経営者は孤独だと言われます。
確かに、その通りだと思います。
社員やスタッフに経営のことを話しても、働く理由や視点が違いますから、話が上手く通じません。
また、外部の知り合いに経営のことを話すと、場合によっては、相手の自慢話を聞かされることになり「面倒くさい」状態に遭遇することもあるでしょう。
とはいえ、いつまでもモンモンと悩み続けることは、思考にも体にも良いことなど一つもありません。
できればお休み前だけでも、悩みをいったん横に置き、スッキリとした状態になりたいものです。
そこで、今回は孤独な経営者の方へ、悩みをスッキリさせる方法を紹介します。
1: 本音をセルフトークする
イライラする。
不安がなくならない。
落ち込む。
こんなとき、
イライラするのは良くない。
不安はなくさないといけない。
落ち込むよりも元気でないといけないと。
こんな風に考えてしまいがちですが、ちょっと待ってください。
ここで大切なのは、まず自分の本音を自分が知ることです。
そこでセルフトーク(独り言)で本音を言いましょう。
イライラするのは、○○社の社長が嫌いだから。
不安なのは、来月の支払いが心配だから。
今回の入札が決まらなかったから落ち込んでいる。
本音を頭の中だけでグルグル巡らせるのではなく、言語化することで悩みを客観的に見ることができます。
2: セルフトークを紙に書く
セルフトークで出てきた本音を、あなただけのノートや手帳に書き込んでいきましょう。
このときも、本音を書き込むようにしてください。
「こんなことを思うのは良くない経営者だ」
「こんなことを考えるのは恥ずかしいことだ」
「相手のせいにするのは良くない」
こんなことは一度放置して、本音を書くようにします。
そうすると、自分はどういう人に、どんな感情を持つのかがパターンとして見えてきます。
3: 自分に問いかけてみる
最後に、書き出した本音を使って自問自答します。
例えば、
私:○○社の社長、話をするとイライラする!
もう一人のわたし:どうしてイライラするんだろう?
私:○○社長の収入が多いから
もう一人のわたし:収入が多いとどうしてイライラするんだろう?
私:自分もがんばっているのに、悔しいんだよ
もう一人のわたし:イライラは悔しさが原因なんだ
私:負けず嫌いだから、○○社長を見るとイライラするんだ
もう一人のわたし:今期、○○社長の年収を超えるとイライラしない?
私:そうかも
もう一人のわたし:じゃあ、超えるためには何をすればいい?
私:まずは△△の事業に集中して行動するといいかも
このように、自問自答することで「イライラの原因は相手のせい」だったことが「自分の捉え方」へと変えることができます。
この方法で感情の大きな揺れを整えることができれば、いつでもサッと思考を切り替えられ、スッキリとした毎日を送ることができるでしょう。
何をやっても、いつまでも恋い焦がれる相手を思うように、ぐるぐるぐるぐる頭の中をイライラの原因が回ってこびりついて離れない時は試してみてください。
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