ECサイト制作を依頼する会社の選び方で、こんな間違いをしていませんか?

ECサイト制作を依頼する会社の選び方で、こんな間違いをしていませんか?

WEBを使ったオンラインでのビジネスを進めようとしたとき、多くの場合「ECサイト」が必要になってきます。

でも、多くの方がECサイトをどのように作れば良いのかわからないため、ついつい見積もりを取った制作会社が言うとおりのシステムを作ってしまう。

その結果、出来上がったECサイトが、自社に合っていないとか、思っていたのと違うという理由から、愛着もなくなりそのまま停止。

このような残念としか言いようのない間違いを経験されるところがあります。

では、どうしてこのような間違いが起こるのでしょうか。

それには、不都合な真実が隠されているからなんです。

そこで今回は、IT業界で30年の間、SEとしてシステムを開発してきた経験から、不都合な真実を紹介していきたいと思います。

今回の内容を覚えておいていただき、あなたの会社のWEB事業がスムーズに進んでいくことを願っています。

 

1: 大手だからといって安心はできません

ECサイトの制作会社さんのホームページには、次のように掲載されていることが多いです。

  • 大手 → 品質が安定 → アフターケアも万全充実
  • 中小や個人 → 個人の技術力 → 保証が曖昧

これを見て、私はいつも思うんです。

「本当か?」

現場に居た人間だからわかりますが、大手と言えども品質は「安定」していません。

ECサイトを制作するタイミングによって、集められるエンジニアが変わりますから、結局のところ大手でも品質は「個人の技術力」に左右されます。

AIが自動的に作るなら、一定の品質をキープできますが、人間が作るのですからそんな確証はありません。

例えば、今回あなたの会社のECサイト作成のチームに集められたのが次のような構成だった場合、どのようになると思いますか?

※ケース1
プロジェクトマネージャー:エンジニア経験3年、ECサイトは初めて
プログラマー:プログラマー経験5年×2名、新卒者×5名

合計6名のチームであなたのECサイト制作に取り組みます。

これで費用が500万円。

※ケース2
プロジェクトマネージャー:エンジニア経験15年、ECサイトは10サイト目
プログラマー:プログラマー経験5年×2名、経験10年×1名

合計4名のチームであなたのECサイト制作に取り組みます。

これで費用が500万円。

 

ケース1とケース2、私の実体験から申し上げますと、ケース2の方が500万円の価値のあるECサイトが出来上がる確率が高いです。

でも、、、どちらのケースがあなたのECサイト制作に投入されるのかは、制作会社の偉い方の判断です。

こちらには選択の余地はありません。

また、優秀なケース2のチームは、他の案件にも引っ張りだこです。

ですから、大手だからといって必ずしも品質は安定していません。

そして、アフターケア。

これも大手だから手厚い、対応が早い、という保証はどこにもありません。
反対に大手だからこそ、契約書が登場し「○○の場合のみと書いてあります」という話にもなりやすいです。

確かにアフターケアは契約事項でありますから、その内容に従うのが理屈です。
しかし、結局のところ現場では、担当者の力量で結果が左右します。

少しおかしな動作をしているとき、優秀な担当者ならすぐに原因を突き止めて、もっとも簡単な方法で修正してくれます。

一方、新卒ペーペーの人が担当者になった場合、3日経っても4日経っても原因すら突き止められないということもあります。
(これは私が現場で目にした経験談です。)

ここにも大手だからと安定したことは期待できません。

  • 名前が通っているから安心
  • 広告が良く出てくるから安心

こういう部分だけで判断しないようにしてください。

間違い(その1):大手だからと安心する

 

2: 具体的な「やりたいこと」を列挙する

「制作会社はECサイトのプロだから大丈夫」

このように考えてしまうことがありますが、これは大きな間違いへの一歩です。

というのも、制作会社はECサイトを「作る」ことのプロであり、あなたのビジネスについてのプロではありません。

制作会社の担当者にとっては、あなたのビジネスを成長させることは二の次であり、担当者本人の売上獲得が第一目標です。

ですから、制作会社の人を「ビジネスのプロ」とは思わないでください。

制作のプロではありますが、ビジネスについては「素人」と思った方が無難です。

わかったような返事をする担当者もいますが、あなたのビジネスの事を偶然知っているということはほとんどありませんので、その返事に対して詳しく理由を聞くようにしましょう。

