例えば、すでに自社のお客様として一度でも取引を行った方には、比較的こちらからのメッセージは届きやすいものです。
しかし、まだ一度も取引を行っていない、いわゆる「見込み客」へメッセージを伝え行動を起こしてもらうことは大変です。これは一度でもセールス、マーケティング、プロモーションを実際に自ら行い経験した人なら分かると思います。
見込み客の心を動かすことは簡単ではなく、どうすれば伝えられるのかと悩んでおられる方も多いはず。
そこで僕の経験からお話しますと、様々なテクニックや仕組みを駆使しても全くといって良いほど反応がなかったのに、あることを偶然行っただけでグンと反応が変わったということがあります。
どのようなことを偶然行ったときに、見込み客は行動したのかというと
『自身の体験したときの興奮をそのまま再現して伝える。』
あなたも
・これスゴっ!
・スッゲー良い案を思いついた!
・へぇ~そうだったんだ!
というような、自分が心の底から関心したり、発見したり、ひらめいたりした体験があると思います。
これらを体験したときの感情を思い出してください。
記憶を蘇らせてください。
良い体験も悪い体験も、どちらも体験を詳しく描写できるようにするのです。
そうすると見込み客は、良い体験からのメッセージなら、あなたと同じように関心し、発見し、ひらめきを得て明るい未来をはっきりと想像するでしょう。
悪い体験からのメッセージであれば、あなたが感じた「二度と同じ目に遭いたくない」という後悔や悔しさ、恥ずかしさなどの感情が見込み客へ伝わり、見込み客自身も「そんな経験は自分もしたくない」と想像することでしょう。
自らの体験を呼び起こし、体験を早送りしながら再生し見込み客へ伝えることで、相手の心を動かすことができるのです。
経営者・個人事業主の方にとって(私も同じですが)、良い体験、良くない体験、どちらも見込み客の心を動かすために活用することができます。
これは利益、売上、事業の発展に欠かすことの出来ない、誰にも横取りされることのない、大きな財産ではないでしょうか。
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