなことをプログラマーを育成する立場としては感じます。
IT業界にいると肌で感じることですが、そうでない方からすると「まだまだ大丈夫」と思っている方も多いようで。
まぁ、それでも良いのですが、正直なところそれでは5年持たない会社になってしまうんだろうなと。
もし、あなたがこういったことに興味があり、気にされているのなら続きをご覧ください。
そんなこと気にもしないし、関係ないと考えておられるなら、非常に幸せな状態だと思いますので、別のサイトへ移動して動画などを楽しまれるのが最良の選択でしょう。
目次
1: 一番危ないビジネスとは
AIやIoT、最近身近なところではキャッシュレス決済。
こういったITが生活に入り込んでいます。
「便利だな~」と感じて使う消費者の立場ならそれでOK。
でも、消費者をもてなす、消費者に何かを購入してもらう立場なら、気をつけておかないとお客さんが誰も居なくなる可能性があるんです。
というのも、簡単決済に代表されるような方法は、人とのコミュニケーションを希薄します。代表的なのは「おつりのやりとりがない」ということです。
これは今後、どのような影響を与えるのかというと、モノを買うときに「人」ではなく、デジタルで表現された情報を主体に選び、人とのコミュニケーションを取らずに決済する習慣が身につくことになります。
ということは、すでに存在していますが、ますますネット通販が使われるようになります。
そこで今後、一番危ないビジネスはというと、誰が居ても差のない店舗ビジネスを展開しているところでしょう。
例えば、思いつくところですと
・コンビニ
・アパレル
・自動車販売
・保険販売
・携帯電話ショップ
他にもありますが、これらの店舗の特徴はというと
・決まったことしかやらない
・お客様よりも店舗のルールが絶対
・代替え案の提案をしない
店頭にペッパー君やAIBOを置いておいても問題ありません。
「○○に対する答えは△△です。」
この会話だけで成立する店舗ビジネスは危ないと認識しましょう。
このパターンに当てはめられることは、すべてプログラミングによって解決できます。
2: AIやIoTでやられる会社の原因
どうしてこのようなことになるのか、その原因とは、、、
おわかりのように、人がいるにも関わらず、ブレを許さないビジネスだからです。
画一的にすべて同じように対応する。
突然の事態でも、決められたフォーマットで対応する。
こういったことをメインに行っている会社は、AIやIoTの影響を受けて倒産や業績不振へ進むことは間違いないと思います。
携帯電話のショップなんて、特に必要ないと感じます。
ロボットを置いておけば、それですべて解決でしょう。
ロボットだったら24時間営業も可能ですし便利だと思うんです。
だって、店舗で対応できることは、ロボットでもできることばかり。
「それはできません。」「契約は○○になっています。」
受付の人、いらないじゃん。タブレットで選択していけばいいじゃん。
最後にタブレットからコールセンターへつなげて、タブレットの画面を通してやりとりすれば終わりじゃん。
また、多くのアパレルショップもスタッフ、要らないでしょう。
試着室にカメラとPCを置いて、いけてるコーデかどうかを、ビッグデータとAIで解析すれば、
「お似合いですよ」とか「こちらのアイテムの方が使い回しに便利ですよ」と回答できます。
というのも、今のアパレルショップの多くのスタッフさんは、お客様に寄り添うと言いながらも、みなさん同じようなプロの意見とは思えない、的を得ない「ぼやぁ~」とした回答しかできないからです。
「かわいいですね。」こんなん、誰でも言えます。誰でも言えることしか言わないのなら、そこの売場に人、必要ないんです。
ネコ型のロボットを置いて「かわいいニャ!」と言ってくれた方が、おそらく販売も伸びると思います。
3: 生き残るために必要な行動
行動1:プロのスタッフを育成しよう
人じゃないと対応できないサービスを提供しましょう。
「AならばB」しか対応しないサービスは、資本を持ち、大量データを分析できる会社に負けることは間違いありません。
行動2:誰が得をするのか考えよう
その商品、サービスを販売することで、誰が得をするのかを考えましょう。
販売者でしょうか、購買者でしょうか。
今の時代、これだけ多くのチャネルで購入することができるんですから、間違っても「販売者だけが得する」ような売り方では、生き残ることはできません。
そんな状況で買い物するんだったら、少しでも安くて手に入るネット通販を使います。
アマゾン、楽天、メルカリ、ヤフオク。
スマホからササッと5秒で検索して、電車の中で選びたい放題です。
あなたの会社が登場する余地はどこにもありません。
行動3:今すぐIT活用に踏み切れ!
プロスタッフとITの両方をバランスよく活用しないと、これからはお客様を獲得できません。
(1)ネットで興味を持ってもらう仕組みを作る。
(2)そこから店舗へ足を運んでもらう仕掛けを作る。
(3)プロスタッフが気持ちよい接客をする。
(4)ITを活用して趣味や傾向を分析しリピートを促す。
(5)これらを自動化し、さらにサービスを向上させる。
このような流れを会社の中に持たないと、知ってもらえなくなります。リピートを促すこともできなくなります。安定したビジネスを継続することが難しくなります。
ということは、広告費ばかり使って、来る日も来る日も新規客ばかり獲得しなくてはなりません。しかも、自動的に新規客を獲得する方法もないため、人力でとにかくやり続けるしかありません。
こういった状態になった会社が、やっと来てくれたお客様に心から喜んでもらえるようなサービスを提供できるでしょうか。
余力の全くない会社が、お客様の得を考えて商売できるでしょうか。
今すぐ行動しましょう。
4: 行動できないならコレを使え!
とは言っても、こういったことを社内だけで行うことは簡単でないところもあるでしょう。
プロスタッフの育成は自分たちで可能だけれど、IT関係はちょっと難しいということも多いと思います。
そんな場合は、ビジネスとマーケティングが分かっているITに強い人へ、アウトソーシングを依頼するのが最適です。
現在のITは、すべてを自分たちだけで解決することはできないレベルになっています。
どのようにビジネスに組み込むのか。
また、どのようにITを組み合わせるのか。
こういったことが、大変複雑になっています。
自社でITが分かる人を育ててからと考えているなら、育つ前にITが進歩してしまい、いつまでたってもIT活用に踏み切れないのが事実です。
さいごに
「AI」「IoT」「ビッグデータ」「ブロックチェーン」などなど。
これらがある日を境に消滅して、昭和初期の状態に戻ることはあり得ません(外宇宙から知的生命体の襲来でもあれば別です)。
技術は進歩することが必然です。
ロボットでOKな対応しかしていないビジネスは、余程の大手さん以外は残念な状態になることでしょう。
そうなる前に、今回お話しました内容を参考にしていただき、すぐにでも対策をはじめていただきたいと思います。
反対に、いつまでも細々と仕事をする覚悟なら、今のままで良いと思います。
そういった方にIT活用は全く必要性がありません。無駄遣いになるので、コンサルやマーケター、Web集客のプロと呼ばれる人から勧められても興味を持たないように気をつけてください。
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