理由を聞き、本当にあなたのビジネスについて経験のある人であれば、大変ラッキーです。

ただ、このようなことはまずありませんから、あなたはECサイトを制作して「具体的にやりたい」ことを箇条書きにする必要があります。

あれこれ文章を書いても、制作会社の担当者は流し読みしますから、箇条書きが有効です。

  • ○○のようにしたい
  • ○○で決済できるようにしたい
  • ○○でカートの内容を確認できるようにしたい

このように箇条書きで表しましょう。

間違い(その2):相手の担当者は、あなたのビジネスを理解している

 

3: 納期vsコストvs品質

この3つはバランスが大切です。

しかし、初めてECサイトを制作しオープンするのなら、最初から完成された品質を求めるのはやめておきましょう。

と言いますのも、ECサイトと言ってもお客様商売ですから、どのようなものが好まれるかは「出してみないとわからない」からです。

ですから、完成された品質よりも、基本動作ができることを目指しましょう。

そして、品質よりもスピードが大切ですから「納期」と「コスト」の2つでバランスさせるのがおすすめです。

特に最初は「コスト」をあまり掛けずに、素早くスタートさせたいところです。

一日でも早くスタートし、良いところ、良くないところを実際の反応を見て改善しないといけません。

そのためには、次のような法則が当てはまります。

「納期>コスト>品質」

ECサイトで儲かれば、新たに完成度の高いECサイトを作ることもできます。
今回制作したECサイトを修正し改善することもできます。

しかし、まずは儲からないと何もできません。

ECサイトで儲けを出すためには、キャッシュを生み出すためには、何が必要でしょうか。

あなたが経営者や個人事業主の方ならおわかりの通りです。

「スピード」

これが全てだと私は思います。

間違い(その3):完成された品質を求める

 

4: 大手でも個人でも結局は「人間力」

ありがちな間違いを3つお話してきました。

この3つの間違いを見ていきますと、結局のところ大手であっても個人規模であっても制作会社へ求めるのは、あなたのECサイト制作にたずさわる人の「人間力」だと言えます。

  • ただ作ればいい
  • 言われたから作る
  • 儲けなんて考えていない

このような制作会社の担当者さんによって、あなたのビジネスの成長を助けてくれるECサイトが制作できるでしょうか。

自分のビジネスの成長を一緒に喜んでくれる「人」を見つけ、依頼するようにしてください。

5: 最後に

『自分のビジネスの成長を一緒に喜んでくれる「人」を見つけ、依頼するようにしてください。』

と申し上げましたが、あなたは

「そんな人はいないよ」

と心の中でつぶやかれたかもしれません。

そんな場合には、あなたと制作会社の間に入り、専門的な知識と経験で調整してくれる「パイプライン」役の人間を見つけることで解決できます。

  • あなたのビジネスに共感し
  • あなたのビジネスを学びながら
  • あなたのビジネスに効果のあるECサイトの設計をする

コンサルタントやマーケッターという肩書きではなく、あなたと一緒に実作業や管理作業、スケジュール調整などをやってくれる人を見つけてもらいたいのです。

このような人があなたのそばにいれば、あなたの仕事は減っていきます。
あなたの会社の社員さんやスタッフさんの仕事も減っていきます。

よくわからない「ECサイト」という分野の話だけでも、こういった専門性の高い外部とのやりとりをしながら実作業も代行する人がいれば、あなたの会社全体の仕事量が減ることは間違いありません。

自社だけで専門外のことをコントロールし、慎重に検査するのは簡単ではありません。
時間ばかり浪費する可能性もあります。

それなら、パイブラインとなる人間を外部から雇ってみるのも、良い方法だと思います。

こういった方法を活用し、あなたのWEB事業が素早くスタートできることを願っています。

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